御幣 五色 麻緒付き

2012年9月22日 by sporder

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御幣 五色 麻緒付き   

御幣をお取替えしました。  

お祭りにご使用されるもので、永年伝わる幣串はそのままに、 
年に一度、幣と麻を当家の方が新調されます。 

幣は緑・黄・赤・白・紫の五色で、 
中央に揚巻に結んだ麻緒をしつらえております。 

御幣の形は様々で、
幣の色や寸法、折り方、上部のかぶせの形、麻緒の結びなど、
先代から伝わる『かたち』を大切にしておられます。

御簾 人絹倭錦(新倭錦) 切房紅白二段染 

2012年9月21日 by sporder

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御簾 人絹倭錦(新倭錦) 切房紅白2段染   

御簾をお仕立てしました。 

ご家庭の神床に設えられるものです。 

幅2尺5寸(約75cm)、丈は180cmです。 

房は紅白2段染の切房で、 
40cmで巻きあげられるように房紐と鈎で調整しております。
 
倭錦の小葵柄は、有職文様の一つで、
冬葵をモチーフにデザインされたものといわれ、
装束・御簾・神祭具の調度等に多用されています。 
用途によって、地色や小葵の色合いが変わり、
それぞれの美しさがあります。

三方 8寸 胴太 吉野桧

2012年9月20日 by sporder

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三方 8寸 胴太 吉野桧 

胴太三方を製作しました。 
8寸の天(折敷)に、高さを揃えた 一回り太い脚を付けております。  

標準の8寸三方と組み合わせてることで、
収納がコンパクトになります。 

吉野桧の三方は、板目のため一台一台の木目や色合いが異なり、
一つとして同じものがありませんが、
そこに 自然がつくる無作為な美しさが感じられます。

額 白木枠   4尺6寸5分

2012年9月19日 by sporder

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額 白木枠     4尺6寸5分 

額を製作しました。 

白木(桧)製の枠で、幅は6寸5分(約141cm)です。 

天井までの寸法に制約があるため、
高さを標準寸法より若干縮めております。 

白木と濃い赤の色の対比に、
一点の曇りもない清純さを感じます。

胡床(相引) 大型 新倭錦(緑)

2012年9月17日 by sporder

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胡床(相引) 大型 新倭錦(緑)  

胡床を製作しました。  

祭典時に宮司様がご使用されるもので、
標準寸法よりひと回り大きい、大型の胡床です。 

座面は、緑地の新倭錦布で仕上げております。  

緑の新倭錦からは、
落ち着きのある上品な雰囲気が醸し出されています。

御簾 新倭錦 切房付き

2012年9月16日 by sporder

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御簾 新倭錦 切房付き

御簾をお仕立てしました。 

ご家庭の神床に設えれれるものです。  

寸法は幅82cm丈35cm、 
竹は綿糸表編み、布は新倭錦、
房は紅白二段染めの切房です。 

正面からは見えませんが、親骨に赤布を掛け、
布筋の裏面にも赤裏を付けた、御仕立で仕上げております。

御社台、神饌台(八脚案、八足台) 三段   

2012年9月15日 by sporder

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御社台、神饌台(八脚案、八足台) 三段

ご家庭の神床に設えられる、
御社台と神饌台(八脚案)を製作しました。

材質は、木曽桧材です。

幅は90㎝で、 最上段(120㎝)には御社を据えられるため
奥行52cmです。

2段目、3段目はご神饌用の台で、奥行は27㎝と24㎝です。

御社台の奥が深く、3台並べると奥行感が出て、
揺るぎない安定を感じる かたちに仕上がりました。

高張提灯 1尺4寸 家紋入り (丸に違い鷹の羽 ) 

2012年9月14日 by sporder

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高張提灯 1尺4寸 家紋入り (丸に違い鷹の羽 )  

高張提灯を製作しました。 

直径1尺4寸(約40cm)です。

正面にはくずし文字で『御神燈』、
後ろ面には、丸に違い鷹の羽 の家紋と、
氏名(うじな)を入れております。 

家紋の位置は、後ろ面のほかに、
側面に入れることもございます。

御簾房 切房6寸 紅白二段染め

2012年9月13日 by sporder

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御簾房 切房6寸 紅白二段染め  

御簾の房を製作しました。 

神殿用の御簾に設えるものです。 

紅白二段染めの切房で、 房本体の長さは6寸(約18cm)です。  

ご指定の巻上寸法に仕上がるように、
紐の長さと、鈎の寸法で調整しております。

冠 縁の修理 芯棒の取替え

2012年9月12日 by sporder

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冠 縁の修理   芯棒の取替え   

冠の縁を修理しました。 

永年の御使用で、下部の縁が擦り切れて、
下地の和紙が見え、一部は湿気が入り膨らんでいる状態でした。  

職人の手により、下地を固めて、
黒色を数回に分けて塗ることで、お使いいただける状態に戻りました。 

冠の一つは、心棒が折れておりましたので、
新しいものをお取替えしております。

完成後、三頭の並べると縁の高さや、
全体の丸みが一頭づつ異なっておりました。 

製作年代や、継承された職人の型による
微妙な『かたち』の変化は、興味深いものです。