絵馬の修理  

2012年5月24日 by sporder

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絵馬の修理

絵馬を修理しました。 

拝殿にご奉納されておられる絵馬ですが、経年と湿気によって、
額縁に納まる付近が朽ちておりました。

まず、 朽ちた部分切り出し、
同じ厚みの板を取り付けて 下地を再生しました。 

その後 全体に違和感が出ないように、
新調部分に彩色を行いました。 

今回の修理は、木工職人と絵師の円滑な連携によって、
元のかたちを再現できたように思います。

篠笛 (縦笛) 神楽用 

2012年5月23日 by sporder

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篠笛 (縦笛) 神楽用   

6穴の篠笛を製作しました。

お神楽にご使用されるもので、
材質は竹製、歌口が笛の小口ついた 縦笛です。 

篠笛は横笛が主流ですが 、
全国には 縦笛でご奉納される伝統も継承されています。  

御簾  正絹本倭錦  麻房付き   

2012年5月22日 by sporder

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御簾  正絹本倭錦  麻房付き   

御簾をお仕立てしました。 
ご家庭の御霊をお祀りされる神床に 設えられるものです。
(幅134×丈40cm) 

布は正絹本倭錦、竹は綿糸表編み、 
房は麻房三段染めです。   

40cmに仕立てた御簾の裾にパイプを巻き込み、 
鈎で巻き上げたときに 御霊舎と全体のバランスが釣り合うように、
房紐の長さを調整しております。

弓張提灯 御神燈  五瓜の木瓜(五瓜に唐花)、丸剣片喰   

2012年5月21日 by sporder

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弓張提灯 御神燈
五瓜の木瓜(五瓜に唐花)、丸剣片喰(まるにけんかたばみ)

弓張提灯を製作しました。
正面は 『御神燈』 の文字を入れ、
側面向かって右は 五瓜の木瓜(五瓜に唐花)を黒色で、
向って左には 家紋の 丸に剣片喰を赤色で入れました。

後面には、大字名と氏名を入れております。

今回のように 左右に家紋、社紋を入れる仕様は、 
地域に伝わるの伝統の形といえます。

 

 

 

 

 

三種神器  鏡(本倭錦) 6寸   

2012年5月20日 by sporder

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三種神器  鏡(本倭錦) 6寸   

神社拝殿の真榊に設えらる、神鏡を製作しました。  

直径6寸(約18cm)の神鏡に 、
正絹本倭錦と赤より房で仕立てた鏡袋に入れております。  

三種神器の鏡袋は、今回の正絹本倭錦の他に
正絹菊七宝柄や菊菱柄、金襴布等でもお仕立しております。

御霊舎  扉金具付、厚畳付 

2012年5月19日 by sporder

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御霊舎  扉金具付、厚畳付  

御霊舎を製作しました。 

幅45cmの大型のもので、
材質は木曽桧材、扉には銅地本金メッキ六枚八双の金具を付け、 
内装は紫布筋の戸帳、 繧繝縁の厚畳を設えております。 

平屋根で華美な装飾のない御霊舎には、
 質感の高い厚地の金具が釣り合います。

御簾 新倭錦 三枚割り 切房付き

2012年5月17日 by sporder

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御簾 新倭錦 三枚割り 切房付き   

神殿に設えられる 御簾をお仕立てしました。 

竹は綿糸表編み、布は赤新倭錦梅鉢紋入り、
房は紅白2段染の切房です。  

神床寸法が広いため、3枚割りでお仕立てをしております。 

御簾単体でなく、神殿全体の中で釣り合うように、
房は通常より大きめにしました。

八脚案(神饌台、八足台) ジョイント金具 かすがいⅩ型 スプルース材  

2012年5月16日 by sporder

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八脚案(神饌台、八足台) ジョイント金具 かすがいⅩ型 スプルース材  

八脚案を製作しました。 

幅91×奥行30×高さ70㎝で、材質はスプルース材です。  

脚は組立分解できるように、ジョイント金具仕様で、
揺れ止めにかすがいを入れております。 

かすがいは、御指定によりⅩ型で、ネジで着脱できるようにしました。

御額 栓材 金文字 

2012年5月15日 by sporder

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御額 栓材 金文字  

御額を製作しました。  

朱塗りの鳥居に設えられるもので、 
高さ1尺(約30cm) 材質は栓材です。 
額には、ご指定の文字(『正一位 稲荷大神』)を金色で入れました。  

額内に納まるように 『正一位』は横書き、『稲荷大神』は縦書きとしました。  

御神名は、金色の他に、赤色で仕上げることもできます。

額10尺 白木枠新調 表装  

2012年5月14日 by sporder

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額10尺 白木枠新調 表装  

額の白木枠を新調し、表装しました。 
額の幅が10尺(約3m)と大型の額です。 

神殿上部にしつらえると細く見えるため、
白木枠(縁)は太めの部材を使用しており、
大人2~3人で持たなければならない重量になりました。  
本紙は破れ等を補修し、赤布は正絹の赤羽二重です。 

本紙はやや色づいていますが、
白木と赤羽二重布に程良く馴染んでいるように思います。