2012年5月

御簾 赤地白紋 寿 切房紅白二段染

2012年5月31日 by sporder

724
御簾 赤地白紋 寿 切房紅白二段染   

3枚割り用袖御簾 御簾をお仕立てしました。 
(24×90cm 2枚)  

ご家庭の神床に設えられるものです。 

御簾は三枚割りの仕様ですが、 中御簾はすでにご用意されておられるため、 
左右の袖御簾のみの製作です。 

竹は綿糸表編み、布は赤地白紋 寿  房は紅白二段染の切房です。 

『寿』の赤色は、やや明るめの赤色になります。

外祭宮 銅板葺き 鞘建宮(鞘立宮) 3-3   

2012年5月30日 by sporder

723
外祭宮 銅板葺き 鞘建宮(鞘立宮) 3-3   

鞘建宮(鞘立宮)を設置しました。 

社業のご繁栄と安全を祈願して、十年毎にお取り換えされ、
今回で三回目の納入です。 

鳥居は朱色で塗り替え、御額(ブログNo.709)は同じく新調しております。 

真新しい白木の社殿と、神域を示す朱色の鳥居、
皐月の新緑が相まって、清々しい雰囲気漂う空間となりました。

揚巻房(揚巻/総角 ) 平頭 ・二重頭 緑色 

2012年5月29日 by sporder

722
揚巻房(揚巻/総角 ) 平頭 ・二重頭 緑色  

揚巻房を製作しました。 

神前幕の中心に設えられるもので、 
頭が一重の平頭と、 頭が重なっの二重頭の2種類です。  

今回は御指色の緑色で仕上げましたが、 
赤、朱、紫、古代紫、白等の色でも製作できます。  

揚巻は 、 昔の子供の髪の結い方に似ていることから、
結びの呼称になったともいわれますが、 
源氏物語47巻の総角 や 歌舞伎の役柄にその名が使われることから、
古人(いにしえびと)は 『あげまき』という言葉の響きに 
美しさを感じていたように思います。

外祭宮 銅板葺き 鞘建宮(鞘立宮) 3-2

2012年5月28日 by sporder

外祭宮 銅板葺き 鞘建宮(鞘立宮) 3-2     

昨日掲載の続きです。  
扉には、六枚八双の飾金具を取り付け、
内部には、赤紫の布筋の付いた戸帳、
繧繝縁の厚畳を設えております。  

正面観音開き扉上部には、格子の欄間が入り、 
細部にわたって丁寧に仕上げられております。

外祭宮 銅板葺き 鞘建宮(鞘立宮) 3-1    

2012年5月27日 by sporder

720
外祭宮 銅板葺き 鞘建宮(鞘立宮)  3-1   

鞘建宮(鞘立宮 さやだてみや) を製作しました。 

会社の敷地内に、社員の皆様がご参拝できるように設置されるもので、
材質は桧製、屋根には銅板葺いております。 

外祭宮にも様々な形状がございますが、
今回の仕様は ガラス入りの観音開き戸が付いて、
御扉が外部に出ない 鞘立宮 です。 

1枚づつ 細かく重ねながら葺かれた屋根に光が当たり、
 清々しい輝きを放っています。

神殿御簾  赤地白紋 雅

2012年5月26日 by sporder

719
神殿御簾  赤地白紋 雅  

御簾をお仕立てしました。 

神殿に設えられるもので、竹は綿糸表編み、
布は赤地白紋 『雅』 です。  

赤地白紋 『雅』 は、 
正絹地に近い濃い赤と、白銀の紋が組み合わさった、厚地の生地です。 

仕上がった御簾が かすかな光を受けると、 
濃い赤から白色の紋が上品に浮き出ます。

八脚案(神饌台、八足台) スプルース製 

2012年5月25日 by sporder

718
八脚案(神饌台、八足台) スプルース製  

八脚案(神饌、八足台)を製作しました。 

神殿に設えられるもので、
寸法は68×27×30cm(幅×奥行×高さ)です。 

材質は、スプルース材で仕上げております。

幅に対して、奥行が深く、
どっしりとした安定感のあるかたちに仕上がりました。

 

絵馬の修理  

2012年5月24日 by sporder

717
絵馬の修理

絵馬を修理しました。 

拝殿にご奉納されておられる絵馬ですが、経年と湿気によって、
額縁に納まる付近が朽ちておりました。

まず、 朽ちた部分切り出し、
同じ厚みの板を取り付けて 下地を再生しました。 

その後 全体に違和感が出ないように、
新調部分に彩色を行いました。 

今回の修理は、木工職人と絵師の円滑な連携によって、
元のかたちを再現できたように思います。

篠笛 (縦笛) 神楽用 

2012年5月23日 by sporder

716
篠笛 (縦笛) 神楽用   

6穴の篠笛を製作しました。

お神楽にご使用されるもので、
材質は竹製、歌口が笛の小口ついた 縦笛です。 

篠笛は横笛が主流ですが 、
全国には 縦笛でご奉納される伝統も継承されています。  

御簾  正絹本倭錦  麻房付き   

2012年5月22日 by sporder

715
御簾  正絹本倭錦  麻房付き   

御簾をお仕立てしました。 
ご家庭の御霊をお祀りされる神床に 設えられるものです。
(幅134×丈40cm) 

布は正絹本倭錦、竹は綿糸表編み、 
房は麻房三段染めです。   

40cmに仕立てた御簾の裾にパイプを巻き込み、 
鈎で巻き上げたときに 御霊舎と全体のバランスが釣り合うように、
房紐の長さを調整しております。