ブログNo.4528
浄衣 テトロン精好
浄衣をお仕立てしました。
祭事にお召しになります。
精好(せいごう)とは 縦糸に練り糸または生糸を密にかけ、
横糸に太い生糸を織り入れて固く緻密 に織った光沢のある布地です。
本来は絹糸のみでございましたが、
現在ではテトロンなど化繊地も重用されております。
今回の生地は、純白でなくやや生なりがかった柔らかな色合いでございます。
ブログNo.4524の続きです。
直垂袴も直垂と同じ生地になります。
海松色は、海に生息する海藻のミル(海松)に由来する色で、茶色みがかった緑色でございます。
海松色をはじめとする日本の伝統色は、
色合いや色名は自然に由来しており、僅かな濃淡にも色名が変わる程の繊細な美意識が包含されております。