2011年11月

三種神器 鏡と鏡袋(白地模様入)

2011年11月30日 by sporder

563
三種神器 鏡と鏡袋(白地模様入)  

鏡袋(白地模様入)を製作しましました。 
一昨日掲載の剣(ブログNo.561)と対をなすもので、
勾玉をあわせて、三種の神器となります。 
白一色で統一された神器は、 
穢れのない無垢の象徴のような感じがします。

御霊舎 屋根三段型 木曽桧材  

2011年11月29日 by sporder

562
御霊舎 屋根三段型 木曽桧材  

御霊舎を製作しました。 

①屋根が三段であること、 
②社の土台に神鏡が置けること、
③内寸法(230×170×230 mm幅×奥行×高さ) 
④材質は木曽桧材 
⑤ 扉には飾金具(銅地本金メッキ)を付ける 等 のご指定いただきました。

屋根は通常の厚みで三段にすると圧迫感が出ますので、 
下段よりやや薄めにしてバランスをとっております。  
扉には戸帳、 内部には繧繝布をしつらえました。

幅に対して奥行があり、 安定感のあるかたちに仕上がりました。

剣と剣袋(白地模様入)  

2011年11月28日 by sporder

561
剣と剣袋(白地模様入)   

剣と剣袋を新調しました。 
剣の全長は1尺3寸(約40㎝)で、
袋は白の地模様入りの厚地で質感のある生地です。 

紐の色も生地に合わせて白色にしております。 

神殿や拝殿にしつらえる三種の神器の袋の色は、
一般に赤系が多いのですが、
今回のように白系で揃えられることもございます。


 

御簾 正絹本倭錦 麻房突き 三社宮用 

2011年11月27日 by sporder

560
御簾 正絹本倭錦 麻房突き 三社宮用 

御簾をお仕立しました。 
外祭の三社宮にしつらえるものです。 

サイズは幅が9寸(約27cm)と小さい御簾ですが、 
正調にこだわり、布は正絹の赤本倭錦、 房は白赤黒の3段染めです。  

御社が開扉されると、三枚の御簾が正面に整然と並び、
神々しい雰囲気になるように思います。

神壇(SI型) 桧突板合板仕様  

2011年11月26日 by sporder

259
神壇(SI型) 桧突板合板仕様   

神壇SI型(3尺深型 扉無し)の下段引戸、側面、後面の板を、
プリント合板から木曽桧突板合板に仕様変更しました。

木曽桧の突板合板は、木曽桧を薄くスライスしたものを合板に貼ったもので、
桧材の風合いと、
無垢材に比べ割れや歪みの生じないのが特徴です。

他の仕様として、総木曽桧造り(すべて木曽桧で製作)や、
正面引戸を木曽桧材で仕上げ、
側面を木曽桧の突板合板で仕上げる場合もございます。

太鼓台、すりがね台 

2011年11月25日 by sporder

558
太鼓台、すりがね台  

太鼓台、すりがね台を製作しました。 
椅子等に着座して打たれるときに、太鼓やすりがねの位置を上げるためのもので、
高さを20cmにしております。 

脚の幅や長さに合わせて製作いたします。

材質は吉野桧材で 厚めの材を使うことで、
重量があり安定感のある台に仕上がりました。

高張提灯 御神燈 くずし文字

2011年11月24日 by sporder

557
高張提灯 御神燈 くずし文字   

高張提灯を製作しました。 
正面にはくずし文字で『御神燈』 、
側面には赤と黒の社紋の左三つ巴、
裏面には『氏子』 を入れました。  

今回はやや小さめの社紋を、 中心より少し上に描いており、
控えめな大きさですが、正面の文字とのバランスは良いと思います。 

左右の紋の大きさや、位置によっても 掛けた時の提灯のイメージは変わります。

霊璽 覆(おおい)  

2011年11月23日 by sporder

556
霊璽 覆(おおい)  

霊璽の覆を製作しました。 
布は、正絹朱地の菊七宝柄です。

霊璽の覆は、今回のように布だけのもの、 
霊璽の穴に合わせて穴をあけるもの、 
房や神鏡を正面にしつらえるものなど、
神官様や地域の風習等により、いろいろな仕様がございます。

朱色の七宝柄は、白無地の覆とは違う趣があります。

御簾(神殿御簾) 赤地白紋(寿) 切房付  

2011年11月22日 by sporder

555
御簾(神殿御簾) 赤地白紋(寿) 切房付

神殿にしつらえる御簾をお仕立てしました。

竹は綿糸表編み、布は梅鉢紋が入った赤地白紋の寿で、
房は紅白2段染めの切房です。

御簾の配置は、外陣(げじん)と内陣(内陣)があり、
外陣は両面仕立て、内陣は赤裏付仕立てです。

神殿全体に御簾をしつらえるには、相当な枚数が必要になりますが、
御簾は一枚、房は1本づつ専門職人の手造りによって仕上げれます。

幕(神前幕、玄関幕) テトロンちりめん  

2011年11月21日 by sporder

554
幕(神前幕、玄関幕) テトロンちりめん  

幕を製作しました。 
素材はテトロンで、ちりめんのような表面にしぼ(凹凸)が出ている
テトロンちりめんです。 

色は濃い紫で、左右に梅鉢(丸に梅鉢)紋を染め抜きました。 
正面と両側面の三面にわたって掛けれるため、 
紋位置は、正面でバランスよくに見えるように配しています。 

中央には、明るい紫の揚巻(房)をしつらえます。

厚みのある生地の濃紫と、白の染め抜きの対比によって、
より質感が高く見えます。