2011年8月
2011年8月31日 by sporder482
ご家庭での 神様のお祀り
新築されたご家庭の神床に、御社、御簾(ブログno.481)、三方等の神具一式を納入しました。
床の間の横に造られた神床は、桧造りで白壁という理想的な仕上がりで、
内装にも丁寧なしごとがなされています。
『家人が新居に住む前に、まず神様にお鎮まりいただくきたい』というご当主のお考えで、
畳と建具の入る前にしつらえております。
気高く清々しい雰囲気の中で、
神と向き合うことのできる空間が出来上がったように感じます。
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2011年8月30日 by sporder481
御簾 本倭錦(梅鉢紋入り) より房付き
御簾をお仕立しました。
新築された、ご家庭の神床にしつらえられるものです。
寸法は幅4尺5寸(約136㎝)、丈99㎝の一枚御簾で、
布は正絹本倭錦、房は紅白2段染めのより房です。
本倭錦の光沢のある濃い赤に合わせた、よ
り房の明るい紅白がお互いを引き立てています。
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2011年8月29日 by sporder480
太鼓塗り替え
8月23日掲載(No.474)の金具取り付け作業が完了し、 納入しました。
自然豊かで緑に囲まれた、神殿にしつらえました。
縁側から見える明るく爽やかな木々と、神殿内の陰影によって、
漆と本金箔で仕上げらた太鼓が より深みある色に見えます。
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2011年8月28日 by sporder479
金幣 釣り下げ型(吊り下げ型) 本金箔押し
金幣を製作しました。
細かな幣がつながり、下部に鈴が付いた釣り下げ型(吊り下げ型)で 、
幣には本金箔を押しています。
台座は、十字足に持ち送りのついた八双台です。
窓辺に金幣を置くと、
人が感じないような、僅かな風の流れに幣が揺れ、
『涼やかな』 という言葉どおりの 鈴の音が聞こえます。
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2011年8月27日 by sporder478
太鼓塗り替え 片面
太鼓を塗り替えました。
直径2尺3寸(約70cm)の大型の太鼓で、
片面のみを塗り替えです。
経年のご使用で、表面に細かい割れと
漆面の曇り等の劣化が見られましたが、
下地から造り直し、
本漆で仕上げた上に、本金箔で三つ巴がを描いております。
大きな太鼓の一面を、鏡のように仕上げるのは、熟練の塗師の技といえます。
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2011年8月26日 by sporder477
御簾 新倭錦 切房付き 赤裏付き仕立て
御簾をお仕立しました。
布は小葵柄の新倭錦、房は切房の2段染め、
赤の裏地を付けた 赤裏付き仕立てです。
小葵柄は、御簾をはじめとして
神殿調度や装束等に多用される文様です。
そのデザインの起源は、銭葵や冬葵など諸説がありますが、
完成された意匠でありながら、控えめで慎ましやかな印象があるので、
地模様としても多用されています。
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2011年8月25日 by sporder476
大型御幣 (幣と幣串)
大型の御幣を製作しました。
神社の当家にあたるお家が、毎年一柱ずつ奉納されるものです。
幣串は全長約160cm で材質は吉野桧材です。
幣は左右に五枚づつ垂れがあります。
御幣のかたちは、地域の風習や、神社の伝統によって様々で、
幣串の先端の形状や垂れの数(四垂れ、五垂れ等)、
紙の枚数、紙の色の組合わせ(白、紅白、五色)、
水引や麻緒の有無等、それぞれ異なります。
ただ、 それぞれが永年にわたって大切に守れていることを考えると、
できるだけ正確にお見本どおりにおつくりすることが、
私どもの務めであると 強く思います。
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2011年8月24日 by sporder475
神壇 総木曽桧造り 神壇を製作しました。
幅は97㎝で、材質は全て木曽桧材です。
正面にガラスの入った引戸、奥には正絹本倭錦の御簾をしつらえております。
上部の欄間の中心には、
立体感のある紋(丸に梅鉢)をお取付けいたしました。
木曽桧材の神壇には、 桧独特の芳香が漂い、
人肌のような白みと赤みが交じり合う風合いに、
自然の持つ落ち着きを感じます。
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2011年8月23日 by sporder474
太鼓台金具取り付け
太鼓台の錺金具(飾金具)を取り付けています。
太鼓の塗り替えの最終工程で、塗師によって本漆で塗り替えられた太鼓台に、
本金鍍金(メッキ)された金具を、本金鍍金の釘で取り付けて完成となります。
今回の一部の金具には、同じ位置のものでも、
菊と牡丹モチーフの配置を変えて変化をもたせています。
この違いは、製作に携わった者しかわからないことですが、
あえて僅かな変化をもたせることに 職人のこだわりが感じられます。
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2011年8月22日 by sporder473
神饌台(八脚案、八足案) 三段
神饌台を製作しました。
神殿の御社の前に、御神饌用の台としてしつらえられるものです。
材質は木曽桧材で 、三段とも幅と奥行は同じです。
高さにつきましては、御社の寸法、三方のサイズ、
神床の高さ等を鑑みて設定いたしました。
神饌台に、隙間なく供えられた御神饌が並ぶさまは壮観です。
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