戸帳をお仕立しました。
神殿の正面に設えられるものです。
幅179cm、丈96cmで、
生地は質感の高い上紡緞子です。
生地には、朽木の摺柄を入れ、
布筋は赤紫の胡蝶柄入りです。
戸帳を巻き上げることができるように、
布筋を両面に取り付けています。
(前回ブログ799 の続きです。)
太鼓と太鼓台を塗り替え、 金具を取り付けました。
太鼓の直径は1尺8寸(約54cm)です。
太鼓台は、生地が木製のため、
年月を経ると木がやせて(細くなって)、
ぐらつきが生じる事が多々ございます。
この度の台も、揺れがでておりましたので、
きちんとおさまるように補修をしております。
組み上げてみると新品と全く見分けがつないくらい、
美しく生まれ変わりました。
御社6尺(ブログNo.796)の台を製作しました。
全長7尺(約210cm)で高さは1尺2寸(約36cm)、
材質は桧材です。
台の高さは、
神殿の高さ、御簾の下がり具合、神饌台の高さ等を考慮して決定しました。
天板を標準より厚めに仕上げましたので、
全体にどっしりとした安定感が感じられます。