戸帳 布筋両面仕立 

2012年8月30日 by sporder

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戸帳 布筋両面仕立 

戸帳をお仕立しました。 

神殿の正面に設えられるものです。
 
幅179cm、丈96cmで、
生地は質感の高い上紡緞子です。 

生地には、朽木の摺柄を入れ、 
布筋は赤紫の胡蝶柄入りです。 

戸帳を巻き上げることができるように、
布筋を両面に取り付けています


太鼓・太鼓台 塗り替え 2-2 

2012年8月29日 by sporder

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太鼓・太鼓台 塗り替え 2-2 

(前回ブログ799 の続きです。) 
太鼓と太鼓台を塗り替え、 金具を取り付けました。 

太鼓の直径は1尺8寸(約54cm)です。 

太鼓台は、生地が木製のため、
年月を経ると木がやせて(細くなって)、 
ぐらつきが生じる事が多々ございます。 

この度の台も、揺れがでておりましたので、
きちんとおさまるように補修をしております。  

組み上げてみると新品と全く見分けがつないくらい、 
美しく生まれ変わりました。 

幕房 揚巻(房)  1尺 

2012年8月28日 by sporder

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幕房 揚巻(房)  1尺   

幕房(揚巻房)を製作しました。 

御神前の幕に設えられるもので、 白色の平頭のより房です。  

寸法は、紐を含まない房本体の長さが1尺(約30cm)の大型の房です。  

ねじれることなく、 柔らかな曲線で結び上げられた揚巻は、
職方の熟練の手業といえます。

高張提灯 1尺4寸  三色幕柄 

2012年8月27日 by sporder

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高張提灯 1尺4寸  三色幕柄

高張提灯を製作しました。

御祭典にご使用されるもので、 直径1尺4寸(約40cm)、
正面に社名、 後ろ面に年月日と『氏子中』、
側面には御神鳥の鳩、
全体に色彩豊かな三色幕を描いています。

向かい合う、ふくよかな鳩のデザインは、
永年にわたって継承されたかたちです。

 

八脚案(神饌台、八足台) 桧製 幅6尺(約180cm)  

2012年8月26日 by sporder

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八脚案(神饌台、八足台) 桧製 幅6尺(約180cm)  

八脚案(神饌台、八足台)を製作しました。 

神殿の御神饌用にお使いになるものです。 

材質は、天板が木曽桧材、脚部は吉野桧材です。 

常設の案でなく、大祭等で御神饌が多いときのご使用のため、
平素は分解収納できるように、ジョイント金具仕様にしております。 

幅が広いですが、脚が高すぎず、
奥行きが9寸(約27cm)あるため、
安定感のある『かたち』に仕上がりました。

御簾 正絹菊菱柄 切房二段染め  

2012年8月25日 by sporder

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御簾 正絹菊菱柄 切房二段染め  

御簾をお仕立てしました。 

ご家庭の神床に設えられえるものです。 

布は正絹の菊菱柄、 房は切房の紅白二段染めです。 
菊菱柄には、 麻房の三段染め、 
より房・切房二段染の組合わせが調和します。

太鼓・太鼓台 塗替 2-1 

2012年8月24日 by sporder

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太鼓・太鼓台 塗替 2-1

太鼓と太鼓台を塗り替えました。

金具類を外して、 太鼓・太鼓台を黒漆と本金箔で塗り替え、
金具類を新調しております。

軒先に掛けた簾によって、夏の日差しが幾分柔らかくなり、
塗り上がった漆は、深みのある黒に輝いています。

御簾 交織倭錦 麻房付き

2012年8月23日 by sporder

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御簾 交織倭錦 麻房付き

御簾をお仕立てしました。

ご家庭の神床に設えられるものです。
全幅188cmで丈は45cm、布は交織倭錦の裏付き仕立て、
房は麻房の三段染めです。

ご指定の巻上の寸法に合うように、
房紐の長さや鈎の寸法を調整いたします。

御社台 7尺 (6尺御社用)  

2012年8月22日 by sporder

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御社台 7尺 (6尺御社用)   

御社6尺(ブログNo.796)の台を製作しました。 

全長7尺(約210cm)で高さは1尺2寸(約36cm)、
材質は桧材です。

台の高さは、
神殿の高さ、御簾の下がり具合、神饌台の高さ等を考慮して決定しました。 

天板を標準より厚めに仕上げましたので、
全体にどっしりとした安定感が感じられます。

御社 6尺 総桧製 

2012年8月21日 by sporder

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御社 6尺 総桧製 

御社を製作しました。 

台幅6尺(約180cm)、総高さ7尺(約210cm)の大型の御社で、
材質は桧材です。 

奥行きに制約があるため、 
標準寸法より若干浅くしております。 

扉本体は、大人二人でも移動させるのが困難な重量で、
間近で見ると大きすぎるように感じますが、 
離れて見ると社の中心に目がいき、全体に安定感が感じられます。 

単なる図面上の寸法でなく、どの部分をどの程度強調するかは、
職人の長年の経験と感性に裏付けされたものであるといえます。