玄関幕 丸に梅鉢紋入り テトロン縮緬(ちりめん)  

2012年12月5日 by sporder

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玄関幕 丸に梅鉢紋入り テトロン縮緬(ちりめん)  

玄関に設えられる幕を製作しました。 

全幅500cm 丈94cm、 素材はテトロン縮緬です。 

玄関の正面が380cmで
左右に60cmづつ折れるようにとのご指定でしたので、
紋は380cmの中でバランスがとれるように配しております。  

正面で巻上げる揚巻房は、 明るい紫の平頭より房をご用意しました。 

幕と房の色合いを、明るさの異なる同系色を合わせることで、
奥ゆかしさが感じられます。


山の辺の道 師走の紅葉   

2012年12月4日 by sporder

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山の辺の道 師走の紅葉   

底冷えする師走二日の早朝、
人麻呂の歌碑前から望む東の山は、群青の明るさが広がり、
彼方には一点の星が光っています。  

弘法大師が開基された長岳寺の鐘楼門横には、 
葉を残した一本の紅葉が残っています。 

日本最古の鐘門を背にした紅葉は、
師走の晴れ空の光りに照らされ、
真紅のグラデーションのように見えます。

額(白木枠) 140㎝

2012年12月2日 by sporder

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額(白木枠) 140㎝

額を製作しました。 

神殿中央に設えられるもので、
全幅140㎝、高さ55㎝の御指定寸法でおつくりしました。

縁は木曽桧材で、裂地は赤色の羽二重布です。  

専門職人の手によって額縁は隅々まで綺麗に仕上げられ、 
木曽桧の柔らかな色合いと、羽二重の深い赤色に、
白色の本紙が引き立っています。

楽人服(海松色)

2012年12月1日 by sporder

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楽人服(海松色)   

楽人服を製作しました。 

布地は海松色(みるいろ)で、つゆ紐や胸紐等は白紫のぼかしです。 

最近は雅楽の演奏が各所で行われる機会が増え、
雅楽を演奏する楽人の衣装も舞台栄えするように、
狩衣等明るい色合いのものも見受けられます。 

しかし、宮内庁の楽人は、演奏に海松色の装束を着用されることから、 
楽人服の基本色は海松色とされています。 

オリーブグリーンと茶系色の糸で織りあげられておりますので、
光の当たり具合や、見る角度、装束の動きによって、違った色に見え、
奥ゆかしさを感じる色合いといえます。

見台の房  白より房 平頭

2012年11月30日 by sporder

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見台の房  (白より房 平頭)

見台の房を製作しました。 

地方で大切に継承されている地歌舞伎の中で、
浄瑠璃の見台に設えられるものです。 

仕様は平頭のより房で、
一つの頭に二重の紐で揚巻に結ばれています。 

小さい結びの揚巻房は際立ちすぎず、
黒い漆塗りの見台を引き立てるように思います。

八脚案 神饌台 木曽桧製 二段

2012年11月29日 by sporder

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八脚案 神饌台 木曽桧製 二段    

八脚案(神饌台・八足台)を製作しました。 

天板が木曽桧材、段差16㎝の二段型です。 

上段の幅が110㎝、下段幅が100㎝、
奥行もそれぞれ26㎝、30㎝と異なります。 

寸法が一様でない八脚案ですが、 
二台を並べると違和感なく納まりました。

扇桐箱(6対 12本用)  

2012年11月28日 by sporder

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扇用桐箱(6対 12本用)

扇(扇子)を収納される箱を製作しました。

材質は桐材で、9寸(約27cm)の扇が6対(12本)
納まる寸法に仕上げております。

仕様は、中板を入れた2段式、蓋は印籠蓋です。

蓋をした時に隙間が無く、精度の高い仕事は、
桐箱職人の熟練の技術です。

御簾 正絹本倭錦 麻房三段染め 

2012年11月27日 by sporder

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御簾 正絹本倭錦 麻房三段染め  

御簾をお仕立てしました。 

神棚に設えられるもので、幅120cm丈30cmです。 

竹は綿糸表編み、 布は正絹本倭錦、
房は赤白黒の本麻三段染めです。 

お仕立ては、布筋裏面と親骨に赤布を付けた、
赤裏付仕立てです。 

神棚に深い赤色が美しい 正絹本倭錦の御簾がおさまると 気配が一転し、
清々しい雰囲気になるように思います。

胡床(相引) 白、新倭錦赤 、交織倭錦赤

2012年11月26日 by sporder

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胡床(相引) 白、新倭錦赤 、交織倭錦赤   

胡床(相引)を製作しました。 

祭典にお使いされるものです。 

サイズは標準寸法で、
座面は、白帆布、赤色の新倭錦、赤色の交織倭錦の3種類です。 

座面の色や生地について明確な決まりはありませんが、
一般的には、祭儀や結婚式等において、 
一般参拝者・参列者は、白帆布又は新倭錦、
祭主・祭官・神官等は、それより上質の布をご使用されます。  

最近の結婚式場等ウエディング関係では、厳かさと華やかさな雰囲気を醸し出すために、
参列者の座面の色も、赤系の新倭錦や交織倭錦が増えております。

赤ぼんぼり 3尺 火袋張り替え  

2012年11月25日 by sporder

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赤ぼんぼり 3尺 火袋張り替え   

高さ3尺(約90cm)の赤雪洞の火袋を張り替えました。  

布は、正絹の赤羽二重を使用し、 
専門職人の手によって一枚一枚丁寧に張り上げられました。 

張り替えられた赤雪洞は、柔らかな明かりを放ち、
神殿を穏やかに照らします。