2012年3月

2012年3月29日 by sporder

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扇箱  桐箱  

扇箱を製作しました。  
材質は桐材で、多数の扇を収納されるため、
幅38×奥行31×房さ15cmの大型の収納箱です。 

蓋はかぶせ蓋仕様です。 

紙や布素材のお品を収納する場合、
桧材よりも、油分(ヤニ)の出ない桐材が適しています。

霊璽  吉野桧製  

2012年3月28日 by sporder

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霊璽  吉野桧製  

霊璽を製作しました。 
材質は吉野桧材で、全高は173mm、覆(かぶせ蓋)は無しです。  

霊璽の形状は尖頭型が多いですが、
平らのものもあり、サイズも地域や製作年代等によっても様々です。 
覆(かぶせ蓋)を被せる場合には、
白木のままのや、その上から金襴等の布で覆うこともあります。

他の仕様として、 
薄板(標木)を何枚も入れることのできる形もございます。

御簾房 切房二段染め 

2012年3月27日 by sporder

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御簾房 切房二段染め  

御簾房を製作しました。 
神殿御簾の房をお取替えされるもので、
房本体は6寸(約18cm)、切房の紅白二段染めです。 

紐の長さは、ご指定の寸法で仕上げております。 

御簾の房は、一枚の御簾に二本が基本で、
装飾的な意味合いだけでなく、鈎(かぎ) で巻き上げるために必要です。

御簾の巻き上げ寸法は、鈎の寸法と紐の長さによって決まります。

楽太鼓  3/3 楽太鼓組み立て完成

2012年3月26日 by sporder

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楽太鼓  3/3 楽太鼓組み立て完成   

楽太鼓を組み上げました。 

太鼓台(ブログNo.661)は、全て部品に分かれており、 
釘や接着剤を使用せずに、 蟻組で組み上げます。 

上部に火・水・雲等を意匠化した火炎と呼ばれる金具差し込み、 
中央に太鼓本体(ブログNo.662)を掛けます。 

太鼓の左右の金具を、房(ブログNo.658)と紐で結び、 
丸枠の左右の撥掛けに撥(ブログNo.663)を掛けて、
楽太鼓が完成します。 

楽太鼓は、細分化された専門職人の技術の結集です。

標木 木曽桧

2012年3月25日 by sporder

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標木 木曽桧 

標木を製作しました。 
御霊様のお名前を記すもので、 
サイズは39×154mmです。 

材質は木曽桧材で、先端が尖った尖頭型です。

標木は、納める場所(社、霊璽等)や地域によって
寸法や形状が大きく異なります。

楽太鼓撥

2012年3月24日 by sporder

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楽太鼓撥 

太鼓の撥をご用意しました。  

太鼓の撥は木製で、黒塗り仕様で頭を革巻きしております。 

楽太鼓の撥は、革巻きで、一般の撥に比べやや短いのが特徴です。 

より装飾性を高める為ために 
柄の部分に飾り金具を取り付ける場合もございます。

楽太鼓  2/3 楽太鼓本体 

2012年3月23日 by sporder

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楽太鼓  2/3 楽太鼓本体   

楽太鼓の彩色が仕上がりました。 
楽太鼓は、太鼓職人の手で作られた太鼓に、
塗師によって 面と胴はもとより
鋲の頭一本一本に至るまで本金箔で仕上げれられ、
絵師によって彩色されます。 

今回の楽太鼓の図柄は、三つ巴の獅子です。 

幼いころから見慣れた意匠ですが、 
偶然 強い光に当たったときに、獅子の目が輝き、 
飛び出して来るくらいの獅子の躍動感を目にし、
あらためて絵師の技量に気づきました。

楽太鼓 1/3 太鼓台金具取り付け

2012年3月22日 by sporder

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楽太鼓 1/3 太鼓台金具取り付け  

楽太鼓台に金具を取り付けました。 

楽太鼓の台は、黒漆仕上げに金縁又は朱縁が基本ですが、
より華やかさを演出するために錺金具(飾金具)をお取付けします。

草花の意匠の金具は、台の曲線に控えめにおさめることで、
  漆と金具が引き立ちあいます。

御霊舎 八幡宮 木曽桧造り 総八双扉金具付き 2/2 

2012年3月21日 by sporder

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御霊舎 八幡宮 木曽桧造り 総八双扉金具付き 2/2  

ご家庭の御霊の神具一式を納入しました。
神床にあわせた寸法に、
御霊舎(ブログNo.659),御社台(ブログNo.650)神饌台(八脚案)(ブログNo.651)
御簾(ブログNo.652)を全てお誂えしております。  

御霊舎の内部も 厚畳・紫布筋の戸帳を設えました。  
神床の内壁三面には、白布を張り、
白木の社等の神具、御簾を設えることで、 
清々しい気持ちで参拝できる 間ができたように思います。

御霊舎 八幡宮 木曽桧造り 総八双扉金具付き 1/2  

2012年3月20日 by sporder

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御霊舎 八幡宮 木曽桧造り 総八双扉金具付き 1/2  

御霊舎を製作しました。 
ご家庭の霊璽が全て納められるように、
通常の形よりも、胴幅、奥行とも 広くしました。   

素材は、全て木曽桧材で、屋根や高欄など
内部にわたって、最上の仕上げをしております。 

金具類にもこだわり、扉には、厚地の総八双本金メッキ金具、
階段には段金物、木口金具、 勝男木にも金具をお取り付けしました。 
 標準のかたちより幅広ではありますが、
柔らかな木曽桧の美しさと相まって、落ち着きのある社に仕上がりました。