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388 山の辺の道 畦道の朝露
皐月十八、十九日の早朝です。
人麻呂の碑の後ろの、龍王山の稜線から朝日が昇ります。
時折野鳥の声がきこえる静粛の中、 田植え前の畦道の草々に朝露が残り、 皐月らしい清々しい輝きを放っています。
カテゴリー: 大和の古道 山の辺の道
387 白木ぼんぼり 十字足 朝顔型
白木ぼんぼりを製作しました。 全高4尺(約121cm)、脚部は十字脚、火袋は反りの入った朝顔型です。 通常のものより安定感が出るように、軸や火袋の骨を太めに仕上げています。
白木のぼんぼりは、見る方向によって 華奢で繊細に見えたり、 落ち着きのあるかたちに見え、とても趣を感じる神殿内調度です。 火袋の反り具合は、職人が代々受け継ぐ伝統のラインです。
カテゴリー: 照明 御明かり 灯明
386 御簾 本倭錦 パイプ巻き
御簾をお仕立しました。 布は、正絹本倭錦、竹は表編み、房は麻房三段染めです。 御簾の裾にふくらみのある質感をもたせるため、パイプを巻き込みました。 巻き込むことで、御簾の落ち着きも良くなります。
カテゴリー: 御簾
385 祭壇 4尺5寸 出張祭事用
祭壇を製作しました。 出張祭事にご使用されるため、軽量で組立分解できるかたちです。 脚部は桧材、 天板は5分(約1.5cm)の厚みのスプルース材を使用しました。 かすがいを 斜めにせず、横にする形も製作できます。
カテゴリー: 神具, 祭具
384 高張提灯 隅切り角に蔓柏
高張提灯を製作しました。 正面には『御神燈』、後面にはお名前『○○氏』、 側面には家紋を黒で入れました。 職人の手によって、家紋の『隅切り角に蔓柏』が力強く描かれています。
カテゴリー: 提灯
383 戸帳 赤
赤色の戸帳をお仕立しました。 小葵の柄の入った赤生地に、紫の布筋(のすじ)を付け、 朽木柄を刷り込んでおります。
濃い紫の布筋の間からのぞく地模様に奥ゆかしさがあり、 白地の戸帳とは違った趣を感じます。
カテゴリー: 神具
382 胴長太鼓 革張り替え(両面)
胴長太鼓の革を両面張り替えました。 革面8寸約24cm)の太鼓です。 経年のため 革面及び胴部分が劣化しておりましたが、 革を張替え、胴部分もニス引きすることで、元の姿に戻りました。
太鼓職人の熟練の技で、 二重の鋲が、太鼓の円周に隙間なく、等間隔で打ち込まれています。
カテゴリー: 楽器類, 修理・修復
381 箱宮ケース HA 板欄間仕様
当店既製品の箱宮ケース(HA型 幅約41cm)の上部に 板欄間をお取付けしました。 御霊舎をおさめられるにあたり、 できるだけ清楚にというご指定で、 御簾を掛けずに、板状の欄間を取り付けております。
装飾や飾りのない分、社が迫ってくるような、白木の力強さを感じます。
カテゴリー: 神壇 祭壇, 御霊をお祀りするための神具
380 大榊(人工榊)
大きい人工榊を製作しました。 神殿にお供えされるもので、全長約90cm葉のボリュームは標準です。 ご指定(全長、全幅、葉のボリューム)によって、いろいろなサイズの大榊・大玉串を製作いたします。
379 御神体箱・御分霊箱(桐箱) 落とし蓋
御神体をおさめる箱を製作しました。 幅約30cm高さ約40cmのやや大きめのもので、材質は桐材です。 正面は、戸を引き上げる 落し蓋(落とし蓋)仕様です。
桧材とは異なる風合いで、素材そのものに、慎ましやかさを感じます。