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375 御簾 朱地十六菊 より房付き
御簾をお仕立しました。 布は、朱色に十六菊が金糸で織り込まれたもので、 竹は表裏を交互に編んだ一本返し編みです。 幅が約12尺(約360cm)と長尺のため、房を四本つけております。 仕立ては、表裏同じの両面仕立です。
朱色の生地には立涌の雲が地模様で入り、 紅白2段染めのより房との釣り合いが、 上品な華やかさを演出しているように思います。
カテゴリー: 御簾
374 皐月二日の山の辺の道
皐月二日の山の辺の道です。 石畳の坂の上には、新緑の青紅葉が覆いかぶさり、 葉の隙間から日の出の光が差し込んで、 思わずその場所に佇んでしまいました。 あぜ道には、柔らかく輝く、綿毛を残したタンポポが咲いています。
カテゴリー: 大和の古道 山の辺の道
373 太鼓 片面張り替え+塗り替え
2/23ブログに掲載しました、片面張り替えの太鼓を塗り上げました。 太鼓面は、黒漆で塗り上げ、その上から本金箔で巴を描くのですが、 撥で太鼓面を叩くため、 漆を厚く塗りすぎるとひび割れがおこり、 薄くすると漆本来の光沢が得られません。 その絶妙の塩梅は、代々受け継がれた職人伝承の技といえます。
カテゴリー: 楽器類, 修理・修復
372 八足(八脚案) 紫檀板埋め込み
天板の上面に紫檀板を埋め込んだ八足(八脚案)を製作しました。 材質は木曽桧材で、既製品1尺5寸の八足より脚を高くしております。 天板の幅と総高さが同寸法ですが、 下に空間がある分、脚の方が長く見えます 。
カテゴリー: 神具, 祭具
371 御神体覆 人絹緞子 布筋紫
御神体をおさめられる箱の覆(おおい)をお仕立しました。 小葵の地模様の入った人絹緞子に朽木(くちき)(柄を刷り込み、 胡蝶柄を入れた紫色の布筋(のすじ)を取り付けています。 裏面は、白布で裏地をつけた袷仕立てです。 刷り込まれた朽木柄は 朽ちた木の木目を意匠化したものとされ、 吉祥文様の一つです。
370 高張提灯 梅鉢紋入り
高張提灯を製作しました。 直径1尺4寸(約40cm)の和紙張りの提灯で、当店で一番良くご注文いただくサイズです。 正面には、丸に梅鉢の紋、後面には教会名を入れ、 上部には赤で 天つなぎ柄を入れました。 提灯の表面には、油引き加工をしております。
カテゴリー: 提灯
379 御簾 社殿用 正絹本倭錦 麻房付き
外祭宮の大型社殿用の御簾をお仕立しました。 布は、正絹本倭錦で、房は麻の三段染めです。 御簾の下部には、下縁もお付けしております。 裏側の親骨(竹)が直接見えないよう赤布で覆い、 の筋の裏側も赤色の裏布をつけました。 白木の社殿に、落ち着きのある色合いの御簾が一層映えます。
カテゴリー: 御簾, 神殿 ・ 社殿
368 灯明台 八脚案型
灯明用の台を製作しました。 材質は、木曽桧材です。 通常八脚案の天板は1寸(約3cm)のものを使用しますが、 今回は寸法が小さく(30×10×11cm)、灯明も軽いため、 厚みを5分(約1.5cm)にして、 脚部と天板を糊付けで固定しております。
カテゴリー: 神具
367 桐箱 器収納箱
祭事にお使いになる器類を収納する箱を製作しました。 材質は桐製で、全面の板は引き上げ式になっています。 板を入れると、どの部分が開くのかわからないくらい、 精密に仕上げられた桐箱は、職人の熟練の技の賜物です。
366 御簾 金紋入り(梅鉢) 一本返し編み
御簾をお仕立しました。神殿用の大きいもので(幅117丈210cm)、 竹は、表裏を交互に編んだ一本返し編みで、布は、雅の金紋です。 表裏が同じに見える 両面でお仕立しました。(房は表側) 紅白2段染めの房頭の白が入ることで、全体が明るく清らかな雰囲気になったように感じます。