御輿用の側面にお取り付けする段金具を製作しました。
飾金具職人の手によって手造りされたもので、
銅の生地に、周りには唐草文様、
中央には社紋の鎌卍(かままんじ)が浮き出るように打ち出され、
全体には本金メッキがなされています。
平面の金具の中で、綺麗に丸みを帯びた社紋を打ち出すのは、
職人の熟練の技です。
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奉書、水引、片木 片木折敷(ブログNo。485)、草鞋(わらじ)
奉書、水引、麻緒、片木 折敷、草鞋(わらじ)をご用意しました。
村の当家(とうや)の方が、毎年ご準備されるもので、
奉書、水引、麻緒(本麻)を使って、御幣などの祭具を御作りになられます。
二名の当家の方が草鞋をはいて、神事につかれるもの、村の伝統です。
薄板(経木)の内側に桧の角材で縁を付けた折敷を製作しました。
村の祭事にご使用されるもので、毎年決まった数量をおつくりしています。
他の村では、桧の縁の代りに竹ヒゴの縁の折敷(ブログNo.174)をご使用されます。
場所が変わると細かな仕様も変わりますが、
それぞれの地域で折敷の原型を、伝統として大切に守っておられます。
新築されたご家庭の神床に、御社、御簾(ブログno.481)、三方等の神具一式を納入しました。
床の間の横に造られた神床は、桧造りで白壁という理想的な仕上がりで、
内装にも丁寧なしごとがなされています。
『家人が新居に住む前に、まず神様にお鎮まりいただくきたい』というご当主のお考えで、
畳と建具の入る前にしつらえております。
気高く清々しい雰囲気の中で、
神と向き合うことのできる空間が出来上がったように感じます。
8月23日掲載(No.474)の金具取り付け作業が完了し、 納入しました。
自然豊かで緑に囲まれた、神殿にしつらえました。
縁側から見える明るく爽やかな木々と、神殿内の陰影によって、
漆と本金箔で仕上げらた太鼓が より深みある色に見えます。