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452 壁代(かべしろ)、戸帳(とちょう)
ご家庭の神床の壁代をお仕立しました。 御霊舎をお祀りされるにあたり、神床をより神聖な場とされるため、 神床の三面(後面と両側面)に設えらるものです。
お仕立は、人絹緞子の生地に紫色の布筋を入れております。 布筋は、三面の寸法に合わせてバランスよく収まる位置に取り付けました。
壁代に囲まれた御霊舎は、 『凛』ということばがふさわしい、気高い雰囲気に包まれています。
カテゴリー: 神具, 祭具
451 太鼓台 塗り替え 金具取り付け
太鼓台の金具を取り付けています。 太鼓本体及び、太鼓台、鉦鼓台の全体塗り替えとして お預かりしているものです。
台本体は、塗師によって新品同様に塗りかえられ、 金具類も職人によって本金鍍金をかけられ、 すべての部品を組み上げる工程に入りました。
今回の金具は、脚部のラインに沿って綺麗に仕上げられており、 金具を取り付けていても、気持ちよくおさまってゆきます。 作業場の前から差し組む自然光によって、 金具は、本金鍍金独特の高貴な輝きを放っています。
カテゴリー: 楽器類, 修理・修復
450 麻房 三段染め 5寸
白赤黒三段染めの麻房を製作しました。 ご家庭の神棚の御簾に付いている、房のお取替えです。
麻房は、麻の選定、染色、組み上げに至る全ての工程が、 専門職人の手仕事による、純粋な手造り品です。
房をお取替えされるだけでも、 御簾の雰囲気が変わり、 神棚全体が清々しい気に包まれるように思います。
カテゴリー: 御簾
449 御社 木曽桧造り
小型の御社を製作しました。 『お札の寸法に合わせてできるだけ小さくて、質感の高いものを』 とのご依頼にあわせておつくりしたものです。
寸法が、台幅20cm、総高さ25cm と標準的な社に比べ、かなり小ぶりですが、 お札の高さを確保するために、 内部の床を下げております。
総木曽桧材で造られた御社は、小さいはいえ、 しっかりと存在感のある社に仕上がりました。
カテゴリー: 御社・御宮 ・御霊舎
448 御神体箱(桐箱)と白布団(白羽二重)
御神体箱と白布団を製作しました。 御神体箱は、桐製のかぶせ蓋で、底部に繧繝布を敷いています。 御神体箱の下に敷かれる布団は、白の羽二重布でお仕立てしました。 布団の寸法や厚みも、前回の御造営の時と同寸同仕様でお仕立しています。
桐材と白羽二重の組み合わせは、 穢れのない神聖なかたちをあらわしてるように感じます。
447 三方 吉野材 胴太
胴太の三方を製作しました。 材質は、吉野桧材です。 天(折敷)の寸法が、8寸、6寸に対して、 2サイズ大きい1尺用、8寸用の胴(脚部)を取り付けております。
胴が太いため、安定感のあるかたちになりました。
446 御簾 赤地白紋 切房付き
神殿の御簾をお仕立しました。 竹は綿糸表編み、布は赤地白紋(梅鉢紋)十釜の寿で、 房は紅白2段染めの切房です。 御簾の裾にはパイプを巻き込んで、 巻き上げているような質感を出しています。
445 高張提灯 地蔵尊
高張提灯を製作しました。 直 径1尺4寸(約40cm)の標準的な寸法です。 正面には『地蔵尊』 後面には、お堂と御奉納者を入れました。 正面の文字はお見本どおりの、 同じかたちの文字を入れております。
カテゴリー: 提灯
444 おかきさげ収納箱 桐製
おかきさげの収納箱を製作しました。 おかきさげを立てた状態で収納できるように、前面は引き上げ式です。 材質は総桐材で、ご指定により正面に梅鉢紋を入れております。
桐材には、桧材とは違う穏やかな風合いがあります。
カテゴリー: 神具
433 胴長太鼓 革張替
胴長太鼓の革を張り替えました。 直径1尺8寸(約54cm)の大型の太鼓で、 長年のご使用で革に緩みが出ており、 両面とも張り替えております。
先日も職方と話をする機会があり、 『革の張り具合も、基本を大切にしながら、従来のかたちに固執することなく、 今のお客様のご要望に合わせて変化させている』とのこだわりを聞きました。
張りあがった革の縁に並ぶ、鋲が等間隔に一線に並ぶさまからも、 技術の高さがうかがえます。