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608 胡床(相引) 楢樫製 赤交織倭錦
胡床(相引)を製作しました。
脚部の素材は楢材で、布は赤色の交織倭錦です。
胡床は白地の帆布張りが一般的ですが、 座面の布の変更や、脚部の黒塗り、 飾り金具等を取り付けることで、趣が大きく変わります。
白木の脚部と、赤倭錦の対比が上品です。
カテゴリー: 神具, 祭具
607 御簾 新倭錦 切房三段染め
御簾をお仕立しました。
ご家庭の神棚にしつらえられるものです。
布は小葵柄の新倭錦、房は切房三段染めで、 仕立は赤裏付き、 下部に下縁をつけております。
簾の『す』ということばには、 『隙』『透』 という意味もこめられていると言われますが、 神の空間と人の領域を完全に遮断するものでなく、 つながりを持ちながら境界を示すのであると思います。
カテゴリー: 御簾
606 桐製 木札箱
木札を収納する箱を製作しました。
材質は桐材で、木札を立てて収納されるため、 縦長の形状で、正面は引き上げ式にしました。
桐材は、 恒湿作用があり ヤニ(油分)が出ず、難燃性で防虫効果も高いことから、 貴重品の収納に適した素材です。
専門の桐職人の手によって、 隙間の無い、緻密な仕上がりの箱が出来上がりました。
八脚案 灯明台 木曽桧材
八脚案 灯明台
灯明台を製作しました。 神殿で灯明を置くためにお使いになるもので、 材質は木曽桧材です。
脚部と天板の取り付けは、ご指定により糊付け仕上げです。
幅32cmの小さな案ですが、 脚部が太めで安定感のあるかたちに仕上がりました。
カテゴリー: 祭具, 八脚案、神饌台、八足
604 丸提灯 柄付き
柄付きの丸提灯を製作しました。
1月15日のとんど(どんど焼き、左義長)の火を 家に持ち帰るためにお使いにされるもので、 無地の提灯に黒塗りの竹の柄が付いています。
とんどの火を持ち帰り、竈やお風呂の火種として入れたり、 お餅を焼いたりして無病息災を願う習慣が、地域の伝統して残っています。
603 御簾 白竹白糸編み 白金襴 白より房付き
御簾をお仕立しました。 神殿にしつらえられるもので、 竹は白竹白糸表編み、布は白金襴、房は白より房です。
全て『白』の名称の素材で仕上げられた御簾は、 穢れの無いという言葉がふさわしいくらいに清浄で、 布や御簾の金具の金色が、奥ゆかしさを醸し出しています。
無彩色なるがゆえに、 自己主張することなく、 神殿の雰囲気を高めるように思います。
602 六角吊灯篭 鍍金直し
六角吊灯篭を修理しました。
現状は、 全体に錆が出て 土台の軸受けや扉の打ち掛け金具の欠如などがあり、 組み上げることすらできない状態でした。
専門職人の手によって、 破損部分の金具の取り替えや、歪みの補正がなされ、 本金メッキが施されると、 六角吊灯篭の本来の輝きを取り戻しました。
カテゴリー: 修理・修復
601 八脚案(神饌台) スプルース製
八脚案(神饌台)を製作しました。 材質はスプルース材で、 幅60cm 奥行20cmで高さは、21cmと36cmです。
ご指定どおりの寸法で製作しましたが、 並べてみると、黄金比に近いバランスで、 落ち着きのある案に仕上がりました。
カテゴリー: 八脚案、神饌台、八足
600 御簾 新倭錦 三枚割り紅白二段染め切房付き
御簾をお仕立しました。 社殿にしつらえられるもので、1間半(約270cm)を3枚に割っております。
竹は綿糸表編み、 布は新倭錦、房は切房紅白2段染めです。 正面から見たとき、御簾の切れ目がわからないように、 天布(横布)縦布とも柄合わせをしております。
今回はご指定により、3分割しましたが、一枚でお仕立することもできます。 御簾の割り数を変えるだけでも、しつらえた時のイメージは変わります。
599 御簾房 より房 紅白2段染め
御簾房を製作しました。 紅白2段染めのより房で、 ご指定の巻上げ寸法に合わせて、紐の長さを調整しております。
一房づつ職人の手によって、手染めされた赤色には 深紅(ふかきくれない)といえるような深みがあり、 白色との取り合わせが上品で 御簾に合せるとより引き立ちます。
カテゴリー: 神具, 御簾, 祭具