五色布(真榊用) 8尺 

2011年9月17日 by sporder

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五色布(真榊用) 8尺   

真榊用の五色布をお仕立しました。
二十年に一度の村の神社の御造営にあたり、
真榊の五色をお取替えされるものです。
生地は光沢のあるミナロン(化繊)です。    

全長が8尺(約240㎝)に対して幅が6寸(18㎝)とやや狭い寸法ですが、
それが神社のしきたりになっています。

真榊の五色は、先端を三角に整えたものや、細く縛ったもの、 
布を二重にして、中央に五色の重なりを出したもの等、
先端の形状や、仕立にいろいろなかたちがあり、 
神殿をしつらえる神具の意匠と見ると、とても興味深いものがあります。

戸帳(壁代) 人絹緞子 3尺×8尺 

2011年9月16日 by sporder

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戸帳(壁代) 人絹緞子  3尺×8尺

戸帳(壁代)をお仕立しました。
幅3尺(約90cm)丈8尺(約240cm)尺の長尺のもので、神殿にしつらえられます。

生地は、人絹緞子で、布筋は紫地に胡蝶柄を入れており、
仕立ては裏地の付かない単(ひとえ)仕立てです。

神饌台(八脚案、八足案) 二段  

2011年9月15日 by sporder

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神饌台(八脚案、八足案) 二段

神饌台を製作しました。
材質は、スプルース材です。

ご家庭の神床にしつらえられるもので、
二段の神饌台(幅60cm奥行き14cm)を二組並べられます。

120cmの神饌台を二段にする方法もございますが、
二社ある御社それぞれに、より丁寧に神饌台をしつらえられるため、
二組を並列といたしました。

御輿台に 金具、下幕のしつらえ  

2011年9月14日 by sporder

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御輿台に 金具、下幕のしつらえ

御輿台に準備の整った木口金具(ブログNo.486)、段金具(ブログNo.489)、
下幕(ブログNo.491)をしつらえました。

御輿台は氏子様が桧材を使って製作されたものです。

上部の木口に8箇所、下部木口に4か所、側面左右2箇所に、
本金メッキの釘で取り付け、
幕は、真鍮の折釘を使って紐を掛けられるようにしております。

幕の丈はご指定で、車輪の半分位が隠れる位置におさめましてので、
社紋を大きく入れる事ができ、
金具の輝きと相まって、重厚感のある御輿台に仕上がった様に思います。

神饌台(八脚案、八足案) 木曽桧製 

2011年9月13日 by sporder

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神饌台(八脚案、八足案) 木曽桧製   

神饌台を製作しました。
質は木曽桧材で、
ご家庭の神棚(神壇)の前に、祭典時にしつれえられるものです。 (60×24×68.5cm)   

神饌台(八脚案、八足案)の落ち着き(安定)は、奥行きに起因することが多く、 背が高く奥行きが狭いものは、安定が良くありません。
特に足元が畳や菰等の敷物の場合、その傾向が顕著に出ます。 

今回おつくりいたしました神饌台は、高さと奥行のバランスが良く、
見た目にも安定感のあるあるかたちであるように思います。

円座 渦巻き 2尺1寸 

2011年9月12日 by sporder

円座 渦巻き 2尺1寸  

直径2尺1寸の渦巻きの円座を製作しました。  

一週間前にも職人の親方と 円座の仕上げについて話す機会がありました。

 円座は、い草を湿らせて編み上げるのですが、 
編み上げ後、すぐに密封したり積上げてしまうと、
湿気が残っているためカビ等が出て、
せっかくの完成品が台無しになります。

かといって、完全に水分がなくなると、
い草自体に張りがなくなり、切れやすくなります。 

そういったことから、職人は、一枚づつ適度な水分を保持した状態で乾燥させ、色がやけないように注意をはらいながら、一枚一枚を丹念に仕上げていきます。

御輿台用 下幕 

2011年9月11日 by sporder

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御輿台用 下幕   

御輿台の下部に巻く 幕を製作しました。

社紋の鎌まんじが、台の四面のそれぞれ中央になるように配置しております。  
生地はテトロン製で、軽さとしなやかさが特徴です。 

後日、準備の整った金具類と幕を御輿台にしつらえます。 

御簾 赤地白紋 雅 一本返し編み  

2011年9月10日 by sporder

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御簾 赤地白紋 雅 一本返し編み   

御簾をお仕立しました。 
全長約9尺(約270cm)の長尺のお御簾で、
竹は表裏を交互に編んだ一本返し編みで、
布は赤地白紋(梅鉢紋)の『雅』です。  

布地の雅は、落ち着きのある赤色で、生地自体に厚みがあり、 
質感の高いお御簾に仕立て上がりました。

御輿台 段金物(社紋入り)

2011年9月9日 by sporder

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御輿台 段金物(社紋入り)   

御輿用の側面にお取り付けする段金具を製作しました。

飾金具職人の手によって手造りされたもので、 
銅の生地に、周りには唐草文様、
中央には社紋の鎌卍(かままんじ)が浮き出るように打ち出され、
全体には本金メッキがなされています。 

平面の金具の中で、綺麗に丸みを帯びた社紋を打ち出すのは、
職人の熟練の技です。

奉書、水引、片木 片木折敷、草鞋(わらじ) 

2011年9月7日 by sporder

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奉書、水引、片木 片木折敷(ブログNo。485)、草鞋(わらじ)   

奉書、水引、麻緒、片木 折敷、草鞋(わらじ)をご用意しました。 
村の当家(とうや)の方が、毎年ご準備されるもので、
奉書、水引、麻緒(本麻)を使って、御幣などの祭具を御作りになられます。

 
二名の当家の方が草鞋をはいて、神事につかれるもの、村の伝統です。