御簾 新倭錦 切房付き 赤裏付き仕立て  

2011年8月26日 by sporder

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御簾 新倭錦 切房付き 赤裏付き仕立て   

御簾をお仕立しました。 
布は小葵柄の新倭錦、房は切房の2段染め、 
赤の裏地を付けた 赤裏付き仕立てです。 

小葵柄は、御簾をはじめとして 
神殿調度や装束等に多用される文様です。

そのデザインの起源は、銭葵や冬葵など諸説がありますが、
完成された意匠でありながら、控えめで慎ましやかな印象があるので、 
地模様としても多用されています。

大型御幣 (幣と幣串)

2011年8月25日 by sporder

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大型御幣 (幣と幣串)

大型の御幣を製作しました。
神社の当家にあたるお家が、毎年一柱ずつ奉納されるものです。

幣串は全長約160cm で材質は吉野桧材です。
幣は左右に五枚づつ垂れがあります。

御幣のかたちは、地域の風習や、神社の伝統によって様々で、
幣串の先端の形状や垂れの数(四垂れ、五垂れ等)、
紙の枚数、紙の色の組合わせ(白、紅白、五色)、
水引や麻緒の有無等、それぞれ異なります。

ただ、 それぞれが永年にわたって大切に守れていることを考えると、
できるだけ正確にお見本どおりにおつくりすることが、
私どもの務めであると 強く思います。

神壇 総木曽桧造り  

2011年8月24日 by sporder

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神壇 総木曽桧造り  神壇を製作しました。 

幅は97㎝で、材質は全て木曽桧材です。 
正面にガラスの入った引戸、奥には正絹本倭錦の御簾をしつらえております。 
上部の欄間の中心には、
立体感のある紋(丸に梅鉢)をお取付けいたしました。

木曽桧材の神壇には、 桧独特の芳香が漂い、
人肌のような白みと赤みが交じり合う風合いに、
自然の持つ落ち着きを感じます。

太鼓台金具取り付け  

2011年8月23日 by sporder

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太鼓台金具取り付け

太鼓台の錺金具(飾金具)を取り付けています。
太鼓の塗り替えの最終工程で、塗師によって本漆で塗り替えられた太鼓台に、
本金鍍金(メッキ)された金具を、本金鍍金の釘で取り付けて完成となります。

今回の一部の金具には、同じ位置のものでも、 
菊と牡丹モチーフの配置を変えて変化をもたせています。
この違いは、製作に携わった者しかわからないことですが、 
あえて僅かな変化をもたせることに 職人のこだわりが感じられます。

神饌台(八脚案、八足案) 三段  

2011年8月22日 by sporder

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神饌台(八脚案、八足案) 三段  

神饌台を製作しました。 
神殿の御社の前に、御神饌用の台としてしつらえられるものです。 
材質は木曽桧材で 、三段とも幅と奥行は同じです。 
高さにつきましては、御社の寸法、三方のサイズ、 
神床の高さ等を鑑みて設定いたしました。  

神饌台に、隙間なく供えられた御神饌が並ぶさまは壮観です。

戸帳(門帳) 社紋入り  

2011年8月21日 by sporder

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戸帳(門帳) 社紋入り   

戸帳(門帳)をお仕立しました。 
生地は上紡緞子で、 布筋は赤紫、 社紋(下がり藤)を摺り入れております。 
仕立ては、綿の裏地を付けた裏付き仕立てです。 

純白というより、温かみのあるスノーホワイトの上紡緞子に、
茶色に刷り込まれた下がり藤の社紋が 上品におさまっています。

御神体箱 木曽桧  

2011年8月20日 by sporder

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御神体箱 木曽桧

御神体をおさめられる箱を製作しました。 
材質は木曽桧材で、 正面は引き上げ式です。 
寸法は、幅80×高さ180mmで厚みは、
一般のお札入れより深くしております。 

御神体箱は、桧材の他に、桐材で製作することもございます。


御簾 新倭錦 布筋無し 房無し 

2011年8月19日 by sporder

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御簾 新倭錦 布筋無し 房無し  

御簾をお仕立しました。 
竹は表編み、布は新倭錦です。 
四社の社殿にしつらえられるもので、 布筋と房が付いておりません。 

これも永年にわたって伝えられたしきたりであり、 
その神社の伝統といえるでしょう。

八足(八脚案)  木曽桧材 1尺5寸

2011年8月17日 by sporder

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八足(八脚案)  木曽桧材 1尺5寸

八足(八脚案)を製作しました。 
幅1尺5寸(約45cm) 奥行8寸(約24cm)、 高さ1尺5寸(約45cm)です。 
天板は木曽桧材で、厚みは1寸(約3cm)です。  

又と同じものがない桧材の木目には、
黄金比や大和比(白銀比)といった、整ったバランスとは違う、
自然がもたらしてくれる 偶然の美しさを感じます。 

矢 矢羽白、茶

2011年8月14日 by sporder

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矢 矢羽白、茶  

神事でお使いになる矢をご用意しました。 
矢羽が白色と茶色のもので、箆(の・・・軸)は竹製です。   

神社に伝わる作法にのっとって、的に射られます。 

弓矢は、実際に射られるほかに、神殿内の調度してもしつらえられます。