御簾をお仕立しました。 神殿にしつらえられるもので、竹は綿糸一本返し編み、布は梅鉢紋入り赤地金紋です。
雅の金紋は、赤の色に深みがあり、金糸をより引き立てます。
今回のように長尺の御簾の場合、
反りにくい一本返し編み(表裏編み)をお奨めいたしたします。
神殿の御簾をお取替えしました。
竹は表編み、布地は新倭錦、房は紅白2段染めの切房です。(ブログNo.501)
経年によって程よい薄茶色になった柱や上段板と真っ白な壁に、
神殿の丁寧な歴史を感じます。
赤白黄の三色の御簾の華やかさと、
お手入れの行き届いた神殿の柱の色合いが調和して、
清々しさを感じる間になったように思います。