高張提灯 御神燈 くずし文字

2011年11月24日 by sporder

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高張提灯 御神燈 くずし文字   

高張提灯を製作しました。 
正面にはくずし文字で『御神燈』 、
側面には赤と黒の社紋の左三つ巴、
裏面には『氏子』 を入れました。  

今回はやや小さめの社紋を、 中心より少し上に描いており、
控えめな大きさですが、正面の文字とのバランスは良いと思います。 

左右の紋の大きさや、位置によっても 掛けた時の提灯のイメージは変わります。

霊璽 覆(おおい)  

2011年11月23日 by sporder

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霊璽 覆(おおい)  

霊璽の覆を製作しました。 
布は、正絹朱地の菊七宝柄です。

霊璽の覆は、今回のように布だけのもの、 
霊璽の穴に合わせて穴をあけるもの、 
房や神鏡を正面にしつらえるものなど、
神官様や地域の風習等により、いろいろな仕様がございます。

朱色の七宝柄は、白無地の覆とは違う趣があります。

御簾(神殿御簾) 赤地白紋(寿) 切房付  

2011年11月22日 by sporder

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御簾(神殿御簾) 赤地白紋(寿) 切房付

神殿にしつらえる御簾をお仕立てしました。

竹は綿糸表編み、布は梅鉢紋が入った赤地白紋の寿で、
房は紅白2段染めの切房です。

御簾の配置は、外陣(げじん)と内陣(内陣)があり、
外陣は両面仕立て、内陣は赤裏付仕立てです。

神殿全体に御簾をしつらえるには、相当な枚数が必要になりますが、
御簾は一枚、房は1本づつ専門職人の手造りによって仕上げれます。

幕(神前幕、玄関幕) テトロンちりめん  

2011年11月21日 by sporder

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幕(神前幕、玄関幕) テトロンちりめん  

幕を製作しました。 
素材はテトロンで、ちりめんのような表面にしぼ(凹凸)が出ている
テトロンちりめんです。 

色は濃い紫で、左右に梅鉢(丸に梅鉢)紋を染め抜きました。 
正面と両側面の三面にわたって掛けれるため、 
紋位置は、正面でバランスよくに見えるように配しています。 

中央には、明るい紫の揚巻(房)をしつらえます。

厚みのある生地の濃紫と、白の染め抜きの対比によって、
より質感が高く見えます。

袴(差袴) 紫紐 

2011年11月20日 by sporder

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袴(差袴) 紫紐  

袴をお仕立しました。 
素材はテトロン地で、紐が濃い古代紫です。 

氏子総代を筆頭として、六名の方がお召しになり、
祭儀を執り行われます。

通常の白袴は、腰立紐と呼ばれる紐の部分も白紐を使いますが、
祭りの伝統により紐のみが紫です。 

純白無垢の袴に、一筋の濃い紫の線が引き立ちます。

桐箱と覆

2011年11月19日 by sporder

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桐箱と覆   

御指定寸法の桐箱(12.5×8.7×9 cm幅×奥行×高さ)を製作し、
桐箱に、被せる覆いを、白地に小葵柄の地模様の入った
交織生地でお仕立しました(単仕立)。 

御社や社殿の中に 桐箱のまま納められることのございますが、 
覆いを掛けられることで、より丁寧な形となります。 

今回はご指定により、白地としましたが、 
他の色として、赤系、朱系、緑系、青系等がございます。

三方(三宝) 吉野桧 1尺1寸

2011年11月17日 by sporder

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三方(三宝) 吉野桧 1尺1寸  

三方を製作しました。 
幅1尺1寸(約33cm)の大型の三方で、材質は吉野桧です。 

吉野材の三方は、板目を使いますので、 
白太と赤みが混じる(源平)ことがあり、
その自然なコントラストが上品に見えます。  

ご家庭の神棚で御使用される5寸(約15cm)を傍に置くと、
大きさのちがいが良くわかります。 

大型三方は、大きな神殿だけでなく、 
これからの季節 お正月を迎えるお鏡用の台としても御注文を承っております。

八脚案(神饌台) 木曽桧製 

2011年11月16日 by sporder

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八脚案(神饌台) 木曽桧製  

八脚案(神饌台)を製作しました。 
ご家庭の神床の前に、しつらえられるもので、材質は木曽桧です。  

三方以外にも、直に御供えをされるため 奥行を広めに取りました。
(幅75×奥行27×高さ50cm)  

高さが50cmとやや高めで、畳にすえられ場合には、
奥行を今回のように広めにされると、 案の落ち着きが良くなります。

円座 渦巻き 2尺3寸

2011年11月15日 by sporder

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円座 渦巻き 2尺3寸

円座を製作しました。
大きな神殿で御使用になるもので、
直径が2尺3寸(約70cm) の渦巻きです。

一枚づつ手仕事で編み上げられる円座ですが、
特に大型の渦巻きの円座は、熟練の職人であっても手間が掛かります。

畝が大きい分、手に取る僅かな草の量の誤差によって、
円形が歪み、編みが緩いと型崩れをおこします。

編み終わりに、畝の最後整えてを自然な形に仕上げることが、
熟練の職人の技になります。

 

弓張提灯

2011年11月14日 by sporder

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弓張提灯  

弓張り提灯を製作しました。 

村の祭事にご使用されるもので、
表には楷書で『御神燈』 裏面には大字名を入れております。 

提灯には蝋燭(ろうそく)を灯しますので、電気ほど明るくもなく、 
空気の流れや、吹き込む風によって、
天然の火が揺らいだり、時には消えることもあります。 

しかし、それが日も暮れて闇が広がる中では、
演出のようにも見え、
日常では味わえない独特の空気を醸し出します。