楽太鼓  3/3 楽太鼓組み立て完成

2012年3月26日 by sporder

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楽太鼓  3/3 楽太鼓組み立て完成   

楽太鼓を組み上げました。 

太鼓台(ブログNo.661)は、全て部品に分かれており、 
釘や接着剤を使用せずに、 蟻組で組み上げます。 

上部に火・水・雲等を意匠化した火炎と呼ばれる金具差し込み、 
中央に太鼓本体(ブログNo.662)を掛けます。 

太鼓の左右の金具を、房(ブログNo.658)と紐で結び、 
丸枠の左右の撥掛けに撥(ブログNo.663)を掛けて、
楽太鼓が完成します。 

楽太鼓は、細分化された専門職人の技術の結集です。

標木 木曽桧

2012年3月25日 by sporder

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標木 木曽桧 

標木を製作しました。 
御霊様のお名前を記すもので、 
サイズは39×154mmです。 

材質は木曽桧材で、先端が尖った尖頭型です。

標木は、納める場所(社、霊璽等)や地域によって
寸法や形状が大きく異なります。

楽太鼓撥

2012年3月24日 by sporder

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楽太鼓撥 

太鼓の撥をご用意しました。  

太鼓の撥は木製で、黒塗り仕様で頭を革巻きしております。 

楽太鼓の撥は、革巻きで、一般の撥に比べやや短いのが特徴です。 

より装飾性を高める為ために 
柄の部分に飾り金具を取り付ける場合もございます。

楽太鼓  2/3 楽太鼓本体 

2012年3月23日 by sporder

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楽太鼓  2/3 楽太鼓本体   

楽太鼓の彩色が仕上がりました。 
楽太鼓は、太鼓職人の手で作られた太鼓に、
塗師によって 面と胴はもとより
鋲の頭一本一本に至るまで本金箔で仕上げれられ、
絵師によって彩色されます。 

今回の楽太鼓の図柄は、三つ巴の獅子です。 

幼いころから見慣れた意匠ですが、 
偶然 強い光に当たったときに、獅子の目が輝き、 
飛び出して来るくらいの獅子の躍動感を目にし、
あらためて絵師の技量に気づきました。

楽太鼓 1/3 太鼓台金具取り付け

2012年3月22日 by sporder

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楽太鼓 1/3 太鼓台金具取り付け  

楽太鼓台に金具を取り付けました。 

楽太鼓の台は、黒漆仕上げに金縁又は朱縁が基本ですが、
より華やかさを演出するために錺金具(飾金具)をお取付けします。

草花の意匠の金具は、台の曲線に控えめにおさめることで、
  漆と金具が引き立ちあいます。

御霊舎 八幡宮 木曽桧造り 総八双扉金具付き 2/2 

2012年3月21日 by sporder

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御霊舎 八幡宮 木曽桧造り 総八双扉金具付き 2/2  

ご家庭の御霊の神具一式を納入しました。
神床にあわせた寸法に、
御霊舎(ブログNo.659),御社台(ブログNo.650)神饌台(八脚案)(ブログNo.651)
御簾(ブログNo.652)を全てお誂えしております。  

御霊舎の内部も 厚畳・紫布筋の戸帳を設えました。  
神床の内壁三面には、白布を張り、
白木の社等の神具、御簾を設えることで、 
清々しい気持ちで参拝できる 間ができたように思います。

御霊舎 八幡宮 木曽桧造り 総八双扉金具付き 1/2  

2012年3月20日 by sporder

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御霊舎 八幡宮 木曽桧造り 総八双扉金具付き 1/2  

御霊舎を製作しました。 
ご家庭の霊璽が全て納められるように、
通常の形よりも、胴幅、奥行とも 広くしました。   

素材は、全て木曽桧材で、屋根や高欄など
内部にわたって、最上の仕上げをしております。 

金具類にもこだわり、扉には、厚地の総八双本金メッキ金具、
階段には段金物、木口金具、 勝男木にも金具をお取り付けしました。 
 標準のかたちより幅広ではありますが、
柔らかな木曽桧の美しさと相まって、落ち着きのある社に仕上がりました。

楽太鼓 房 (平頭 より房 古代紫) 

2012年3月18日 by sporder

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楽太鼓 房  (平頭 より房 古代紫) 

楽太鼓の房を製作しました。

揚巻のより房で、頭は平頭、
色は古代紫の一色染めです。

太鼓の枠を飾る房は、色によって楽太鼓のイメージが変わります。

今回製作の古代紫やこげ茶色は、落ち着きのある重厚な感じ、
赤や朱色は華やかな感じになります。

 

神鏡台 一尺神鏡用 

2012年3月17日 by sporder

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神鏡台 一尺神鏡用  

神鏡台を製作しました。 

直径1尺(約30cm)の大型の神鏡用で、材質は桧材です。 

神鏡台は、一台づつ専門職人が手造りで彫り上げます。  

今回の鏡台には、雲と波柄が彫り込まれておりますが、
その他にも雲龍や昇竜、御神祭に由来するものなど、
様々な意匠があり、 
その小さなデザインに彫師のこだわりや独創性、
僅かな遊び心が含まれています。

山の辺の道(弥生)  早朝の白梅  

2012年3月16日 by sporder

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山の辺の道(弥生)  早朝の白梅   

弥生十六日 早朝の山の辺の道です。 
山の辺の稜線から日が昇るにつれて、
道沿いの白梅が照らされ、 
梅の穏やかな白色がゆっくりと浮かび上がってきます。  

お水取りが終った山の辺の道は、
春の気配が感じられ、
これから日一日、彩りが豊かになります。