外祭宮社殿 板宮造り 三社造り 総木曽桧  2-2

2011年12月16日 by sporder

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外祭宮社殿 板宮造り 三社造り 総木曽桧 2-2

扉には銅地本金メッキの総八双型の金具、
海老錠を取り付けています。

扉内はそれぞれに間仕切りをしており、
扉の後ろには、正絹の御簾(ブログNo560.)や厚畳をしつらえました。

扉内は、外からは見えないところではありますが、
神様がお鎮まりくださる大切な場所ですので、
できるだけ丁寧なしつらえをすることが大切であると思います。

外祭宮 社殿 板宮造り 三社造り 総木曽桧 2-1  

2011年12月15日 by sporder

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外祭宮 社殿 板宮造り 三社造り 総木曽桧  2-1 

外祭される社殿を製作しました。 
社殿のかたちは、銅板葺き 板宮造りの三社型で、
寸法は、土台の幅が1500mm
 奥行800mm 高さ1700mmの大型です。

材質は全て木曽桧材を使用し、 
柱等の部材も 標準的なものより太目のものを使っています。

一畳のたたみと同じくらいの寸法のある社台ですが、 
それにあわせても遜色のない安定感のある社に仕上がったように思います。

師走の晴間から差し込む光で、
社殿は穏やかに輝いているように見えます。

明日は、社殿の詳細をご説明いたします。

掛軸表具 裂地正絹赤羽二重 

2011年12月14日 by sporder

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掛軸表具 裂地正絹赤羽二重 

掛軸の表具をしました。 
本紙をお預かりし、 列地は赤地の正絹羽二重布を使用しています。

一般的には、赤羽二重の裂地を使っての表具は少ないですが、
仕上がると赤地に白の本紙全体が浮き出て、
気高さを感じる掛軸に仕上がりました。

高張提灯 社紋入り(丸に三つ柏) 

2011年12月13日 by sporder

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高張提灯 社紋入り(丸に三つ柏)  

高張提灯を製作しました。 
直径1尺4寸(約40cm) の標準的な寸法で、
拝殿正面の左右にしつらえられます。 

正面には 『御神燈』 、左右には黒で社紋(丸に三つ柏)を描き、
後面には社名(呼称)を入れております。 

和紙張りの表面に油を引き、 提灯の底からロウソクを入れることのできる、
底割れ仕様です。 

大きめに描かれてた側面の社紋によって、
拝殿につりあうような、安定感が出ています。

鈴緒 三色巻き 7尺 

2011年12月12日 by sporder

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鈴緒 三色巻き 7尺   

鈴緒を製作しました。 

拝殿正面にしつらえられるもので、
全長は7尺(約210cm)、紅白紺の三色巻きです。 

鈴緒は付属の白紐で取り付けしますので、 
鈴緒の全長に加えて若干下げていだくことも可能です。  

鈴緒に対しての 鈴寸法に決まりはありませんが、
今回は拝殿の大きさや取り付け位置等を考慮して、
本坪鈴6寸を組合わせました。


八脚案(神饌台) 木曽桧 幅6尺  

2011年12月11日 by sporder

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八脚案(神饌台) 木曽桧 幅6尺   

大型の八脚案(神饌台)を製作しました。

拝殿内で、御神饌用の台とされるもので 
材質は木曽桧材です。

寸法は、幅6尺(約182cm) 奥行8寸(24cm) で、
高さは、拝殿内の御簾の下がる具合や、
拝殿奥の社殿と釣り合いがとれるように設定しました。 

天板には木曽桧の 柔らかな木目が綺麗に出ています。

神前幕 紫 テトロンちりめん 社紋入り  

2011年12月10日 by sporder

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神前幕 紫 テトロンちりめん 社紋入り   

神前幕を製作しました。 
生地はテトロン縮緬(ちりめん)で、
社紋の『丸に三つ柏』と奉納年月日を白抜きしています。

社紋の大きさは 拝殿の大きさに合せて、 標準の割合より大きくしました。  

今回の柏紋の葉脈は3本でしたが、 4本の場合もあります。 

これは柏紋に限らず、
紋ごとに葉脈や細いラインの本数や太さが違うことが多々あり、
それが紋の由来につながり、家紋や社紋の奥深さと言えます。

御額 と 額受金具

2011年12月9日 by sporder

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御額 と 額受金具   

御額を製作しました。 
御神前の鳥居にかけられるもので、
全長1尺8寸(約54㎝)、材質は栓材です。 

通常御額には神社の正式名称を記すことが多いのですが、
今回は 地域での通称を入れております。

ひらがなで記された額からは、地元の人から慕われる温かな雰囲気を感じます。

取り付けには、本金メッキの額受け金具を使用します。

 

神名板(御祭神名板) 吉野桧   

2011年12月7日 by sporder

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神名板(御祭神名板) 吉野桧     

神名板(御祭神名板)を製作しました。 

拝殿の前に据えられるもので、 
御神名のみご指定いただき、
サイズや形状は当店からご提案いたしました。  

材質は吉野桧材で、外部設置のため板や角材は厚めのものを使用し、 
板面裏には桟を入れて補強しております。 

近くで見るとやや無骨な感じがしますが、 
屋外に据えると調和のとれたおさまりになるように思います。

御簾 赤地白紋 雅 より房付  二重御簾

2011年12月6日 by sporder

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 御簾 赤地白紋 雅 より房付  二重御簾

御簾をお仕立てしました。 
ご家庭の神床にしつらえられるもので、前御簾と奥御簾の2枚です。 
布は 赤地白紋 雅 、房は紅白二段染めのより房です。 

御簾の裾にパイプを巻き込むことで、
質感が高くなり、御簾の落ち着きもよくなります。
しつらえた時に奥行が出るように、 
奥御簾の丈を前御簾より長めにしました。   

雅の濃い赤色と、紅白のより房の色合いに、上質なまとまりを感じます。