御社 4尺 吉野桧製  

2012年3月4日 by sporder

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御社 4尺 吉野桧製  

御社を製作しました。 

神殿におさめるもので、
台幅4尺(約120cm)の大型の社です。 神

床の落し掛けの高さと、御簾の下がりのバランスがとれるように、 
御社の前高さを低くしております。

屋根の傾斜がやや強くなりましたが、 
神殿に納めると、全体に調和すると思います。

 

鈴緒 6尺 紅白布巻 

2012年3月3日 by sporder

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鈴緒 6尺 紅白布巻  

鈴緒をお取付けしました。  
全長6尺(約180cm)の紅白布巻です。 

寒風が吹く中での作業でしたが、
お取付けが完了したときには、差し込む日によって、 
麻の垂れが生成りに輝き、
清々しくも温かな気持ちになりました。

石帯 修理(石取り付け)

2012年3月1日 by sporder

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石帯 修理(石取り付け)  

石帯を修理しました。 
長年のご使用で、石がはずれたため、糸でお取付けしました。 

丸や正方形といった石が、十字の形に革製の帯にとめられた石帯は、
幾何学的なデザインが特徴で、
装飾具の中でも、独特の雰囲気をもっています。

 

高張提灯 御神燈 1尺3寸 丸に桔梗  

2012年2月29日 by sporder

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高張提灯 御神燈 1尺3寸 丸に桔梗  

高張提灯を製作しました。
 神社の御祭典日に、ご家庭の玄関に掛けられるもので、 
標準の1尺4寸(約40cm)より やや小ぶりの直径1尺3寸(約38cm) です。 

正面には『御神燈』、側面には家紋の丸に桔梗、 
後面には、氏名(うじな)を入れております。

側面の『丸に桔梗』紋は、 秋の七草の桔梗を意匠化されたものです。

花弁の柔らかなふくらみが、桔梗の優しげな雰囲気を、見
事に表現しているように思います。

 

御簾 新倭錦 綿糸表編み 切房付き

2012年2月28日 by sporder

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御簾 新倭錦 綿糸表編み 切房付き   

御簾をお仕立てしました。 
ご家庭の神床(幅99×丈100cm)に設えられます。 

布は新倭錦、竹は綿糸表編み、房は切房の紅白二段染めです。  

赤糸で一本一本丹精込めて編み上げられた濃い黄色の竹に、
鮮やかな紅白の房が一層引き立ちます。

扇用桐箱(扇2対用)   

2012年2月27日 by sporder

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扇用桐箱(扇2対用)   

扇を2対収納するための箱を製作しました。 

材質は桐材です。 蓋は側面に段差の出ない、印籠蓋仕様です。 

桐材は、吸湿性に優れているため、 扇を保管するには最適の素材です。

 

御社 3尺 吉野桧製 奥行調整  

2012年2月26日 by sporder

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御社 3尺 吉野桧製 奥行調整   

御社を製作しました。 
神殿用の大型の社で、材質は吉野桧材です。

御社を設置する台の奥行が狭いため、 
通常寸法より約15cm縮めました。 
それに応じて、屋根の奥行も短くしております。 

修整寸法が大きいため、社のバランスが崩れないように、
余裕のある箇所を拾い出して、詳細図面を作成しました。

それをもとに、職人と綿密に打ち合わせをして、
ご指定の寸法に仕上げることができました。 
平面の図面を見て、製作可能か立体的に頭の中で組み上げることができるのは、
まさに経験に裏打ちされた職人技といえます。

御簾 赤地金紋 雅 8釜

2012年2月25日 by sporder

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御簾 赤地金紋 雅 8釜   

神殿御簾をお仕立てしました。

布は赤地金紋 雅8釜で、竹は綿糸表編み、
房は紅白二段染めの切房をしつらえます。 

御簾は三枚割りで、
中御簾の裾には、パイプを巻き込んで
質感を出しています。 

雅金紋の布は、 
落ち着きのある赤地に上品な金色の紋が織り込まれており、 
黄色の竹生地とも調和し、
華美でない気品を感じる御簾に仕上がりました。

おかきさげ箱 桐製  

2012年2月24日 by sporder

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おかきさげ箱 桐製  

おかきさげを収納する箱を製作しました。 

材質は桐製で、本体の内側に溝を入れ、
蓋を落とし込む『落とし蓋』仕様です。

おかきさげ袋が10枚以上入るように、
奥行を深めにしております。

春日造り 社殿のしつらえ 御簾、薄縁、戸帳 

2012年2月23日 by sporder

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春日造り 社殿のしつらえ 御簾、薄縁、戸帳   

春日造りの外祭宮に、
御簾(ブログ631)戸帳(ブログ630)薄縁(ブログ629)
しつらえました。 

社殿内部に薄縁を敷き、
台・厚畳、布団等を重ねた上にご神体を納めらます。 

扉の後ろには、赤紫の布筋の付いた戸帳をしつらえます。  

御簾は扉の内部に戸帳と重ねてしつらえることもありますが、
今回は永年の伝統として、扉前にお取付けしました。 

朱色と白に塗り分けられた華やかな社殿に、 
正絹本倭錦の御簾が、全体を落ち着かせるアクセントになっているように思います。