御社を製作しました。
神殿におさめるもので、
台幅4尺(約120cm)の大型の社です。 神
床の落し掛けの高さと、御簾の下がりのバランスがとれるように、
御社の前高さを低くしております。
屋根の傾斜がやや強くなりましたが、
神殿に納めると、全体に調和すると思います。
春日造りの外祭宮に、
御簾(ブログ631)、戸帳(ブログ630)、薄縁(ブログ629)を
しつらえました。
社殿内部に薄縁を敷き、
台・厚畳、布団等を重ねた上にご神体を納めらます。
扉の後ろには、赤紫の布筋の付いた戸帳をしつらえます。
御簾は扉の内部に戸帳と重ねてしつらえることもありますが、
今回は永年の伝統として、扉前にお取付けしました。
朱色と白に塗り分けられた華やかな社殿に、
正絹本倭錦の御簾が、全体を落ち着かせるアクセントになっているように思います。