別注で、半桶台を製作しました。
既製品の台は、 切り込みの入った厚板を2枚組み合わせる十字型で、
高さがやや低めです。
今回製作の台はサワラ材を使用し、
上部が丸い三脚型で、半桶をのせた高さが46cmです。
内側は長期にわたって『かたち』が保たれるように、
十分な補強がなされているにもかかわらず、
外見は、無骨さを感じさせない流麗な丸いかたちに仕上げられており、
これも桶職人の熟練の技といえるでしょう。
御簾をお仕立てしました。
ご家庭の床の 左右に設えられるものです。
幅33.5cm、竹173cm、
竹は白竹こげ茶糸の表編み、布は茶系の金襴、
房はこげ茶の菊結びより房(ブログNo.871)です。
慎ましやかですが、品のある 御簾に仕上がりました。