御簾 赤地金紋 雅 8釜

2012年2月25日 by sporder

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御簾 赤地金紋 雅 8釜   

神殿御簾をお仕立てしました。

布は赤地金紋 雅8釜で、竹は綿糸表編み、
房は紅白二段染めの切房をしつらえます。 

御簾は三枚割りで、
中御簾の裾には、パイプを巻き込んで
質感を出しています。 

雅金紋の布は、 
落ち着きのある赤地に上品な金色の紋が織り込まれており、 
黄色の竹生地とも調和し、
華美でない気品を感じる御簾に仕上がりました。

おかきさげ箱 桐製  

2012年2月24日 by sporder

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おかきさげ箱 桐製  

おかきさげを収納する箱を製作しました。 

材質は桐製で、本体の内側に溝を入れ、
蓋を落とし込む『落とし蓋』仕様です。

おかきさげ袋が10枚以上入るように、
奥行を深めにしております。

春日造り 社殿のしつらえ 御簾、薄縁、戸帳 

2012年2月23日 by sporder

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春日造り 社殿のしつらえ 御簾、薄縁、戸帳   

春日造りの外祭宮に、
御簾(ブログ631)戸帳(ブログ630)薄縁(ブログ629)
しつらえました。 

社殿内部に薄縁を敷き、
台・厚畳、布団等を重ねた上にご神体を納めらます。 

扉の後ろには、赤紫の布筋の付いた戸帳をしつらえます。  

御簾は扉の内部に戸帳と重ねてしつらえることもありますが、
今回は永年の伝統として、扉前にお取付けしました。 

朱色と白に塗り分けられた華やかな社殿に、 
正絹本倭錦の御簾が、全体を落ち着かせるアクセントになっているように思います。

御簾 赤地白紋 雅 切り込み入り   

2012年2月22日 by sporder

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御簾 赤地白紋 雅 切り込み入り   

御簾をお仕立てしました。 
神殿の外陣にしつらえるもので、全長約7mを5分割しております。 

竹は表編み、布は赤地白紋雅8釜で、
表裏とも布が付く両面仕立です。 

裾には太目のパイプを巻き込んで、質感を出しています。

御簾の左右上部には、長押に当たらないように切込みを入れております。

三味線 ほぞ破損の修理

2012年2月21日 by sporder

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三味線 ほぞ破損の修理

地唄三味線のほぞの破損を修理しました。

高級材の紅木(こうき)ですが、 ほぞの部分が3箇所折れ、
使用ができない状態でした。

三味線の専門職人の手によって、 ほぞが綺麗に埋め込まれ、
組み上げても継目にひっかかりがなく、
元の演奏できる状態に戻りました。

五色布(真榊用) 

2012年2月20日 by sporder

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五色布(真榊用)    

五色布をお仕立しました。 
拝殿の真榊に、三種神器と共にしつらえられるものです。

素材はしなやかで、光沢の美しいミナロンです。 

既製品は、1尺(約30㎝)刻みに各寸法がございますが、 
ご指定により5尺5寸(約165㎝)で仕上げました。  

五色布の形状は、各布が向かい合うようにしたもの(今回のお仕立)や、 
5色の布を重ねただけのもの、先端が三角や、束ねたもの など 
いろいろな『かたち』がございます。

神饌台(八脚案) スプルース材 

2012年2月19日 by sporder

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神饌台(八脚案) スプルース材  

神饌台(八脚案)を製作しました。 

材質はスプルース材です。 

神殿の三段ある案の、下段のお取替えです。 

案の高さは10cmですが、板の厚みが1寸(3cm)あるため、
安定感のある形に仕上がりました。

御簾 正絹本倭錦 麻房付き  

2012年2月17日 by sporder

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御簾 正絹本倭錦 麻房付き

御簾をお仕立しました。

社殿の内装としてしつらえられるもので、
布は正絹本倭錦、竹は綿糸表編み、房は麻房の三段染めです。

小葵を意匠化した倭錦は、
人絹(化繊)、交織、 正絹と 織糸によって3種類あり、
特に正絹地のものは 本倭錦(ほんやまとにしき)と呼ばれます。

最上の布で仕上げられた御簾は、 全体が品のある光沢に包まれているようです。

戸帳 上紡緞子 布筋両面   

2012年2月16日 by sporder

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戸帳 上紡緞子 布筋両面   

戸帳をお仕立しました。 
大型の社殿にしつらえられます。 

上紡緞子の生地に朽木柄を摺りこみ、
布筋は赤紫の胡蝶柄入り、 仕立は裏付きです。  

今回の戸帳は、布筋を両面にして、巻き上げることができるようにしております。

薄縁(うすべり) 繧繝四方縁

2012年2月15日 by sporder

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薄縁 繧繝四方縁   

薄縁をお仕立しました。 
社殿の内装としてしつらえられるものです。 

布は、上質の繧繝布、仕立は袷仕立、縁は四方につけております。 

繧繝は濃淡の層をなすように織り上げられた意匠で、
縁の中では、最も格式の高いものと位置づけられています。