祭具

鈴緒 紅白布巻き 全長40cm ご奉納者名入れ

2012年2月1日 by sporder

617
鈴緒 紅白布巻き 全長40cm ご奉納者名入れ 

鈴緒を製作しました。

末社様の社殿にしつらえられるもので、
全長40cmの小型の鈴緒です。 

鈴緒の枠に、御奉納者のお名前や、年月日を彫り込むこともできますが、
今回の鈴緒は枠が小さいため、苗字の二文字を入れました。 

紅白の鈴緒は、清楚で慎ましやかな感じがします。

扇箱(扇用桐箱)

2012年1月29日 by sporder

614
扇箱(扇用桐箱)  

扇箱を製作しました。 
扇を1対収納保管されるもので、
材質は桐材を使用しております。 

箱の製作は、精度が要求され、
職人の技量が問われる かたちのひとつです。

今回も上蓋が滑らかに閉まり、 
閉まった状態では上蓋の境目がわからないくらい 
『きちっと』仕上がりました。

大型折敷(おしき) 吉野桧 

2012年1月27日 by sporder

612
大型折敷(おしき) 吉野桧    

折敷を製作しました。
材質は吉野桧材です。 

通常 折敷や三方は、縁の外から外が寸法が基準となりますが、
今回は 縁の内寸のご指定寸法(36㎝)でおつくりしました。

横に並べた5寸三方と比較しても、その大きさがわかると思います。 

折敷の縁の角は、表に出ない僅かな部分を残して切り込みを入れ、
伝承の技で曲げることで生まれる穏やかな曲線は、職人の技といえます。

桧扇 扇面割れ 修理

2012年1月26日 by sporder

611
桧扇 扇面割れ 修理

桧扇を修理しました。

経年のご使用で、扇面の一部が割れ、
糸からはずれておりました。 

扇面は、白木の薄い柾目板のため、 
落としたり、強く開いても損傷しやすい 繊細な箇所です。 

専門職人の手によって、新しい薄板の両面に彩色が施されたあと、
破損箇所と差し替えられ、糸で丁寧に綴じ直されました。

円座 渦巻き 2尺5寸  

2012年1月25日 by sporder

610
円座 渦巻き 2尺5寸

円座を製作しました。

直径2尺5寸(約76㎝) の大型の円座で、 編み方は渦巻きです。

円座は1尺8寸より 1寸刻みで製作しておりますが、
2尺5寸が最大の寸法となります。

円座は大きくなるほど、腰が柔らかくなる傾向にあります。

張りのある円座を作るために、職方は、
力と根を込めて 一編みごとにしっかりと締めて、
編み上げます。

 

祝詞袋(のりとふくろ) 正絹菊七宝柄 

2012年1月24日 by sporder

609
祝詞袋(のりとふくろ) 正絹菊七宝柄   

祝詞袋を製作しました。 

布は正絹地の菊七宝柄です。 

祝詞袋は、全ての工程を手仕事で進めるわけですが、
特に 布地の歪みを補正しながら、
木型に合わせて ふっくらとした柔らかなラインをつくるのが、 
職人の技といえます。

胡床(相引) 楢樫製 赤交織倭錦 

2012年1月23日 by sporder

608
胡床(相引) 楢樫製 赤交織倭錦  

胡床(相引)を製作しました。 

脚部の素材は楢材で、布は赤色の交織倭錦です。 

胡床は白地の帆布張りが一般的ですが、 
座面の布の変更や、脚部の黒塗り、
飾り金具等を取り付けることで、趣が大きく変わります。 

白木の脚部と、赤倭錦の対比が上品です。

桐製 木札箱 

2012年1月21日 by sporder

606
桐製 木札箱   

木札を収納する箱を製作しました。 

材質は桐材で、木札を立てて収納されるため、
 縦長の形状で、正面は引き上げ式にしました。  

桐材は、
恒湿作用があり ヤニ(油分)が出ず、難燃性で防虫効果も高いことから、 
貴重品の収納に適した素材です。

専門の桐職人の手によって、
隙間の無い、緻密な仕上がりの箱が出来上がりました。

八脚案 灯明台 木曽桧材 

2012年1月20日 by sporder

八脚案 灯明台 木曽桧材 

八脚案 灯明台   

灯明台を製作しました。 
神殿で灯明を置くためにお使いになるもので、
材質は木曽桧材です。 

脚部と天板の取り付けは、ご指定により糊付け仕上げです。 

幅32cmの小さな案ですが、
脚部が太めで安定感のあるかたちに仕上がりました。

丸提灯 柄付き   

2012年1月19日 by sporder

604
丸提灯 柄付き   

柄付きの丸提灯を製作しました。 

1月15日のとんど(どんど焼き、左義長)の火を
家に持ち帰るためにお使いにされるもので、
地の提灯に黒塗りの竹の柄が付いています。 

とんどの火を持ち帰り、竈やお風呂の火種として入れたり、
お餅を焼いたりして無病息災を願う習慣が、地域の伝統して残っています。