御簾をお仕立てしました。
神殿に設えられるもので、三枚割の御簾です。
竹は綿糸表編み、布は赤地白紋寿、房は切房の二段染めです。
中御簾と左右の袖御簾の割付は、
全体のバランスと、三方の寸法と数量によって決めました。
中御簾は下まで下げず、
質感が出るように 裾にパイプを巻き込んでおります。
楽太鼓を組み上げました。
太鼓台(ブログNo.661)は、全て部品に分かれており、
釘や接着剤を使用せずに、 蟻組で組み上げます。
上部に火・水・雲等を意匠化した火炎と呼ばれる金具差し込み、
中央に太鼓本体(ブログNo.662)を掛けます。
太鼓の左右の金具を、房(ブログNo.658)と紐で結び、
丸枠の左右の撥掛けに撥(ブログNo.663)を掛けて、
楽太鼓が完成します。
楽太鼓は、細分化された専門職人の技術の結集です。