しめ縄を製作しました。
神社の鳥居に取り付けらるもので、
青藁で編んだ全長330㎝ 直径10㎝の大しめ縄です。
形状は、ごぼう型と呼ばれる、中央に膨らみのないまっすぐのかたちです。
しめ縄は、お正月前だけでなく、
秋祭の前にお取替えされるところもありますので、
9月から新藁を使ったしめ縄の製作が始まり、
十二月半ば位まで職人が別注サイズを編み続けます。
(年内納品の大しめなわの御注文は、10月下旬ごろで終了いたします。)
三種の神器の鏡袋を製作しました。
9月30日掲載の剣袋と対になるもので、布地は正絹の菊七宝です。
お取替えの際に開封すると、
鏡の裏面に御奉納者の名や奉納年月日が刻み込まれていることがあります。
裏の文字は、このような特別の時しか目にすることがありませんが、
御奉納者のお気持ちは永らえ、受け継がれていくように思います。
神殿の御簾をお取替えしました。
竹は表編み、布地は新倭錦、房は紅白2段染めの切房です。(ブログNo.501)
経年によって程よい薄茶色になった柱や上段板と真っ白な壁に、
神殿の丁寧な歴史を感じます。
赤白黄の三色の御簾の華やかさと、
お手入れの行き届いた神殿の柱の色合いが調和して、
清々しさを感じる間になったように思います。