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460 神殿御簾
神殿の御簾をお取替えしました。 布は雅八釜の赤地白紋、金紋で、 房は紅白2段染めの切房、竹は表編みです。
御簾の巻上の質感を出すため、外陣には太目のパイプ、 内陣中御簾には細目のパイプを巻き込んでおります。
取り付け後、拝殿から見上げると、 神殿全体が明るくなり、涼やかな佇まいを感じました。
カテゴリー: 御簾, 神殿 ・ 社殿
459 ご家庭の御霊のお祀り (御霊舎一式)
ご家庭の神床に御霊舎一式を納入しました。 既に神の間として、空けておいていただいた空間に、 内壁三面に壁代(かべしろ)、正面に御簾をしつらえました。
その後、御社台、神饌台を配して、最後に御霊舎及び神具類を据えました。
御簾と壁代の紫布筋以外は、全て白木と布の白、瀬戸物の乳白色 という シンプルでありながら、清々しさを感じる空間に仕上がったように思います。 (関連ブログ 452、454、455)
カテゴリー: 神壇 祭壇, 御霊をお祀りするための神具, 御簾, 御社・御宮 ・御霊舎
458 裁付袴(たっつけはかま) 綿地黒色
裁付袴をお仕立しました。 祭事に御召しになられるもので、素材は綿地の黒色です。
裁付袴は差袴とかたちが異なり、 膝から下が細く、 裾と膝下に紐が付いており、 足捌きの軽快さが特徴です。
神事や祭事の他に、 獅子舞や相撲の呼び出し、伝統芸能等でも着用されます。
カテゴリー: 装束類
457 御簾 倭錦交織 切房紅白2段染め
三枚割りの御簾をお仕立しました。 神床にしつらえられるもので、布は倭錦交織やまとにしきこうしょく)、 房は紅白2段染めの切房です。 裏面には、赤布を付けた、赤裏付き仕立 で仕上げております。
交織の倭錦は、正絹や新倭錦とは趣の異なる、落ち着いた仕上がりになりました。
三枚に割っているにもかかわらず、継ぎ目がわからないくらい、 綺麗に柄合わせする仕立ては、竹と布の特性を知り尽くした熟練の職人技です。
カテゴリー: 御簾
456 葉月一日 早朝の山の辺の道
葉月一日 早朝の山辺の道です。 日に日に青みを増して育っている稲に朝露が残り、 日の出の光を受けた水滴がきらきらと光っています。
道の傍らの柿畑では、 青々とした葉の間から、青柿を垣間見ることができます。
カテゴリー: 大和の古道 山の辺の道
455 御簾 正絹倭錦 麻房付き
御簾をお仕立しました。 御霊舎をお祀りされる神床にしつらえられるものです。 布は、正絹倭錦、房は白赤黒の三段染めの麻房をお付けしています。 鈎で巻き上げたとき、程よい質感が出るように、 丈をやや長めにして、裾にパイプを巻き込みました。
巻上寸法は、神床寸法と御霊舎の寸法と位置に合わせて、仕上げております。
カテゴリー: 御霊をお祀りするための神具, 御簾
454 御霊舎と御社台と神饌台
御霊舎用の御社台と神饌台を製作しました。 ご家庭で予めしつらえていただいた神床の寸法(幅70cm)に合わせて、おつくりしたものです。
寸法については、全てお任せいただきましたので、 御霊舎の位置を見上げすぎず、見下げない位置にこだわり、 御霊舎の高さと、御簾の下がり寸法とのバランスを考慮して決めております。
材質は、御霊舎(特大)、神饌台は木曽桧、 御社台は吉野桧です。
左右に白木灯籠を配して、 御霊の祀りのかたちとしておさまったように思います。
カテゴリー: 御霊をお祀りするための神具, 御社・御宮 ・御霊舎, 八脚案、神饌台、八足
453 太鼓塗り替え
太鼓の塗り替えが完成しました。 約2ヶ月の期間をかけて、 生地の歪みや破損部分の修正、塗り、金具の鍍金等 各専門職人の手を経て、金具の取り付け、 組み上げ確認を行います。
塗り替え前の状態と比べ、 輝きはもちろんのこと、 太鼓としての佇まいが際立って良くなったように思います。
カテゴリー: 楽器類, 修理・修復, 神殿内音響関係
452 壁代(かべしろ)、戸帳(とちょう)
ご家庭の神床の壁代をお仕立しました。 御霊舎をお祀りされるにあたり、神床をより神聖な場とされるため、 神床の三面(後面と両側面)に設えらるものです。
お仕立は、人絹緞子の生地に紫色の布筋を入れております。 布筋は、三面の寸法に合わせてバランスよく収まる位置に取り付けました。
壁代に囲まれた御霊舎は、 『凛』ということばがふさわしい、気高い雰囲気に包まれています。
カテゴリー: 神具, 祭具
451 太鼓台 塗り替え 金具取り付け
太鼓台の金具を取り付けています。 太鼓本体及び、太鼓台、鉦鼓台の全体塗り替えとして お預かりしているものです。
台本体は、塗師によって新品同様に塗りかえられ、 金具類も職人によって本金鍍金をかけられ、 すべての部品を組み上げる工程に入りました。
今回の金具は、脚部のラインに沿って綺麗に仕上げられており、 金具を取り付けていても、気持ちよくおさまってゆきます。 作業場の前から差し組む自然光によって、 金具は、本金鍍金独特の高貴な輝きを放っています。
カテゴリー: 楽器類, 修理・修復