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455 御簾 正絹倭錦 麻房付き
御簾をお仕立しました。 御霊舎をお祀りされる神床にしつらえられるものです。 布は、正絹倭錦、房は白赤黒の三段染めの麻房をお付けしています。 鈎で巻き上げたとき、程よい質感が出るように、 丈をやや長めにして、裾にパイプを巻き込みました。
巻上寸法は、神床寸法と御霊舎の寸法と位置に合わせて、仕上げております。
カテゴリー: 御霊をお祀りするための神具, 御簾
454 御霊舎と御社台と神饌台
御霊舎用の御社台と神饌台を製作しました。 ご家庭で予めしつらえていただいた神床の寸法(幅70cm)に合わせて、おつくりしたものです。
寸法については、全てお任せいただきましたので、 御霊舎の位置を見上げすぎず、見下げない位置にこだわり、 御霊舎の高さと、御簾の下がり寸法とのバランスを考慮して決めております。
材質は、御霊舎(特大)、神饌台は木曽桧、 御社台は吉野桧です。
左右に白木灯籠を配して、 御霊の祀りのかたちとしておさまったように思います。
カテゴリー: 御霊をお祀りするための神具, 御社・御宮 ・御霊舎, 八脚案、神饌台、八足
453 太鼓塗り替え
太鼓の塗り替えが完成しました。 約2ヶ月の期間をかけて、 生地の歪みや破損部分の修正、塗り、金具の鍍金等 各専門職人の手を経て、金具の取り付け、 組み上げ確認を行います。
塗り替え前の状態と比べ、 輝きはもちろんのこと、 太鼓としての佇まいが際立って良くなったように思います。
カテゴリー: 楽器類, 修理・修復, 神殿内音響関係
452 壁代(かべしろ)、戸帳(とちょう)
ご家庭の神床の壁代をお仕立しました。 御霊舎をお祀りされるにあたり、神床をより神聖な場とされるため、 神床の三面(後面と両側面)に設えらるものです。
お仕立は、人絹緞子の生地に紫色の布筋を入れております。 布筋は、三面の寸法に合わせてバランスよく収まる位置に取り付けました。
壁代に囲まれた御霊舎は、 『凛』ということばがふさわしい、気高い雰囲気に包まれています。
カテゴリー: 神具, 祭具
451 太鼓台 塗り替え 金具取り付け
太鼓台の金具を取り付けています。 太鼓本体及び、太鼓台、鉦鼓台の全体塗り替えとして お預かりしているものです。
台本体は、塗師によって新品同様に塗りかえられ、 金具類も職人によって本金鍍金をかけられ、 すべての部品を組み上げる工程に入りました。
今回の金具は、脚部のラインに沿って綺麗に仕上げられており、 金具を取り付けていても、気持ちよくおさまってゆきます。 作業場の前から差し組む自然光によって、 金具は、本金鍍金独特の高貴な輝きを放っています。
カテゴリー: 楽器類, 修理・修復
450 麻房 三段染め 5寸
白赤黒三段染めの麻房を製作しました。 ご家庭の神棚の御簾に付いている、房のお取替えです。
麻房は、麻の選定、染色、組み上げに至る全ての工程が、 専門職人の手仕事による、純粋な手造り品です。
房をお取替えされるだけでも、 御簾の雰囲気が変わり、 神棚全体が清々しい気に包まれるように思います。
カテゴリー: 御簾
449 御社 木曽桧造り
小型の御社を製作しました。 『お札の寸法に合わせてできるだけ小さくて、質感の高いものを』 とのご依頼にあわせておつくりしたものです。
寸法が、台幅20cm、総高さ25cm と標準的な社に比べ、かなり小ぶりですが、 お札の高さを確保するために、 内部の床を下げております。
総木曽桧材で造られた御社は、小さいはいえ、 しっかりと存在感のある社に仕上がりました。
カテゴリー: 御社・御宮 ・御霊舎
448 御神体箱(桐箱)と白布団(白羽二重)
御神体箱と白布団を製作しました。 御神体箱は、桐製のかぶせ蓋で、底部に繧繝布を敷いています。 御神体箱の下に敷かれる布団は、白の羽二重布でお仕立てしました。 布団の寸法や厚みも、前回の御造営の時と同寸同仕様でお仕立しています。
桐材と白羽二重の組み合わせは、 穢れのない神聖なかたちをあらわしてるように感じます。
447 三方 吉野材 胴太
胴太の三方を製作しました。 材質は、吉野桧材です。 天(折敷)の寸法が、8寸、6寸に対して、 2サイズ大きい1尺用、8寸用の胴(脚部)を取り付けております。
胴が太いため、安定感のあるかたちになりました。
446 御簾 赤地白紋 切房付き
神殿の御簾をお仕立しました。 竹は綿糸表編み、布は赤地白紋(梅鉢紋)十釜の寿で、 房は紅白2段染めの切房です。 御簾の裾にはパイプを巻き込んで、 巻き上げているような質感を出しています。