輿(こし) 3-1

2011年4月15日 by sporder

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輿(こし)

輿の修理修復をしました。
屋根を四本の柱で支えた形のもので、
御輿(みこし)と区別して輿(こし)と呼ばれます。

修復前の輿は、経年のため屋根の割れ、
彫物の破損欠損、塗りの劣化等しておりました。
生地、彫師、錺金具、塗師等の専門職人の手によって
細部まで綺麗に修復され、輝きが戻りました。
明日はその細部をご紹介します。

家庭祀りの神具一式

2011年4月14日 by sporder

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家庭祀りの神具一式

ご家庭の神床に神具一式を納入しました。
事前にご用意いただいた神床に、御社、御社台(昨日のブログに掲載) 、
神饌台(八脚案)、御簾、三方などを据えました。
特に、見下げず、見上げすぎない 御社の位置にこだわりました。
神具が入ったことで、お部屋全体が清々しく けじめのある雰囲気になったように思います。

御社台

2011年4月13日 by sporder

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御社台

御社台を製作しました。
幅4尺、高さ40cm、奥行30cmの台で、材質は吉野桧材です。
御社と燈明に合わせて、奥行はやや深めにしました。
吉野桧材の綺麗な色合いが出ています。

山の辺の道 桜と蒸気霧

2011年4月12日 by sporder

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山の辺の道 桜と蒸気霧

四月十日を過ぎて、山辺の道の桜も満開になりました。
日が昇る前の夜都伎神社の池には、花冷えのため蒸気霧が立ち上り、
幻想的な情景になっています。
蒸気の立ち涌きあがるさまに、
有職文様の『立涌』が由来すると言われますが、
その光景に神秘性と美しさを感じる日本人の心は、
今も変わらないように思います。

 

 


 

御簾  3枚割り 正絹本倭錦 麻房付き 

2011年4月11日 by sporder

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御簾  3枚割り 正絹本倭錦 麻房付き

御簾をお仕立しました。
神殿用の長尺の御簾です
正絹本倭錦の布、房は麻房三段染めで、左右の丈が長い3枚割りです。
それぞれの布の接するところは、職人の熟練の手業によって、
綺麗に柄合わせされています。

高張提灯 後面家紋入り 

2011年4月10日 by sporder

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高張提灯 後面家紋入り

高張提灯を製作しました。
標準よりやや小さめの直径1尺3寸で、 和紙張り油引き仕上げです。
表面には『御神燈』 後面には 家紋を家名を入れました。

 

厚畳(あつじょう) 高麗縁

2011年4月9日 by sporder

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厚畳(あつじょう) 高麗縁

高麗縁の厚畳を製作しました。
神殿内で、軾 (ひざつき)に代えての座具としてお使いになられるもので、
通常の厚畳より薄めに製作しました。
寸法は3尺(約91㎝)角です。
職人の手によって仕立てられた厚畳は、隅々に綺麗な角が出ています。

神壇 引戸木曽桧材

2011年4月7日 by sporder

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神壇 引戸木曽桧材

既製品の神壇(当店オリジナル品)の下部引戸を、木曽桧板張りに仕様変更しました。  今回の仕様にすると、正面から見ると総桧材仕様のように見え、
価格的にもお値打ちに仕上がります。
御簾は、グリーン綾交織金糸入りの布でお仕立し、紫の房をお付けしております。

御霊箱 木曽桧材  

2011年4月6日 by sporder

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御霊箱 木曽桧材

御霊箱を製作しました。
幅高さともに約30cmの大型で、材質は、曽桧材です。
内部には間仕切り入れ、中央に幣串を配しています。
職人の技で刻まれた土台の意匠が、全体を引き締めています。

御簾 本倭錦(正絹)梅鉢紋入り

2011年4月5日 by sporder

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御簾 本倭錦(正絹)梅鉢紋入り

御簾をお仕立しました。
信者様宅の神床にしつらえられるもので、 布は正絹の本倭錦、房は紅白2段染めの  より房をお付けしました。
絹特有の上品な光沢に、紅白の2段染めの房が華やかに調和しています。