ブログNo.1323
御簾 新倭錦 赤 180×120㎝
御簾をお仕立てしました。
ご家庭の神床に設えられます。
幅180cm、丈120cm、竹は綿糸表編み、
布は新倭錦赤 小葵柄、房は紅白二段染の切房です。
巻き上げ寸法は、房の鈎に掛けたときに全体が
調和の取れる寸法に調整しております。
倭錦の中に織り込まれている 小葵柄は、
長い歳月の中でも変わらず継承されている、
日本の大切な意匠の一つです。
昨日のブログの続きです(ブログNo.1319)
太鼓は、直径2尺(丸枠2尺5寸)の木彫り火炎、
鉦鼓(すりがね)は直径7寸(丸枠1尺)を神殿左に据えました。
八足(八脚案)を設え、灯明やぼんぼりに灯がともると、
一層の奥ゆかしさが感じられます。
神殿神具一式を納入しました。
外陣には、両面仕立ての御簾(ブログNo.1310)を設え、
内陣はそれぞれ二重御簾の奥に、
三社の御社(ブログNo.1314)が納まっております。
御社の前には、三段の神饌台(八脚案)(ブログNo.1313)を据えました。
白木と白壁の無垢の色合いに、濃い赤色の御簾が映え、
正面に座すると、
外部雰囲気とは一線を画した、
清清しくも特別な間にいるような感じがします。