御簾房を製作しました。
神殿御簾の房のお取り替えです。
房本体の長さが8寸(約24cm)で、
紐の長さは、ご指定の巻上寸法に合うように仕上げております。
御簾房の染めは、職人がすべて手作業で行い、
色合いや微妙な染め分け位置は、
先代より受け継がれた継承の技術によって完成します。
ブログNo.1381
御簾 交織倭錦梅鉢紋入り より房三段染め
御簾をお仕立てしました。
神殿の外陣正面に設えられます。
全長455cmの均等3枚割で、左右に長押の出っ張りがあるため、
両端に切り込みを入れております。
竹は綿糸表編み、布は交織倭錦梅鉢紋入り、仕立ては両面仕立て、
房はより房3段染(ブログNo.1374)、
裾には質感が出るようにパイプを巻き込んでおります。
緑系の布に3段染のより房の組み合わせは、雅やかさというよりも、
控えめな中にも格調高さが感じられる組み合わせです。