ブログNo.2319
73.5×27㎝ 御簾 正絹本倭錦 麻房付き
御簾をお仕立てしました。
社殿内に設えられます。
幅73.5㎝丈27㎝、竹は綿糸表編み、
布は正絹本倭錦、房は麻房3段染です。
御簾の丈は、短くとのご指定で、
27㎝に仕上げ、
裾にパイプを巻き込んで質感を出しております。
神前幕を引き上げる揚巻房を製作しました。
房の長さが9寸(約27㎝)、平頭より房、
色は、やや明る目の紫色です。
揚巻房の『かたち』は、
神祭具の中でもバランスの取れた美しさがあり、
朱、赤、緑、古代紫、紫、白など様々な色合いによっても、
趣が異なります。
ブログNo.2315
別注)神壇 格子欄間 71×50×171cm
別注仕様で神壇を製作しました。
御霊舎をお祀りされます。
幅71cm 奥行50㎝高さ171㎝、
上部には格子欄間、御簾を設えます。
内部上段には御霊舎、下段と引き出しにはご神饌用の八脚案を据えます。
枠組み等は木曽桧材、下部の引き戸も桧の突板を使い、
質感の高い神壇に仕上がりました。
子ども用の千早をご用意しました。
御造営祭典の際に、緋袴、白衣の上にお召しになります。
普段とは違う『ハレ』の衣裳を召された子どもたちは、
緊張と嬉しさが交錯したはにかんだ様子で、
その姿を眩く見守る親御さんや村の方々の姿が目に浮かぶようです。