緋袴をお仕立てしました。
禊籠りの神事で、
女性の氏子の方々がお召しになります。
素材はウール地で、色合い緋色です。
緋色は、古来より赤色として重用された、
茜(あかね)から生まれた高貴な色合いで、
『思ひ』の『ひ』をかけて、
情熱的な思いを表す色と伝えられています。
御簾を納入しました。
神殿内の結婚式を控え、新調されます。
外陣(ブログNo.2548)、内陣の順にお取り付けをすすめ、
すべての作業が完成した後、神殿中央に座して拝しました。
正面を見上げると、 左の窓から日が差し込み、
さざ波が治まるように、
気持ちが透明に近づいていくように感じられました。
翌日の結婚式では、新郎新婦、ご当家のご一同様が揃われ、
清々しくも温かさの感じる空間の中で、
厳かに式典が執り行われることと存じます。