2011年
2011年8月6日 by sporder461
弓張り提灯 御用型
弓張り提灯を製作しました。
胴部分が太目の御用型で、
和紙張りした上に、油引きをしております。
御輿を先導して、弓張り提灯を掲げた二名の世話人が、
一歩一歩踏みしめるように、ゆっくりと歩かれると、
御輿を取り巻く全体が重厚な雰囲気に包まれます。
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2011年8月5日 by sporder460
神殿御簾
神殿の御簾をお取替えしました。
布は雅八釜の赤地白紋、金紋で、
房は紅白2段染めの切房、竹は表編みです。
御簾の巻上の質感を出すため、外陣には太目のパイプ、
内陣中御簾には細目のパイプを巻き込んでおります。
取り付け後、拝殿から見上げると、
神殿全体が明るくなり、涼やかな佇まいを感じました。
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2011年8月4日 by sporder459
ご家庭の御霊のお祀り (御霊舎一式)
ご家庭の神床に御霊舎一式を納入しました。
既に神の間として、空けておいていただいた空間に、
内壁三面に壁代(かべしろ)、正面に御簾をしつらえました。
その後、御社台、神饌台を配して、最後に御霊舎及び神具類を据えました。
御簾と壁代の紫布筋以外は、全て白木と布の白、瀬戸物の乳白色 という
シンプルでありながら、清々しさを感じる空間に仕上がったように思います。
(関連ブログ 452、454、455)
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2011年8月3日 by sporder458
裁付袴(たっつけはかま) 綿地黒色
裁付袴をお仕立しました。
祭事に御召しになられるもので、素材は綿地の黒色です。
裁付袴は差袴とかたちが異なり、 膝から下が細く、
裾と膝下に紐が付いており、 足捌きの軽快さが特徴です。
神事や祭事の他に、
獅子舞や相撲の呼び出し、伝統芸能等でも着用されます。
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2011年8月2日 by sporder457
御簾 倭錦交織 切房紅白2段染め
三枚割りの御簾をお仕立しました。
神床にしつらえられるもので、布は倭錦交織やまとにしきこうしょく)、
房は紅白2段染めの切房です。
裏面には、赤布を付けた、赤裏付き仕立 で仕上げております。
交織の倭錦は、正絹や新倭錦とは趣の異なる、落ち着いた仕上がりになりました。
三枚に割っているにもかかわらず、継ぎ目がわからないくらい、
綺麗に柄合わせする仕立ては、竹と布の特性を知り尽くした熟練の職人技です。
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2011年8月1日 by sporder456
葉月一日 早朝の山の辺の道
葉月一日 早朝の山辺の道です。
日に日に青みを増して育っている稲に朝露が残り、
日の出の光を受けた水滴がきらきらと光っています。
道の傍らの柿畑では、
青々とした葉の間から、青柿を垣間見ることができます。
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2011年7月31日 by sporder
455
御簾 正絹倭錦 麻房付き
御簾をお仕立しました。
御霊舎をお祀りされる神床にしつらえられるものです。
布は、正絹倭錦、房は白赤黒の三段染めの麻房をお付けしています。
鈎で巻き上げたとき、程よい質感が出るように、
丈をやや長めにして、裾にパイプを巻き込みました。
巻上寸法は、神床寸法と御霊舎の寸法と位置に合わせて、仕上げております。
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2011年7月30日 by sporder454
御霊舎と御社台と神饌台
御霊舎用の御社台と神饌台を製作しました。
ご家庭で予めしつらえていただいた神床の寸法(幅70cm)に合わせて、おつくりしたものです。
寸法については、全てお任せいただきましたので、
御霊舎の位置を見上げすぎず、見下げない位置にこだわり、
御霊舎の高さと、御簾の下がり寸法とのバランスを考慮して決めております。
材質は、御霊舎(特大)、神饌台は木曽桧、 御社台は吉野桧です。
左右に白木灯籠を配して、
御霊の祀りのかたちとしておさまったように思います。
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2011年7月29日 by sporder453
太鼓塗り替え
太鼓の塗り替えが完成しました。
約2ヶ月の期間をかけて、
生地の歪みや破損部分の修正、塗り、金具の鍍金等
各専門職人の手を経て、金具の取り付け、 組み上げ確認を行います。
塗り替え前の状態と比べ、 輝きはもちろんのこと、
太鼓としての佇まいが際立って良くなったように思います。
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2011年7月28日 by sporder452
壁代(かべしろ)、戸帳(とちょう)
ご家庭の神床の壁代をお仕立しました。
御霊舎をお祀りされるにあたり、神床をより神聖な場とされるため、
神床の三面(後面と両側面)に設えらるものです。
お仕立は、人絹緞子の生地に紫色の布筋を入れております。
布筋は、三面の寸法に合わせてバランスよく収まる位置に取り付けました。
壁代に囲まれた御霊舎は、
『凛』ということばがふさわしい、気高い雰囲気に包まれています。
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