片木 折敷(経木 角材張り)

2011年9月4日 by sporder

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片木 折敷(経木 角材張り)   

薄板(経木)の内側に桧の角材で縁を付けた折敷を製作しました。  
村の祭事にご使用されるもので、毎年決まった数量をおつくりしています。 

他の村では、桧の縁の代りに竹ヒゴの縁の折敷(ブログNo.174)をご使用されます。

場所が変わると細かな仕様も変わりますが、  
それぞれの地域で折敷の原型を、伝統として大切に守っておられます。

戸帳 単仕立 布筋赤紫

2011年9月3日 by sporder

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戸帳 単仕立 布筋赤紫   

戸帳をお仕立しました。  
神床内部にしつらえられるもので、
人絹緞子の生地に、赤紫の布筋をお付けしております。 

光沢のある生地に、布筋、朽木柄がバランスよく配置されています。

山の辺の道 長月の早朝

2011年9月1日 by sporder

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山の辺の道 長月の早朝  

長月一日 早朝の山の辺の道です。

夜半から降り続いた雨が一時的に上がり、
靄の残る山から日が昇りかけています。

道沿いの稲穂は、日ごとにふくらみを増し、
目の前には 緑系の優しげなグラデーションが広がっています。

ご家庭での 神様のお祀り

2011年8月31日 by sporder

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ご家庭での 神様のお祀り 

新築されたご家庭の神床に、御社、御簾(ブログno.481)、三方等の神具一式を納入しました。 

床の間の横に造られた神床は、桧造りで白壁という理想的な仕上がりで、
内装にも丁寧なしごとがなされています。

『家人が新居に住む前に、まず神様にお鎮まりいただくきたい』というご当主のお考えで、
畳と建具の入る前にしつらえております。

気高く清々しい雰囲気の中で、
神と向き合うことのできる空間が出来上がったように感じます。

御簾 本倭錦(梅鉢紋入り) より房付き  

2011年8月30日 by sporder

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御簾 本倭錦(梅鉢紋入り) より房付き  

御簾をお仕立しました。 
新築された、ご家庭の神床にしつらえられるものです。 
寸法は幅4尺5寸(約136㎝)、丈99㎝の一枚御簾で、
布は正絹本倭錦、房は紅白2段染めのより房です。 

本倭錦の光沢のある濃い赤に合わせた、よ
り房の明るい紅白がお互いを引き立てています。

太鼓塗り替え (太鼓塗替)

2011年8月29日 by sporder

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太鼓塗り替え

8月23日掲載(No.474)の金具取り付け作業が完了し、 納入しました。

自然豊かで緑に囲まれた、神殿にしつらえました。

縁側から見える明るく爽やかな木々と、神殿内の陰影によって、
漆と本金箔で仕上げらた太鼓が より深みある色に見えます。

金幣 釣り下げ型(吊り下げ型) 本金箔押し   

2011年8月28日 by sporder

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金幣 釣り下げ型(吊り下げ型) 本金箔押し   

金幣を製作しました。 
細かな幣がつながり、下部に鈴が付いた釣り下げ型(吊り下げ型)で 、
幣には本金箔を押しています。

台座は、十字足に持ち送りのついた八双台です。 

窓辺に金幣を置くと、
人が感じないような、僅かな風の流れに幣が揺れ、

『涼やかな』 という言葉どおりの 鈴の音が聞こえます。

太鼓塗り替え 片面  

2011年8月27日 by sporder

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太鼓塗り替え 片面

太鼓を塗り替えました。
直径2尺3寸(約70cm)の大型の太鼓で、
片面のみを塗り替えです。

経年のご使用で、表面に細かい割れと
漆面の曇り等の劣化が見られましたが、
下地から造り直し、
本漆で仕上げた上に、本金箔で三つ巴がを描いております。

大きな太鼓の一面を、鏡のように仕上げるのは、熟練の塗師の技といえます。

御簾 新倭錦 切房付き 赤裏付き仕立て  

2011年8月26日 by sporder

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御簾 新倭錦 切房付き 赤裏付き仕立て   

御簾をお仕立しました。 
布は小葵柄の新倭錦、房は切房の2段染め、 
赤の裏地を付けた 赤裏付き仕立てです。 

小葵柄は、御簾をはじめとして 
神殿調度や装束等に多用される文様です。

そのデザインの起源は、銭葵や冬葵など諸説がありますが、
完成された意匠でありながら、控えめで慎ましやかな印象があるので、 
地模様としても多用されています。

大型御幣 (幣と幣串)

2011年8月25日 by sporder

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大型御幣 (幣と幣串)

大型の御幣を製作しました。
神社の当家にあたるお家が、毎年一柱ずつ奉納されるものです。

幣串は全長約160cm で材質は吉野桧材です。
幣は左右に五枚づつ垂れがあります。

御幣のかたちは、地域の風習や、神社の伝統によって様々で、
幣串の先端の形状や垂れの数(四垂れ、五垂れ等)、
紙の枚数、紙の色の組合わせ(白、紅白、五色)、
水引や麻緒の有無等、それぞれ異なります。

ただ、 それぞれが永年にわたって大切に守れていることを考えると、
できるだけ正確にお見本どおりにおつくりすることが、
私どもの務めであると 強く思います。