高張提灯を製作しました。
直径約40cmの標準的な寸法で、
表裏両面には旧字で『獻燈(献灯)』の文字を入れ、
側面には町名を入れました。
和紙張りの表面には、油引きしております。
大和も十月に入ると、秋の祭りが各所で執り行われ、
今回製作いたしました提灯は、
旧街道をまたいで各町内ごとに提灯台を建てて、七張を並べて吊られ、
まち全体が祭の雰囲気に染まります。
三種の神器の鏡袋を製作しました。
9月30日掲載の剣袋と対になるもので、布地は正絹の菊七宝です。
お取替えの際に開封すると、
鏡の裏面に御奉納者の名や奉納年月日が刻み込まれていることがあります。
裏の文字は、このような特別の時しか目にすることがありませんが、
御奉納者のお気持ちは永らえ、受け継がれていくように思います。