弓張り提灯を製作しました。
村の祭事にご使用されるもので、
表には楷書で『御神燈』 裏面には大字名を入れております。
提灯には蝋燭(ろうそく)を灯しますので、電気ほど明るくもなく、
空気の流れや、吹き込む風によって、
天然の火が揺らいだり、時には消えることもあります。
しかし、それが日も暮れて闇が広がる中では、
演出のようにも見え、
日常では味わえない独特の空気を醸し出します。
観音開き仕様の神壇を製作しました。
(幅79cm奥行43cm高さ149.5cm)
蝶番は本金鍍金をかけた、質感の高いものをお取り付けしております。
内部には、御霊舎(大) をおさめ、
手前には新倭錦(青)の布地に
紫一色のより房をお付けした御簾をしつらえました。
控えめな色合いの御簾によって、落ち着きのある神壇に仕上がりました。
和室の鴨居から上の角のところに、神棚をしつらえました。
木曽桧の吊り神棚(ブログNo.534)を設置し、
後背には戸帳(ブログNo.530)、
中央に総木曽桧造りの三社宮を納めました。