折敷を製作しました。
材質は吉野桧材です。
通常 折敷や三方は、縁の外から外が寸法が基準となりますが、
今回は 縁の内寸のご指定寸法(36㎝)でおつくりしました。
横に並べた5寸三方と比較しても、その大きさがわかると思います。
折敷の縁の角は、表に出ない僅かな部分を残して切り込みを入れ、
伝承の技で曲げることで生まれる穏やかな曲線は、職人の技といえます。
胡床(相引)を製作しました。
脚部の素材は楢材で、布は赤色の交織倭錦です。
胡床は白地の帆布張りが一般的ですが、
座面の布の変更や、脚部の黒塗り、
飾り金具等を取り付けることで、趣が大きく変わります。
白木の脚部と、赤倭錦の対比が上品です。