扇箱を製作しました。
扇を1対収納保管されるもので、
材質は桐材を使用しております。
箱の製作は、精度が要求され、
職人の技量が問われる かたちのひとつです。
今回も上蓋が滑らかに閉まり、
閉まった状態では上蓋の境目がわからないくらい
『きちっと』仕上がりました。
胡床(相引)を製作しました。
脚部の素材は楢材で、布は赤色の交織倭錦です。
胡床は白地の帆布張りが一般的ですが、
座面の布の変更や、脚部の黒塗り、
飾り金具等を取り付けることで、趣が大きく変わります。
白木の脚部と、赤倭錦の対比が上品です。