ブログNo.2320
御簾 3枚割568×56(パイプ入り41㎝仕上) 綿糸一本返し編み 雅 8釜 切房
御簾をお仕立てしました。
神殿外陣、両側面に設えられます。
総幅568㎝3枚割、丈は56㎝
裾にパイプを巻き込み41㎝に上げております。
竹は綿糸一本返し編み、布は赤地白紋雅8釜、
房は切房2段染です。
その他にも、外陣正面は5枚割、内陣は3枚割3組、
側面を合わせて計20枚をお仕立てしております。
神前幕を引き上げる揚巻房を製作しました。
房の長さが9寸(約27㎝)、平頭より房、
色は、やや明る目の紫色です。
揚巻房の『かたち』は、
神祭具の中でもバランスの取れた美しさがあり、
朱、赤、緑、古代紫、紫、白など様々な色合いによっても、
趣が異なります。
ブログNo.2315
別注)神壇 格子欄間 71×50×171cm
別注仕様で神壇を製作しました。
御霊舎をお祀りされます。
幅71cm 奥行50㎝高さ171㎝、
上部には格子欄間、御簾を設えます。
内部上段には御霊舎、下段と引き出しにはご神饌用の八脚案を据えます。
枠組み等は木曽桧材、下部の引き戸も桧の突板を使い、
質感の高い神壇に仕上がりました。
子ども用の千早をご用意しました。
御造営祭典の際に、緋袴、白衣の上にお召しになります。
普段とは違う『ハレ』の衣裳を召された子どもたちは、
緊張と嬉しさが交錯したはにかんだ様子で、
その姿を眩く見守る親御さんや村の方々の姿が目に浮かぶようです。