御簾 朱地十六菊 より房付き  

2011年5月4日 by sporder

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御簾 朱地十六菊 より房付き

御簾をお仕立しました。
布は、朱色に十六菊が金糸で織り込まれたもので、
竹は表裏を交互に編んだ一本返し編みです。
幅が約12尺(約360cm)と長尺のため、房を四本つけております。
仕立ては、表裏同じの両面仕立です。

朱色の生地には立涌の雲が地模様で入り、
紅白2段染めのより房との釣り合いが、
上品な華やかさを演出しているように思います。

皐月二日の山の辺の道

2011年5月3日 by sporder

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皐月二日の山の辺の道

皐月二日の山の辺の道です。
石畳の坂の上には、新緑の青紅葉が覆いかぶさり、
葉の隙間から日の出の光が差し込んで、
思わずその場所に佇んでしまいました。
あぜ道には、柔らかく輝く、綿毛を残したタンポポが咲いています。

太鼓 片面張り替え+塗り替え 

2011年5月1日 by sporder

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太鼓 片面張り替え+塗り替え

2/23ブログに掲載しました、片面張り替えの太鼓を塗り上げました。
太鼓面は、黒漆で塗り上げ、その上から本金箔で巴を描くのですが、
撥で太鼓面を叩くため、 漆を厚く塗りすぎるとひび割れがおこり、
薄くすると漆本来の光沢が得られません。
その絶妙の塩梅は、代々受け継がれた職人伝承の技といえます

八足(八脚案) 紫檀板埋め込み 

2011年4月30日 by sporder

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八足(八脚案) 紫檀板埋め込み

天板の上面に紫檀板を埋め込んだ八足(八脚案)を製作しました。
材質は木曽桧材で、既製品1尺5寸の八足より脚を高くしております。
天板の幅と総高さが同寸法ですが、
下に空間がある分、脚の方が長く見えます

 

 


 


 

御神体覆 人絹緞子 布筋紫

2011年4月29日 by sporder

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御神体覆  人絹緞子 布筋紫

御神体をおさめられる箱の覆(おおい)をお仕立しました。
小葵の地模様の入った人絹緞子に朽木(くちき)(柄を刷り込み、
胡蝶柄を入れた紫色の布筋(のすじ)を取り付けています。
裏面は、白布で裏地をつけた袷仕立てです。
刷り込まれた朽木柄は 朽ちた木の木目を意匠化したものとされ、
吉祥文様の一つです

高張提灯 梅鉢紋入り

2011年4月28日 by sporder

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高張提灯 梅鉢紋入り

高張提灯を製作しました。
直径1尺4寸(約40cm)の和紙張りの提灯で、当店で一番良くご注文いただくサイズです。
正面には、丸に梅鉢の紋、後面には教会名を入れ、
上部には赤で 天つなぎ柄を入れました。
提灯の表面には、油引き加工をしております。

御簾 社殿用  正絹本倭錦   麻房付き

2011年4月27日 by sporder

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御簾 社殿用  正絹本倭錦   麻房付き

外祭宮の大型社殿用の御簾をお仕立しました。
布は、正絹本倭錦で、房は麻の三段染めです。
御簾の下部には、下縁もお付けしております。
裏側の親骨(竹)が直接見えないよう赤布で覆い、
の筋の裏側も赤色の裏布をつけました。
白木の社殿に、落ち着きのある色合いの御簾が一層映えます

灯明台 八脚案型 

2011年4月26日 by sporder

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灯明台 八脚案型

灯明用の台を製作しました。
材質は、木曽桧材です。
通常八脚案の天板は1寸(約3cm)のものを使用しますが、
今回は寸法が小さく(30×10×11cm)、灯明も軽いため、 厚みを5分(約1.5cm)にして、
脚部と天板を糊付けで固定しております。

桐箱 器収納箱 

2011年4月25日 by sporder

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桐箱 器収納箱

祭事にお使いになる器類を収納する箱を製作しました。
材質は桐製で、全面の板は引き上げ式になっています。
板を入れると、どの部分が開くのかわからないくらい、
精密に仕上げられた桐箱は、職人の熟練の技の賜物です。

 

御簾 金紋入り(梅鉢) 一本返し編み  

2011年4月24日 by sporder

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御簾 金紋入り(梅鉢) 一本返し編み

御簾をお仕立しました。神殿用の大きいもので(幅117丈210cm)、
竹は、表裏を交互に編んだ一本返し編みで、布は、雅の金紋です。
表裏が同じに見える 両面でお仕立しました。(房は表側)
紅白2段染めの房頭の白が入ることで、全体が明るく清らかな雰囲気になったように感じます。