浄衣(じょうえ) 左右紐紫 

2011年11月11日 by sporder

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浄衣(じょうえ) 左右紐紫

浄衣をお仕立しました。 

村の祭事に着用されるもので、素材はテトロンです。 

通常浄衣の左右紐は同色の白が多いのですが、
今回のものは濃い紫色で、 

盤領(あげくび・・・丸い襟の部分)もとんぼでとめる形でなく、
紐で結ぶ形です。

多数の職方の協力を得て、お預かりしたお見本どおり、
村の伝統のかたちを再現できました。

御簾房 古代紫 6寸 

2011年11月10日 by sporder

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御簾房 古代紫 6寸   

御簾房を製作しました。  
糸を1本づつ撚っている 『より房』で、
染め分けをしない 古代紫の一色染めです。 

金具と、頭の網目からかすかに見える金色が、
古代紫の上品なアクセントになっています。 

上質でありながら控えめで、
特にグリーン系の御簾を引き立てる色合いです。

神殿の御社 3尺、3尺5寸  

2011年11月9日 by sporder

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神殿の御社 3尺、3尺5寸  

御社を納入しました。 
台幅3尺5寸と3尺の大型の社で、材質は吉野桧材です。  

神床におさまるように、高さと奥行等を調整しております。

御簾との釣り合いも良く、神床におさまった二社の御社を、
窓から差し込む陽が、穏やかに照らしています。

笏(笏板) 木曽桧柾目

2011年11月7日 by sporder

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笏(笏板) 木曽桧柾目   

笏(しゃく)を製作しました。 
材質は木曽桧材の柾目で、
標準的な長さ(約38cm)のものと、短め(約30cm)の2種類です。 
厚みは、ごく僅かですが、厚めにしております。   

笏は、櫟(いちい)材をはじめいろいろな材質で製作されますが、 
無垢の桧には包み込まれるような白さがあり、
濁りのない澄み切った状態を感じます。

神棚 総木曽桧造り 三社宮 

2011年11月6日 by sporder

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神棚 総木曽桧造り 三社宮 

和室の鴨居から上の角のところに、神棚をしつらえました。

木曽桧の吊り神棚(ブログNo.534)を設置し、
後背には戸帳(ブログNo.530)
中央に総木曽桧造りの三社宮を納めました。  

窓からの差し込む光が、優しく神棚く照らし、
ご家族揃って清々しい気持ちで
拝をしていただける間になったように思います。

高張提灯 ビニール製  『御神燈』

2011年11月5日 by sporder

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高張提灯 ビニール製  『御神燈』  

通常は、竹の骨に和紙張りが基本となりますが、 
今回は撥水性の高いビニール製の提灯を製作しました。 

正面には『御神燈』の文字を入れ、
側面、後ろ面には社紋や文字を入れずに無地です。  

提灯の耐久性について和紙張りとビニール製との比較を
よくお問い合わせいただきますが、 
それぞれに長所短所があり、
通して言えることは、
末永くお使いいただくためには、 
丁寧なお取扱い
(①広げるときに一気に広げずゆっくりと伸ばす、②使用後には陰干しをして湿気を取る、 ③収納の際小さく縮めすぎない 等)
が一番のポイントになるように思います。

八足(八脚案) 木曽桧柾目  

2011年11月4日 by sporder

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八足(八脚案) 木曽桧柾目  

八足(八脚案)を製作しました。 
ご指定どおりの寸法で、
天板は木曽桧材の柾目を使用しております。 

天板は二枚はぎ(接ぎ)ですが、
共木(同じ木)を使うことで、
木口を見ないとわからないくらいの色合わせがなされています。 

仕上がった柾目の八足(八脚案)には、
上質なものだけが持つ気品が感じられます。

御簾 正絹本倭錦 麻房付き

2011年11月3日 by sporder

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御簾 正絹本倭錦 麻房付き

御簾をお仕立てしました。 

ご家庭の御霊をお祀りされる神床にしつらえられるもので、
布は、正絹本倭錦で、
房は3段染めの麻房です。 (85×52cm)  

下部にパイプを巻き込むことで、 
御簾の落ち着きと、巻上時の量感が出るようにしております。

麻房は、化繊素材の切房やより房のような光沢はありませんが、 
それが麻特有の控えめな彩りであり、 
つやのある正絹生地と極上の組合わせになります。

霜月一日 早朝の山の辺の道

2011年11月1日 by sporder

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霜月一日 早朝の山の辺の道    

霜月一日、早朝の山の辺の道です。 

長岳寺後背の龍王山に朝靄がかかり、 
日の出とともに青紫の空が少しづつ明るくなってきます。 

稲刈りの終った田の畦に秋桜が残り、
道沿いには柿がたわわに実っています。

御簾 赤地白紋(寿) 一本返し編み  

2011年10月31日 by sporder

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御簾 赤地白紋(寿) 一本返し編み  

御簾をお仕立しました。 
ご家庭の神床にしつらえれるもので、 御簾を2枚に分けています。  

竹の編み方は、通常節が揃うように竹の表面を前にしますが、
今回は、『一本返し編み』 という編み方で、竹を表裏交互に編み上げています。
 そうすることで、竹が反りにくくなります。  

神前御簾の製作は、専門の御簾職人によって、
1本づつ手仕事で編み上げられ、
布の縫いつけも、一針一針手仕事で丁寧に仕上げられます。