御簾房を製作しました。
神殿内の御簾房をお取替されます。
房本体の長さが6寸(約18cm)、より房平頭仕様です。
染分けは白赤黒の3段染で、
鈎に掛けて40㎝に巻き上げられるように紐を調整しております。
3段染の房は、
職人が1色づつ手染めで染め上げる完全な手造りのお品で、
染分けの位置を揃えるには、
相当の熟練の技と先代から引き継ぐ様々な経験の賜物でございます。
神殿御簾を納入しました。
外陣正面3枚(ブログNo.2320)、両横2枚、
側面左右 6枚 内陣9枚 合計20枚の新調です。
竹は綿糸一本返し編み、布は雅8釜 白紋金紋、房は切房2段染です。
取り付けが完了し、参拝場中央で坐して拝をすると、
色鮮やかな御簾と、
経年のうちに色づいた柱や床の色の対比に
奥ゆかしさが感じられ、
窓から差し込む光が、御簾を輝かせています。