ブログNo.2538
御簾 88×40㎝ 本倭錦 切房2段染
御簾をお仕立てしました。ご家庭の神床に設えられます。
幅88㎝丈40㎝、竹は綿糸表編み、
布は正絹本倭錦、房は切房2段染です。
多色の小葵柄が意匠として織り込まれている『倭錦』は、
御簾をはじめ神祭具に重用されており、
単に定番、コンサバというよりも、
長い年月を経て無駄なものが除かれ昇華した、
有職デザインの代表の一つでもあると思います。
真榊用の五色布をお仕立てしました。
拝殿の左右に配され、上部に榊葉(ブログNo.2531)が取り付けられた、
真榊の五色布として設えられます。
全長2尺5寸(約75㎝)素材はミナロンです。
五色の由来は、五行説に基づくものとされ、
木・火・土・金・水はそれぞれ
青・赤・黄・白・黒を表しております。
現在、五色の中の黒色はごくまれで、
一般には紫色が主となっております。