祭具

円座 渦巻き 2尺1寸 

2011年9月12日 by sporder

円座 渦巻き 2尺1寸  

直径2尺1寸の渦巻きの円座を製作しました。  

一週間前にも職人の親方と 円座の仕上げについて話す機会がありました。

 円座は、い草を湿らせて編み上げるのですが、 
編み上げ後、すぐに密封したり積上げてしまうと、
湿気が残っているためカビ等が出て、
せっかくの完成品が台無しになります。

かといって、完全に水分がなくなると、
い草自体に張りがなくなり、切れやすくなります。 

そういったことから、職人は、一枚づつ適度な水分を保持した状態で乾燥させ、色がやけないように注意をはらいながら、一枚一枚を丹念に仕上げていきます。

御輿台用 下幕 

2011年9月11日 by sporder

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御輿台用 下幕   

御輿台の下部に巻く 幕を製作しました。

社紋の鎌まんじが、台の四面のそれぞれ中央になるように配置しております。  
生地はテトロン製で、軽さとしなやかさが特徴です。 

後日、準備の整った金具類と幕を御輿台にしつらえます。 

奉書、水引、片木 片木折敷、草鞋(わらじ) 

2011年9月7日 by sporder

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奉書、水引、片木 片木折敷(ブログNo。485)、草鞋(わらじ)   

奉書、水引、麻緒、片木 折敷、草鞋(わらじ)をご用意しました。 
村の当家(とうや)の方が、毎年ご準備されるもので、
奉書、水引、麻緒(本麻)を使って、御幣などの祭具を御作りになられます。

 
二名の当家の方が草鞋をはいて、神事につかれるもの、村の伝統です。

 

 

 

御輿台 木口金具

2011年9月5日 by sporder

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御輿台 木口金具   

御輿用の台の木口にお取り付けする金具を製作しました。

専門の錺金具職人の手によって、木口の寸法に合わせ、
1個づつおつくりしております。

素材は厚みのある銅地で、本金メッキを施すことで質感の高い金具に仕上がりました。 
ご指定により、金具は浅目で直線に仕上げており、正面には花菱の図柄を大きく入れました。 

片木 折敷(経木 角材張り)

2011年9月4日 by sporder

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片木 折敷(経木 角材張り)   

薄板(経木)の内側に桧の角材で縁を付けた折敷を製作しました。  
村の祭事にご使用されるもので、毎年決まった数量をおつくりしています。 

他の村では、桧の縁の代りに竹ヒゴの縁の折敷(ブログNo.174)をご使用されます。

場所が変わると細かな仕様も変わりますが、  
それぞれの地域で折敷の原型を、伝統として大切に守っておられます。

戸帳 単仕立 布筋赤紫

2011年9月3日 by sporder

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戸帳 単仕立 布筋赤紫   

戸帳をお仕立しました。  
神床内部にしつらえられるもので、
人絹緞子の生地に、赤紫の布筋をお付けしております。 

光沢のある生地に、布筋、朽木柄がバランスよく配置されています。

金幣 釣り下げ型(吊り下げ型) 本金箔押し   

2011年8月28日 by sporder

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金幣 釣り下げ型(吊り下げ型) 本金箔押し   

金幣を製作しました。 
細かな幣がつながり、下部に鈴が付いた釣り下げ型(吊り下げ型)で 、
幣には本金箔を押しています。

台座は、十字足に持ち送りのついた八双台です。 

窓辺に金幣を置くと、
人が感じないような、僅かな風の流れに幣が揺れ、

『涼やかな』 という言葉どおりの 鈴の音が聞こえます。

大型御幣 (幣と幣串)

2011年8月25日 by sporder

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大型御幣 (幣と幣串)

大型の御幣を製作しました。
神社の当家にあたるお家が、毎年一柱ずつ奉納されるものです。

幣串は全長約160cm で材質は吉野桧材です。
幣は左右に五枚づつ垂れがあります。

御幣のかたちは、地域の風習や、神社の伝統によって様々で、
幣串の先端の形状や垂れの数(四垂れ、五垂れ等)、
紙の枚数、紙の色の組合わせ(白、紅白、五色)、
水引や麻緒の有無等、それぞれ異なります。

ただ、 それぞれが永年にわたって大切に守れていることを考えると、
できるだけ正確にお見本どおりにおつくりすることが、
私どもの務めであると 強く思います。

戸帳(門帳) 社紋入り  

2011年8月21日 by sporder

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戸帳(門帳) 社紋入り   

戸帳(門帳)をお仕立しました。 
生地は上紡緞子で、 布筋は赤紫、 社紋(下がり藤)を摺り入れております。 
仕立ては、綿の裏地を付けた裏付き仕立てです。 

純白というより、温かみのあるスノーホワイトの上紡緞子に、
茶色に刷り込まれた下がり藤の社紋が 上品におさまっています。

御神体箱 木曽桧  

2011年8月20日 by sporder

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御神体箱 木曽桧

御神体をおさめられる箱を製作しました。 
材質は木曽桧材で、 正面は引き上げ式です。 
寸法は、幅80×高さ180mmで厚みは、
一般のお札入れより深くしております。 

御神体箱は、桧材の他に、桐材で製作することもございます。