御社を製作しました。
台幅3尺5寸の大型の社で、材質は吉野桧です。
現在おまつりの御社のお取替えで、
現状の寸法に合わせて、とくに奥行・高さ等を修整し、製作しました。
厳しい寸法の制約がある中で、
社の職人は、要所をおさえた、おさまりのよいかたちに仕上げました。
御簾(昨日掲載 ブログNo.525)を
拝殿と社殿の間をつなぐ回廊にしつらえました。
全長が長いため、2枚にお仕立して、天布縦布共に柄合わせをしております。
時折そよぐ秋風が、御簾を穏やかに揺らし、
清浄な心地よさを感じます。
外から差し込む光によって、御簾が柔らかく照らされ、
御簾を通して透かし見える風景を目にすると、
特別な空間に居ることを覚えました。
御幌を製作しました。
社殿の扉内にしつらえれれるもので、
生地は地模様入りの人絹緞子で、総角(房)は、紫です。
純白無垢の生地に紫の総角が映え、
神様が御鎮まりくださるにふさわしい、清々しい佇まいになるように思います。
生地は、白系以外にも、赤系(ブログNo.264)で製作することもございます。