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722 揚巻房(揚巻/総角 ) 平頭 ・二重頭 緑色
揚巻房を製作しました。
神前幕の中心に設えられるもので、 頭が一重の平頭と、 頭が重なっの二重頭の2種類です。
今回は御指色の緑色で仕上げましたが、 赤、朱、紫、古代紫、白等の色でも製作できます。
揚巻は 、 昔の子供の髪の結い方に似ていることから、 結びの呼称になったともいわれますが、 源氏物語47巻の総角 や 歌舞伎の役柄にその名が使われることから、 古人(いにしえびと)は 『あげまき』という言葉の響きに 美しさを感じていたように思います。
カテゴリー: 神具, 祭具
外祭宮 銅板葺き 鞘建宮(鞘立宮) 3-2
昨日掲載の続きです。 扉には、六枚八双の飾金具を取り付け、 内部には、赤紫の布筋の付いた戸帳、 繧繝縁の厚畳を設えております。
正面観音開き扉上部には、格子の欄間が入り、 細部にわたって丁寧に仕上げられております。
カテゴリー: 神殿 ・ 社殿
720 外祭宮 銅板葺き 鞘建宮(鞘立宮) 3-1
鞘建宮(鞘立宮 さやだてみや) を製作しました。
会社の敷地内に、社員の皆様がご参拝できるように設置されるもので、 材質は桧製、屋根には銅板葺いております。
外祭宮にも様々な形状がございますが、 今回の仕様は ガラス入りの観音開き戸が付いて、 御扉が外部に出ない 鞘立宮 です。
1枚づつ 細かく重ねながら葺かれた屋根に光が当たり、 清々しい輝きを放っています。
719 神殿御簾 赤地白紋 雅
御簾をお仕立てしました。
神殿に設えられるもので、竹は綿糸表編み、 布は赤地白紋 『雅』 です。
赤地白紋 『雅』 は、 正絹地に近い濃い赤と、白銀の紋が組み合わさった、厚地の生地です。
仕上がった御簾が かすかな光を受けると、 濃い赤から白色の紋が上品に浮き出ます。
カテゴリー: 御簾
718 八脚案(神饌台、八足台) スプルース製
八脚案(神饌、八足台)を製作しました。
神殿に設えられるもので、 寸法は68×27×30cm(幅×奥行×高さ)です。
材質は、スプルース材で仕上げております。
幅に対して、奥行が深く、 どっしりとした安定感のあるかたちに仕上がりました。
カテゴリー: 八脚案、神饌台、八足
717 絵馬の修理
絵馬を修理しました。
拝殿にご奉納されておられる絵馬ですが、経年と湿気によって、 額縁に納まる付近が朽ちておりました。
まず、 朽ちた部分切り出し、 同じ厚みの板を取り付けて 下地を再生しました。
その後 全体に違和感が出ないように、 新調部分に彩色を行いました。
今回の修理は、木工職人と絵師の円滑な連携によって、 元のかたちを再現できたように思います。
カテゴリー: 修理・修復
716 篠笛 (縦笛) 神楽用
6穴の篠笛を製作しました。
お神楽にご使用されるもので、 材質は竹製、歌口が笛の小口ついた 縦笛です。
篠笛は横笛が主流ですが 、 全国には 縦笛でご奉納される伝統も継承されています。
カテゴリー: 楽器類
715 御簾 正絹本倭錦 麻房付き
御簾をお仕立てしました。 ご家庭の御霊をお祀りされる神床に 設えられるものです。 (幅134×丈40cm)
布は正絹本倭錦、竹は綿糸表編み、 房は麻房三段染めです。
40cmに仕立てた御簾の裾にパイプを巻き込み、 鈎で巻き上げたときに 御霊舎と全体のバランスが釣り合うように、 房紐の長さを調整しております。
カテゴリー: ご家庭での神様のお祀り, 御霊をお祀りするための神具, 御簾
715 弓張提灯 御神燈 五瓜の木瓜(五瓜に唐花)、丸剣片喰(まるにけんかたばみ)
弓張提灯を製作しました。 正面は 『御神燈』 の文字を入れ、 側面向かって右は 五瓜の木瓜(五瓜に唐花)を黒色で、 向って左には 家紋の 丸に剣片喰を赤色で入れました。
後面には、大字名と氏名を入れております。
今回のように 左右に家紋、社紋を入れる仕様は、 地域に伝わるの伝統の形といえます。
カテゴリー: 提灯
713 三種神器 鏡(本倭錦) 6寸
神社拝殿の真榊に設えらる、神鏡を製作しました。
直径6寸(約18cm)の神鏡に 、 正絹本倭錦と赤より房で仕立てた鏡袋に入れております。
三種神器の鏡袋は、今回の正絹本倭錦の他に 正絹菊七宝柄や菊菱柄、金襴布等でもお仕立しております。