小鼓革裏面の金箔を修理しました。
長期のご使用で革裏面の腰敷部分が割れ、
金箔の剥がれが目立っておりました。
下地からの本格修理をする場合、
相当な費用と時間がかかるため、
ご指定により割れ部分を補修し、本金箔で仕上げました。
品のある本金箔の輝きにより、
小鼓の革に一層の格調高さが感じられます。
昨日のブログの続きです(ブログNo.1319)
太鼓は、直径2尺(丸枠2尺5寸)の木彫り火炎、
鉦鼓(すりがね)は直径7寸(丸枠1尺)を神殿左に据えました。
八足(八脚案)を設え、灯明やぼんぼりに灯がともると、
一層の奥ゆかしさが感じられます。
神殿神具一式を納入しました。
外陣には、両面仕立ての御簾(ブログNo.1310)を設え、
内陣はそれぞれ二重御簾の奥に、
三社の御社(ブログNo.1314)が納まっております。
御社の前には、三段の神饌台(八脚案)(ブログNo.1313)を据えました。
白木と白壁の無垢の色合いに、濃い赤色の御簾が映え、
正面に座すると、
外部雰囲気とは一線を画した、
清清しくも特別な間にいるような感じがします。