麻房を製作しました。
拝殿の御簾房をお取り換えされます。
房本体の長さが8寸(約24cm)、
素材は本麻製、3段染め仕様です。
御簾房は、切房、より房、麻房の3種類がございますが、
古式に則った仕様は麻房になります。
麻房は天然素材のため、化繊のように色が均一ではございませんが、
それが素朴な味わいとなり、
白地の『生成り』と相まって、
奇をてらわない清楚、清純という言葉どおりの美しさが感じられます。
楽太鼓・太鼓台を塗り替えました。
永年のご使用で、太鼓面の金箔・漆が剥げ、
太鼓台の火炎の割れや、台のぐらつき等の不具合が出ておりました。
すべてのパーツをいったん外し、
割れやぐらつきを補修した後、
専門の塗師によって、塗り替えられました。
太鼓の中の『左三つ巴』もきれいに描きなおされ、
新調の朱房(ブログNo.2138)をつけると、新品同様の輝きに戻りました。
ブログNo.2164
新築神殿神具⑤
御社 4尺5寸 吉野桧製
御社を製作しました。
台幅4尺5寸(約135㎝)の大型の社です。
材質は、吉野桧材(扉は木曽桧)を使用しております。
台の奥行や高さは、神殿の神床寸法に合わせて、
専門職人の手により、一社づつ丁寧に仕上げられました。
社の内部には壁代(ブログNo.2160 )、扉の裏には同仕様の戸帳を設えます。
別途製作の神鏡(台)を扉前に据えて完成となります。