ブログNo.3183
白木ぼんぼり 十字足 100㎝ 火袋小型
白木ぼんぼりを製作しました。
お部屋の設えにご使用されます。
全高100㎝、材質は桧製、
脚は十字足でございます。
火袋はご指定により、小さくしております。
火袋が小さいため一見繊細で華奢にも見えますが、
設えた時に、まわりを引き立てる美しいかたちになります。
ブログNo.3182
金幣修理 3尺(総高さ約94㎝) 本金箔・本漆仕上げ
金幣を修理しました。
全高3尺(約94㎝) 大型の金幣です。
永年のご使用で、幣の錆と歪み、
幣軸・土台の漆の剥がれ、ぐらつきが生じておりました。
一旦金具類をすべて外し、土台も分解したうえで、
専門職人の手で修復をいたしました。
修理の詳細は、土台と幣串は、古い漆を落とし、
生地の歪を調整したうえで、下地をつくり本漆で仕上げております。
幣部分は、錆と亀裂が進行しておりましたので、
破損しないように、錆を落とし、
形状を整えた上で、本金箔で仕上げております。
ご奉納者の思いが、今回の修理で後世に繋がれたように思います。
ブログNo.3174
祝い房(紅白) 揚巻
鏡餅に設える祝い房を製作しました。
お正月を美しく祝うための、装飾用の揚巻房でございます。
房:2寸5分(約7.5㎝)全長15㎝
神祭具は平安時代の貴族の住まいの調度を起源にするものが多数あり、
永きにわたる時代の変遷の中で、
余分な部分が削ぎおとされ、昇華された形で現在に伝わっております。
これからも、日本の美しい文化として後世につたえるために、
そのままの形をお伝えする一方で、
本質は押さえながらも、時代に応じて美しく変化していくことも大切なことかと考えております。
今年一年、清々しくも美しい神祭具のお取り扱いができたことが、
弊社スタッフ一同、大変光栄でありがたく感じております。
来年も気持ち新たに、美しい神具のお取り扱いをさせていただきます。