ブログNo.3679
白木ぼんぼり 火袋張替え
白木ぼんぼりの火袋を張り替えました。
全高1尺5寸(約45㎝)の火袋です。
火袋の形状は、火袋の骨に反りのある朝顔型です。
現状の紙を外し、全体を掃除したうえで、
破れにくい樹脂製和紙を張って仕上げました。
ブログNo.3673
黒盾、黒矛(黒鉾・祭矛・祭鉾)
黒盾6枚、黒矛(黒鉾)6竿を納入しました。
(ブログNo.3669、3670、3671,3672)
30年前に黒盾2枚、黒鉾2竿を納めており、8月のお盆明けに、「 黒盾八枚、黒矛八竿」が揃いました。
古事記、日本書紀において、
崇神九大和に疫病が蔓延した際に、崇神天皇の夢のなかに神人が現われ、「赤盾八枚・赤矛八竿(さお)を以て、墨坂神(すみさかのかみ)を祠れ。亦(また)黒盾八枚・黒矛八竿を以て、大坂神(おおさかのかみ)を祠れ。」と告げたと記録されております。
天皇は、さっそく墨坂神と大坂神に盾と矛を奉献し、祀ったところ、疫病や災いが無くなり国内が安らかにになりました。
今回の納品で、記紀に記された1450年前の祀りの形が整いました。
単なる偶然と思えない、今回の納まりから、
コロナが一日でも早く平癒する兆候であると思われ、
大変意義のあるお仕事をいただいたことに感謝しております。
ブログNo.3672
祭矛(黒矛・黒鉾)235㎝ 2-2
ブログNo.3671の 続きです。
矛本体の長さは約230㎝、先端は木製銀箔仕上げです。
矛の鍔下から下げる旗は「比礼旗」と呼ばれます。
幅34㎝、丈54.5㎝布地は、
多色の小葵柄が織り込まれた正絹本倭錦です。
旗の中央には社紋の「左三つ巴」を金糸の刺繍で入れております。
ブログNo.3670
盾(黒盾) 45×90㎝ 社紋入り 2-2
ブログNo.3669の 続きです。
中央の金具は直径約6寸(約18㎝)厚み1寸(約3㎝)で、錺金具職人が製作した手造り品でございます。
後脚は2本で、盾の裏側に通して固定する形でございます。