2012年

冠 縁の修理 芯棒の取替え

2012年9月12日 by sporder

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冠 縁の修理   芯棒の取替え   

冠の縁を修理しました。 

永年の御使用で、下部の縁が擦り切れて、
下地の和紙が見え、一部は湿気が入り膨らんでいる状態でした。  

職人の手により、下地を固めて、
黒色を数回に分けて塗ることで、お使いいただける状態に戻りました。 

冠の一つは、心棒が折れておりましたので、
新しいものをお取替えしております。

完成後、三頭の並べると縁の高さや、
全体の丸みが一頭づつ異なっておりました。 

製作年代や、継承された職人の型による
微妙な『かたち』の変化は、興味深いものです。


御簾  三枚割り 新倭錦(緑) 麻房付き 

2012年9月11日 by sporder

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御簾  三枚割り 新倭錦(緑) 麻房付き 

御簾をお仕立てしました。 

拝殿に設えられるものです。 

竹は、綿糸表編み、布は新倭錦(緑)、房は麻房の三段染です。 

全長が353cmのため、継ぎ目が中心にならないように、
均等に3枚割をしております。 

御簾の裏面も見えるため、お仕立ては 両面です。 

落ち着きのある緑地の御簾に、三段染の麻房が品良く映えています。

円座 組編み 2尺3寸  

2012年9月10日 by sporder

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円座 組編み 2尺3寸  

円座を製作しました。 
直径2尺3寸(約70cm)の大型の円座で、 
網目の細かい『組み編み(とび)』 です。 

円座の標準寸法が1尺8寸~2尺ですが、 
2尺3寸は、 ひと回り以上大きく見えます。 

2尺1寸より大きい円座は、熟練の職人の中でも、
編み上げることのできる人が限られます。

また、少し大きくなるだけで、手数がかかり、
一日一枚位しか仕上げることができないので、 
価値ある手造りの逸品といえます。

神饌台(八脚案) 三段 桧製  

2012年9月9日 by sporder

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神饌台(八脚案) 三段 桧製

神饌台(八脚案)を製作しました。

神床に設えられえるもので、 材質は桧材です。

神床の内寸が3尺(半間、約90cm)のため、
神饌台の幅は、お掃除等で引き出したときに、
内壁に当たらないように、少し控えて 87cmとしております。

奥行は三方に合わせて5寸(約15cm)、
高さは、10cmの段差をつけて、
30cm、20cm、10cmで仕上げました。

幅、奥行、高さのバランスのとれた案に仕上がったように思います。

御簾 三枚割り 正絹本倭錦  より房付き 

2012年9月7日 by sporder

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御簾 三枚割り 正絹本倭錦  より房付き   

御簾をお仕立てしました。 

三枚割りの御簾で、 竹は綿糸表編み、
布は正絹本倭錦、 房は紅白二段染めのより房です。 

『房本体があまり大きすぎないように』 とのご指定を頂きましたので、
 房の寸法を四寸五分(約13.5cm)とやや小さめにし、
頭も二重ではなく平頭でご用意しました。 

正絹の生地に、控えめな大きさのより房が調和しています。

神壇  家紋(丸に剣片喰)入り 2尺5寸SE型  

2012年9月6日 by sporder

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神壇  家紋(丸に剣片喰)入り 2尺5寸SE型  

神壇用の家紋(丸に剣片喰)を製作しました。 

材質は木曽桧材で、 神壇の格子欄間におさまるように 
直径9㎝で仕上げております。 

家紋のかたちが複雑な場合は、細い筋で表現しますが、
今回の『丸に剣片喰』は各パーツが大きいので、
それぞれを切り出して、土台に貼っております。

新築神殿 神具 2-2

2012年9月5日 by sporder

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新築神殿 神具 2-2  

昨日(No.809)の続きです。  

御簾の竹は、綿糸一本返し編み(表裏を交互にする編み方)、 
布は雅の赤地白紋、 
房は紅白二段染めのより房です(No.795)。  

天井が高い神殿のため、
御簾の下がりを十分に取ることができました。 

中央に座して、正面を見上げると、
御社と御簾が釣り合い、
落ち着きのある神殿になったように思います。

新築神殿 神具 2-1

2012年9月4日 by sporder

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新築神殿 神具 2-1   

新築の神殿に神具一式を納入しました。 

総幅5間(約9m)の大きな神殿で、 
御社は桧製、
台幅寸法が6尺(ブログNo.796No.797 )、
3尺5寸(ブログNo.808)、3尺の三社です。。 

白木で仕上げられた神殿に、御社と御簾が納まり、 
両側から差し込む穏やかな光によって、
柔らかな空気に包まれているようです。

御社3尺5寸、御社台4尺 桧製

2012年9月2日 by sporder

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御社3尺5寸、御社台4尺 桧製  

御社と御社台を製作しました。 

御社は台幅3尺5寸(約105cm)、
御社台は台幅4尺(約120cm)、材質は桧製です。  

御社台の高さは、前に設える御神饌用の台(神饌台・八脚案)、
三方の寸法、御簾の下がりを考慮して決めております。 

御社と御社台の束と桟は、一旦神殿に据えてしまうと、
隠れてはっきりと見る機会がありませんが、
縦横の格子が安定感のある綺麗な意匠になっています

山の辺の道  長月一日の早朝 

2012年9月1日 by sporder

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山の辺の道  長月一日の早朝  

長月一日の山の辺の道 です。 

昨夜の雨が、稲の葉先に残り、
一月前には無かった黄緑の稲穂が、
真っ直ぐに立ち上がっています。 

長月をむかえ、草木の香りがはっきりとわかり、
朝日は、幾分穏やかになったように感じます。