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905揚巻房 朱色 7寸
揚巻房を製作しました。
神前幕に中心に設えられるものです。
房の寸法は7寸(約21cm)、色は朱、平頭のより房です。
深みのある朱は、 品のある華やかさが感じられます。
雅やかな『朱の揚巻』は、幕房としてだけでなく、神輿の大鳥や小鳥、蕨手に掛ける鈴紐等の設えにも使用されます。
カテゴリー: 神具, 祭具 | コメントは受け付けていません。
903霊璽収納桐箱用 覆
霊璽収納桐箱(ブログNo.901)の覆を製作しました。
布は、小葵の地模様の入った人絹緞子、 朽木柄を摺りこみ、布筋は紫に胡蝶柄入り、 裏付きのお仕立です。
正面は開扉できるように上部まで切り込みを入れております。
901霊璽収納用 桐箱
霊璽を収納される箱を製作しました。
材質は桐製で、正面は観音開きです。
同品の既製品(16×13×25cm 幅×奥行×高さ)がございますが、 今回は奥行きを縮めたご指定寸法で製作しております。
正面は、観音開きの他に 落とし蓋仕様でも製作できます。
900手振鈴(五色布付)
手振鈴をご用意しました。
祭典にご使用されるもので、金属製の柄の先端に鈴が一つ付いております。
小さな鈴が数個付いた『神楽鈴』の余韻のある軽やかな音に比べ、『手振鈴』は、一振りごとに出るしっかりとした音が特徴的です。
白木の八脚案に置かれた、手振鈴には神殿の設えが映り込み、ひときわ目を引くこがね色の光を放っています。
895 狛犬 陶器(瀬戸物) 1尺
陶器の狛犬をご用意しました。
全高1尺(約30cm)の大型のもので、社殿の左右に設えられます。
大型の狛犬は、近年では石材が主流となっておりますが、 古来に御奉納されたものには木彫り、木彫りに彩色されたもの、 精巧につくられた陶器などがあります。
木彫りや陶器の狛犬は、 現在では再現できないような精巧で優美なものが多く、 各所で大切に守られています。
893 玄関幕 丸に梅鉢紋入り テトロン縮緬(ちりめん)
玄関に設えられる幕を製作しました。
全幅500cm 丈94cm、 素材はテトロン縮緬です。
玄関の正面が380cmで 左右に60cmづつ折れるようにとのご指定でしたので、 紋は380cmの中でバランスがとれるように配しております。
正面で巻上げる揚巻房は、 明るい紫の平頭より房をご用意しました。
幕と房の色合いを、明るさの異なる同系色を合わせることで、 奥ゆかしさが感じられます。
888
見台の房 (白より房 平頭)
見台の房を製作しました。
地方で大切に継承されている地歌舞伎の中で、 浄瑠璃の見台に設えられるものです。
仕様は平頭のより房で、 一つの頭に二重の紐で揚巻に結ばれています。
小さい結びの揚巻房は際立ちすぎず、 黒い漆塗りの見台を引き立てるように思います。
886 扇用桐箱(6対 12本用)
扇(扇子)を収納される箱を製作しました。
材質は桐材で、9寸(約27cm)の扇が6対(12本) 納まる寸法に仕上げております。
仕様は、中板を入れた2段式、蓋は印籠蓋です。
蓋をした時に隙間が無く、精度の高い仕事は、 桐箱職人の熟練の技術です。
884 胡床(相引) 白、新倭錦赤 、交織倭錦赤
胡床(相引)を製作しました。
祭典にお使いされるものです。
サイズは標準寸法で、 座面は、白帆布、赤色の新倭錦、赤色の交織倭錦の3種類です。
座面の色や生地について明確な決まりはありませんが、 一般的には、祭儀や結婚式等において、 一般参拝者・参列者は、白帆布又は新倭錦、 祭主・祭官・神官等は、それより上質の布をご使用されます。
最近の結婚式場等ウエディング関係では、厳かさと華やかさな雰囲気を醸し出すために、 参列者の座面の色も、赤系の新倭錦や交織倭錦が増えております。
882 手水桶セット(手水桶・半桶・半桶台) 別注)半桶台
別注で、半桶台を製作しました。
既製品の台は、 切り込みの入った厚板を2枚組み合わせる十字型で、 高さがやや低めです。
今回製作の台はサワラ材を使用し、 上部が丸い三脚型で、半桶をのせた高さが46cmです。
内側は長期にわたって『かたち』が保たれるように、 十分な補強がなされているにもかかわらず、 外見は、無骨さを感じさせない流麗な丸いかたちに仕上げられており、 これも桶職人の熟練の技といえるでしょう。