御社を製作しました。
台幅6尺(約180cm)、総高さ7尺(約210cm)の大型の御社で、
材質は桧材です。
奥行きに制約があるため、
標準寸法より若干浅くしております。
扉本体は、大人二人でも移動させるのが困難な重量で、
間近で見ると大きすぎるように感じますが、
離れて見ると社の中心に目がいき、全体に安定感が感じられます。
単なる図面上の寸法でなく、どの部分をどの程度強調するかは、
職人の長年の経験と感性に裏付けされたものであるといえます。
鞘建宮(鞘立宮)を設置しました。
社業のご繁栄と安全を祈願して、十年毎にお取り換えされ、
今回で三回目の納入です。
鳥居は朱色で塗り替え、御額(ブログNo.709)は同じく新調しております。
真新しい白木の社殿と、神域を示す朱色の鳥居、
皐月の新緑が相まって、清々しい雰囲気漂う空間となりました。