御霊をお祀りするための神具

御簾 正絹倭錦 麻房付き  

2011年7月31日 by sporder

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御簾 正絹倭錦 麻房付き  

御簾をお仕立しました。 
御霊舎をお祀りされる神床にしつらえられるものです。

布は、正絹倭錦、房は白赤黒の三段染めの麻房をお付けしています。 
鈎で巻き上げたとき、程よい質感が出るように、
丈をやや長めにして、裾にパイプを巻き込みました。

巻上寸法は、神床寸法と御霊舎の寸法と位置に合わせて、仕上げております。

御霊舎と御社台と神饌台

2011年7月30日 by sporder

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御霊舎と御社台と神饌台   

御霊舎用の御社台と神饌台を製作しました。 
ご家庭で予めしつらえていただいた神床の寸法(幅70cm)に合わせて、おつくりしたものです。 

寸法については、全てお任せいただきましたので、
御霊舎の位置を見上げすぎず、見下げない位置にこだわり、 
御霊舎の高さと、御簾の下がり寸法とのバランスを考慮して決めております。 

材質は、御霊舎(特大)、神饌台は木曽桧、 御社台は吉野桧です。

左右に白木灯籠を配して、
御霊の祀りのかたちとしておさまったように思います。

灯明用台(灯明台)、 神饌台

2011年7月7日 by sporder

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灯明用台(灯明台)、 神饌台

八脚案の 灯明用台(灯明台)と神饌台を製作しました。
ご家庭の神床に据えられるもので、 幅は90cm で材質は、木曽桧材です。
灯明は、御社と同じ段に置かれる事もありますが、
御社の段より若干下げることで、
御社、灯明双方がバランスよく見える配置になりました。

壁代 上紡緞子 布筋赤紫  

2011年7月6日 by sporder

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壁代 上紡緞子 布筋赤紫

壁代をお仕立しました。
ご家庭の神床を改装されるにあたり、
壁面(3面)の内張りとしてしつらえられるものです。
(133×125.5cm 幅×丈 )

布地は厚みがあり質感の高い 上紡緞子で、
布筋は胡蝶柄入りの赤紫です。

白地に赤紫の筋が入ることで、 神床が清楚に明るくなりました。

御簾 萌黄綾錦金糸入り布 麻房付き 

2011年7月5日 by sporder

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御簾 萌黄綾錦金糸入り布 麻房付き

御簾をお仕立しました。
布は、萌黄金糸入りの綾錦で、房は麻房の三段染めです。

萌黄の柔らかで控えめな色合いですので、
ご家庭の神床にしつらえられても、和洋のお部屋を問わず自然と馴染みます。

 

春日造り宮(春日宮) 総木曽桧 (内祭用)2-2 

2011年6月28日 by sporder

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春日造り宮(春日宮) 総木曽桧 (内祭用)

昨日掲載の続きです。
扉には銅地厚地本金メッキの、隅八双金具を取り付けました。
内装は、扉の後ろに、紫布筋の戸帳、
床には、繧繝縁の厚畳をしつらえました。

木曽桧の柔らかい色合に、控えめに輝く上質の金具が自然に溶け込んでいます。

春日造り宮(春日宮) 総木曽桧 (内祭用) 2-1

2011年6月27日 by sporder

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春日造り宮(春日宮) 総木曽桧 (内祭用) 2-1

総木曽桧材で、春日造宮を製作しました。

永年にわたってご家庭の御霊舎としてお祀りされていた社の新調です。
正式な春日造りに比べると、千木、勝男木、高欄の有無や縦横のバランスなど、
若干異なるところがあります。

しかし、先先代が手造りされたかたちが、ご当家にとって大切なものであり、
社の寸法をひと回り大きくした上で、かたちと仕様は現状を忠実に再現しました。

御簾 新倭錦 切房  

2011年6月22日 by sporder

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御簾 新倭錦 切房

御簾をお仕立しました。
ご家庭の神棚にしつらえられるもので、
2
4×30cmの小さめの御簾です。
布は新倭錦、房は紅白の2段染めの切房です。

裏面にも裏布をつけたお仕立をしております。

雛壇神壇2-2  

2011年6月11日 by sporder

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雛壇神壇2-2

昨日掲載の雛壇型神壇の続きです。
材質は、正面、雛壇等はすべて木曽桧材、
横板裏板のみ、桧の突板を使用しております。
雛壇下段の下には、引き出しの神饌段、その下には、深めの引き出しを配しました。
引き手等の金具類は、本金メッキ仕様です。

木曽桧特有の柔らかい白木色と、本金色の取り合わせは、
お互いを引き立て合う彩りのように思います。

雛壇神壇1-2 

2011年6月10日 by sporder

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雛壇神壇1-2

前部が雛壇型の神壇を製作しました。
当初は、お部屋にしつらえられた神床におさめるため、
上段まで雛壇の神壇を計画しておりました。

しかし、神床の扉が軸回しで、扉を収納したときに、
軸回しの金具が見えてしまうことがわかり、
雛壇の開放感を保ちながら、

軸回しの金具を隠すために、最上段を壁面で囲いました。
また、御簾は、神壇本体ではなく、神床の長押裏に取り付けました。

設置後、正面に座して拝すると、手前に壁面がないため、
開放感のある空間に御霊舎がお鎮まりされているように感じました。