御霊をお祀りするための神具

御簾 新倭錦 麻房三段染め 

2012年4月27日 by sporder

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御簾 新倭錦 麻房三段染め   

御簾をお仕立てしました。 

ご家庭の神床に設えられるものです。 
竹は綿糸表編み、布は新倭錦、房は麻房三段染めです。  

全幅120cmで、丈は45cmに編み上げ、
下部にパイプを巻き込んで質感を高め、33cmに仕上げました。 

倭錦の小葵(こあおい)柄は、
立涌や浮線(ふせん)・雲鶴・八つ藤等と同じく
有職文様を代表するもので、 
菱形の花と唐草状の葉が、規則正しく配されたかたちは、
現在のデザインでも通じる、優れたものであると思います。

御霊箱 桐製  標木10枚入り

2012年4月20日 by sporder

御霊箱 桐製  標木10枚入り

桐製の御霊箱を製作しました。  
ご家庭の御霊様の御社に納められます。  
御霊箱中には、多数(10枚)の標木を納めることができるように、
奥行を深くしております。 

上蓋には金襴等の覆いをかけることもございますが、
今回は桐材の生地そのままに仕上げました。

御簾 交織倭錦梅鉢入り より房付き

2012年4月16日 by sporder

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御簾 交織倭錦梅鉢入り より房付き

御簾をお仕立てしました。

ご家庭の神床に設えられるもので、
竹は綿糸表編み、布は交織赤倭錦梅鉢紋入りです。

房は紅白二段染めのより房をお付けしております。

下部にパイプを巻き込んで質感を高め、
御簾の鈎で巻き上げてご指定の寸法になるように房紐を調整しております。

交織布の落ち着いた色合いと、
紅白二段染めより房の華やかさが調和しているように思います。

 

神饌台(八脚案、八足台) スプルース製  

2012年4月14日 by sporder

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神饌台(八脚案、八足台) スプルース製   

神饌台(八脚案、 八足台)を製作しました。 
御神饌をお供えされる際に、ご使用される案です。

材質はスプルース材で、寸法は120×27×30(幅×奥行×高さ)cmです。 
奥行が広い安定感のある形に仕上がりました。

御簾 交織倭錦 切房三段染め

2012年4月12日 by sporder

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御簾 交織倭錦 切房三段染め  

御簾をお仕立てしました。 

ご家庭神床に設えられるもので、サイズは幅160×丈180cmです。 

竹は綿糸表編み、布は交織倭錦、房は三段染めの切房です。 

房の紐は、赤一色が標準ですが、今回は模様入りにしております。  

落ち着きのある交織の生地に、三段染めの房がアクセントになり、
優美さが感じられる 御簾に仕上がりました。

霊璽  吉野桧製  

2012年3月28日 by sporder

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霊璽  吉野桧製  

霊璽を製作しました。 
材質は吉野桧材で、全高は173mm、覆(かぶせ蓋)は無しです。  

霊璽の形状は尖頭型が多いですが、
平らのものもあり、サイズも地域や製作年代等によっても様々です。 
覆(かぶせ蓋)を被せる場合には、
白木のままのや、その上から金襴等の布で覆うこともあります。

他の仕様として、 
薄板(標木)を何枚も入れることのできる形もございます。

御霊舎 八幡宮 木曽桧造り 総八双扉金具付き 2/2 

2012年3月21日 by sporder

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御霊舎 八幡宮 木曽桧造り 総八双扉金具付き 2/2  

ご家庭の御霊の神具一式を納入しました。
神床にあわせた寸法に、
御霊舎(ブログNo.659),御社台(ブログNo.650)神饌台(八脚案)(ブログNo.651)
御簾(ブログNo.652)を全てお誂えしております。  

御霊舎の内部も 厚畳・紫布筋の戸帳を設えました。  
神床の内壁三面には、白布を張り、
白木の社等の神具、御簾を設えることで、 
清々しい気持ちで参拝できる 間ができたように思います。

御霊舎 八幡宮 木曽桧造り 総八双扉金具付き 1/2  

2012年3月20日 by sporder

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御霊舎 八幡宮 木曽桧造り 総八双扉金具付き 1/2  

御霊舎を製作しました。 
ご家庭の霊璽が全て納められるように、
通常の形よりも、胴幅、奥行とも 広くしました。   

素材は、全て木曽桧材で、屋根や高欄など
内部にわたって、最上の仕上げをしております。 

金具類にもこだわり、扉には、厚地の総八双本金メッキ金具、
階段には段金物、木口金具、 勝男木にも金具をお取り付けしました。 
 標準のかたちより幅広ではありますが、
柔らかな木曽桧の美しさと相まって、落ち着きのある社に仕上がりました。

御社台と神饌台(八脚案) 2/2

2012年3月15日 by sporder

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御社台と神饌台(八脚案)2/2

昨日掲載の御社台と神饌台(八脚案)を製作するにあたり、
具体的なイメージをつかんでいただくために、
cadで簡単な図面を作成し、ご提案いたしました。 

神床の製作においては、全体のバランスはもちろんですが、
特に御社の位置がポイントになります。

御社台と神饌台(八脚案)1/2  

2012年3月14日 by sporder

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御社台と神饌台(八脚案)1/2  

ご家庭の床の間を神床にされるために、
八脚案の御社台と神饌台を製作しました。 

御社を据える奥の台は床框の上、
ご神饌を供える手前の台は、框の下に設置されます。 

框の段差が、案の段差に釣り合うため、 
両方の案の高さは、同じにしております。 

材質は、スプルース材で、 
台の高さが高いため、補強に横桟を入れております。