ブログNo.3679
白木ぼんぼり 火袋張替え
白木ぼんぼりの火袋を張り替えました。
全高1尺5寸(約45㎝)の火袋です。
火袋の形状は、火袋の骨に反りのある朝顔型です。
現状の紙を外し、全体を掃除したうえで、
破れにくい樹脂製和紙を張って仕上げました。

ブログNo.3524
太鼓塗り替え 1尺6寸×7寸 本漆上塗り本金箔仕上げ
太鼓を塗り替えしました。
直径1尺6寸(約48㎝)奥行7寸(約21㎝)の太鼓です。
長期のご使用で太鼓面の漆と金箔が剥げておりました。
専門の塗師にって、塗り替え作業が行われました。
表面の漆をはがし、下地を整えたうえで黒の本漆で仕上げます。
漆が乾くと太鼓面には左三つ巴を金箔で描き、
側面もすべて金箔で仕上げております。
太鼓面への塗りは、高度な塗の技術が必要となります。
厚く塗りすぎると割れの原因になり、薄すぎると光沢が出ません。
楽器としての目的を果たしながら、
美しい太鼓面にに仕上げる技術は、先代から受け継ぐ塗師の技法といえます。