修理・修復

太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)塗り替え 板火炎仕様2-2

2013年2月14日 by sporder

bettyuu954-5954太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)塗り替え 板火炎仕様2-2  

昨日のブログ(No.953)の続きです。  

太鼓台・鉦鼓台も太鼓同様に、黒漆と本金箔で仕上げました。 

上部の火炎には、意匠化された水玉が彫り込まれております。 

飾り金具が無いため、一見質素にも見えますが、
無意識のうちに 丸みをおびた水玉に引き込まれ、
説得力のあるかたちに思えます

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太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)塗り替え 板火炎仕様2-1  

2013年2月13日 by sporder

bettyuu953-1953太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)塗り替え 板火炎仕様2-1  

太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)を塗り替えました。 

太鼓本体は以前のブログ(No.908)でご紹介いたしましたように
革の張り替えを行い、
そのあと本漆と本金箔で塗り上げております。 

塗り替え前の状態が想像できないほど、 
鋲一本に至るまで専門職人の手によって丁寧に塗り上げられました。 

鉦鼓は黒の色を付け直しました。

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太鼓塗り替え(片面) 直径2尺(約60cm) 本漆 本金仕上げ

2013年1月26日 by sporder

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太鼓塗り替え(片面) 直径2尺(約60cm) 本漆 本金仕上げ    

太鼓を塗り替えました。
 

経年のご使用で、巴部分の金箔が剥がれ、 
黒い漆部分にひび割れが入り、一部下地が出ておりました。 

先日、塗師の若親方と、太鼓の塗りについて話をする機会がありました。 

太鼓の塗りの中で、太鼓面は一番気を使う場所で、
厚く塗ると光沢は出ますが、ひび割れが入りやすく、 
薄いと割れにくいですが、光沢が出ないということで、
双方のバランスを取るのがとても難しいということです。

特に塗り替えの場合には、革が柔らかくなっているために、
その難度が格段に高くなります。
 

仕上がった太鼓を見ると、 周りを映し出す鏡面のように見事な出来栄えですが、
その背景には職人の伝承の技があります。

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白木ぼんぼり 火袋張替(張り替え)  

2013年1月16日 by sporder

bettyuu928-1928白木ぼんぼり 火袋張替(張り替え)  

白木ぼんぼりの火袋を張り替えました。 

全高3尺(約90cm)の大型ぼんぼりの火袋です。 

和紙等で張り替えする事もございますが、
今回は耐久性の良い樹脂をコーティングした和紙を使用しました。 

長きにわたって神殿を照らしていた雪洞ですが、
一新した火袋を通して、 穏やかな光に包まれる様に思います。

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赤ぼんぼり 3尺 修理 塗り替え 2-2

2012年12月29日 by sporder

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赤ぼんぼり 3尺 修理 塗り替え 2-2  

ブログ912の続きです。
  

生地の修理、塗り替えのが完了し、 
電装の取り付けと火袋の張替えで完成となります。 

火袋には、正絹の赤羽二重の布を使用され、
専門職人の手により、一枚ずつ丁寧に張り上げられました。 

完成までに約2ヶ月、
3人の職人の熟練の技が一つになって、
美しいに雪洞に生まれ変わりました。

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赤ぼんぼり 3尺 修理 塗り替え 2-1 

2012年12月27日 by sporder

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赤ぼんぼり 3尺 修理 塗り替え 2-1 

赤ぼんぼりを修理し、塗り替えました。 

全高3尺(約90cm)の大型の雪洞です。

お預かりした状態は、
お脚部と骨数本が破損し、火袋が破れ、
塗りも経年により色あせ劣化しておりました。 

パーツを分解した上で、雪洞の専門職人によって、
骨の取替え、脚部の補修を行いました。 

その後塗師により、下地を丹念に整えた後に、濃い朱漆で塗りあげられました。

 仕上がったぼんぼりは、深みのある濃い赤色で、
鏡面のようにまわりを映し出しています。

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平釣太鼓(平太鼓) 1尺8寸 両面張り替え  

2012年12月23日 by sporder

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平釣太鼓(平太鼓) 1尺8寸 両面張り替え  

太鼓を両面張り替えました。 

直径1尺8寸(約54cm)の大型の太鼓です。   

太鼓台を含めた塗り替え一式を承りましたが、
太鼓本体の革面が緩み、一部薄くなっている箇所があったため、
張り替えを御提案いたしました。 

太鼓職人の手によって、 二重鋲で仕上げられ、
本金メッキの吊金具もお取替えております。 

これから2ヶ月かけて、太鼓専門の塗師により、
本漆と本金箔で塗り上げられます。

八脚案(神饌台・八足台) スプルース製 幅4尺

2012年12月19日 by sporder

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八脚案(神饌台・八足台) スプルース製 幅4尺   

八脚案(神饌台・八足台)を製作しました。 

御神饌用の台とされるもので、
幅4尺(120㎝)奥行1尺(約30㎝)高さ2尺5寸(約75㎝)、
材質はスプルース材です。  

2尺5寸の高さは、 神饌用の台や玉串案(玉串奉奠用)、
結婚式場の参列者用の案などに多用され、
基準となるな高さの一つです。

太鼓 2尺2寸 漆塗り本金箔押し 片面塗り替え

2012年12月12日 by sporder

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太鼓 2尺2寸 漆塗り本金箔押し 片面塗り替え   

太鼓の片面を塗り替えました。 

直径2尺2寸(約66cm)の大型の太鼓です。  

経年のご使用で、漆部分の摩耗と割れ、
金箔部分が剥がれておりました。 

幸いに裏面と側面には、殆ど傷のない綺麗な状態でしたので、
片面のみを塗り替えています。 

太鼓専門の塗師によって、 新調品のように綺麗に仕上げられただけでなく、 
側面との色合に違和感のない 丁寧な仕事がなされています

赤ぼんぼり 3尺 火袋張り替え  

2012年11月25日 by sporder

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赤ぼんぼり 3尺 火袋張り替え   

高さ3尺(約90cm)の赤雪洞の火袋を張り替えました。  

布は、正絹の赤羽二重を使用し、 
専門職人の手によって一枚一枚丁寧に張り上げられました。 

張り替えられた赤雪洞は、柔らかな明かりを放ち、
神殿を穏やかに照らします。