祭具

戸帳 上紡緞子 布筋赤紫  

2012年7月25日 by sporder

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戸帳 上紡緞子 布筋赤紫    

二十年に一度の改修御造営に際して、
社殿の内装を新調されるにあたり、戸帳をお仕立しました。

全幅70cm、布地は上紡緞子の単仕立、
布筋は赤紫の胡蝶柄入りです。 

戸帳は、扉の内側に設えられるもので、
一度奉納されると 開扉の時以外は目にふれることがありませんが、
上質のものを丁寧に設えることは、
神様への畏敬の念の表れであると思います。


幕房 揚巻 平頭 古代紫 

2012年7月22日 by sporder

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幕房 揚巻 平頭 古代紫

幕房を製作しました。
神前幕に設えられるもので、
頭が一重で平らな平頭 、
房本体の寸法は8寸(約24cm)です。

最近では、幕房の紫は明る目のものが主流ですが、
代々継承しておられる色が濃い紫のため、
古代紫で仕上げました。

古代紫は、色に深みがあり、
白地幕に上品に釣り合うように思います。

紅白布団 二枚重ね

2012年7月14日 by sporder

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紅白の布団をお仕立てしました。

御社の内部に設えられるもので、
32×17cm(幅×奥行)の横長型です。

今回は化繊布を使用しましたが、
正絹羽二重の布でお仕立てすることもできます。

桧造りの社の内部に、壁代が貼られ、
厚畳の上に紅白の布団が設えられると、
神がおわすにふさわしい 清浄な空間となります。

瓶子(御神酒入れ) 素焼き 7寸 

2012年7月12日 by sporder

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瓶子(御神酒入れ) 素焼き 7寸   

素焼きの瓶子(御神酒入れ)をご用意しました。  

最近では、表面に釉薬(ゆうやく・うわぐすり)を塗ったものが主流になっておりますが、古式に則り、釉薬をかけない素焼きの瓶子で御供えされるところもあります。  

素焼きには、、『純白』という言葉がふさわしい、
素朴で柔らかな独特の風合いがあります。

 

法螺貝(ほら貝)    飾紐付き

2012年7月11日 by sporder

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法螺貝(ほら貝)  飾紐付き  

法螺貝をご用意しました。  
奈良の伝統芸能でご使用されるもので、
全長約38cmの中型の法螺貝です。

口金から貝の中心にかけて、 赤色の紐で揚巻に結び、
先に平頭のより房を付けております。

鈴緒 紅白布巻き 7尺 鈴2個

2012年7月10日 by sporder

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鈴緒 紅白布巻き 7尺 鈴2個

鈴緒を製作しました。
拝殿前に設えられるもので、
全長7尺(約210cm)で、紅白布巻きです。

鈴は、大き目のものを1個付ける事が多いのですが、
今回は、やや小ぶりのものを2個付けております。

鈴の数も、各社に継承された大切な『かたち』です。

御額 (猿田彦大神) 栓材   

2012年7月4日 by sporder

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御額 (猿田彦大神) 栓材   

御額を製作しました。 

鳥居にかけれるもので、材質は栓材、 
正面に御祭神名(猿田彦大神) を赤色で入れております。 
(正面の御祭神名や社名は、金色でも入れることができます。) 

金色の縁取りのされた御額に、赤色の御祭神名が際立っています。

 

 

幟(大幟) 社名 社紋入り

2012年6月30日 by sporder

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幟(大幟) 社名 社紋入り  

境内に掲げられる大幟を製作しました。 

全長450cm、素材は厚地の綿地、紺色で染め上げ 
社名、社紋、ご奉納者名を白抜きで入れております。  

左右向かい合わせに立てられるため、 
チチの位置とご奉納者名の位置を逆にしております。 

仕上がった幟を間近で見ると、文字の大きさに圧倒されますが、 
一旦掲げると周りの風景から 社名と社紋が浮き出て、
祭典の空気に変わるように思います。

祭壇(組み立て祭壇)3尺  

2012年6月27日 by sporder

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祭壇(組み立て祭壇)3尺

祭壇を製作しました。
地鎮祭等の外祭でご使用されるもので、
簡単に組み立て分解ができる仕様です。

幅3尺(約90cm)の3段型で、
上段はひもろぎを据えられるように奥行を広めにしております。

天板はスプルース材の5分(1.5cm)板、脚部は吉野桧材です。

脚部には太めの材を使用しましたので、
安定感のある祭壇に仕上がりました。

五色布鈴緒 5尺

2012年6月22日 by sporder

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五色布鈴緒 5尺

布製の鈴緒を製作しました。
社殿に設えられるもので全長5尺(約150㎝)です。

五色の色合いは、
真榊や吹流し、御幣や神前に供える幣物など祭神具のほか、
七夕飾りにも使われ、
清々しく神聖で大切なものの象徴されています。

現在の基本的な色の並びは、『緑・黄・赤・白・紫』 で
由来とされる陰陽五行説の並びと若干異なりますが、
それは赤と白が隣り合うことで清純で華やかさを感じる
日本人の持つ美意識によるものであると思います。