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神殿用御簾 赤地白紋雅 絹糸一本返し編み より房紅白二段染め
神殿用の御簾をお仕立てしました。
神殿の外陣正面に設えるものです。
竹は絹糸一本返し編み、
布は赤地白紋雅、房はより房二段染め、両面仕立です。
数本の絹糸を撚って編み上げる絹糸編みは、
綿糸に比べ耐久性が高い上に、見た目にも上質感が高く、
より房との組合わせで一層引き立ちます。
御簾をお仕立てしました。
ご家庭の床の 左右に設えられるものです。
幅33.5cm、竹173cm、
竹は白竹こげ茶糸の表編み、布は茶系の金襴、
房はこげ茶の菊結びより房(ブログNo.871)です。
慎ましやかですが、品のある 御簾に仕上がりました。