修理・修復

太鼓塗り替え(片面) 直径2尺(約60cm) 本漆 本金仕上げ

2013年1月26日 by sporder

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太鼓塗り替え(片面) 直径2尺(約60cm) 本漆 本金仕上げ    

太鼓を塗り替えました。
 

経年のご使用で、巴部分の金箔が剥がれ、 
黒い漆部分にひび割れが入り、一部下地が出ておりました。 

先日、塗師の若親方と、太鼓の塗りについて話をする機会がありました。 

太鼓の塗りの中で、太鼓面は一番気を使う場所で、
厚く塗ると光沢は出ますが、ひび割れが入りやすく、 
薄いと割れにくいですが、光沢が出ないということで、
双方のバランスを取るのがとても難しいということです。

特に塗り替えの場合には、革が柔らかくなっているために、
その難度が格段に高くなります。
 

仕上がった太鼓を見ると、 周りを映し出す鏡面のように見事な出来栄えですが、
その背景には職人の伝承の技があります。

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白木ぼんぼり 火袋張替(張り替え)  

2013年1月16日 by sporder

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白木ぼんぼりの火袋を張り替えました。 

全高3尺(約90cm)の大型ぼんぼりの火袋です。 

和紙等で張り替えする事もございますが、
今回は耐久性の良い樹脂をコーティングした和紙を使用しました。 

長きにわたって神殿を照らしていた雪洞ですが、
一新した火袋を通して、 穏やかな光に包まれる様に思います。

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赤ぼんぼり 3尺 修理 塗り替え 2-2

2012年12月29日 by sporder

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赤ぼんぼり 3尺 修理 塗り替え 2-2  

ブログ912の続きです。
  

生地の修理、塗り替えのが完了し、 
電装の取り付けと火袋の張替えで完成となります。 

火袋には、正絹の赤羽二重の布を使用され、
専門職人の手により、一枚ずつ丁寧に張り上げられました。 

完成までに約2ヶ月、
3人の職人の熟練の技が一つになって、
美しいに雪洞に生まれ変わりました。

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赤ぼんぼり 3尺 修理 塗り替え 2-1 

2012年12月27日 by sporder

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赤ぼんぼり 3尺 修理 塗り替え 2-1 

赤ぼんぼりを修理し、塗り替えました。 

全高3尺(約90cm)の大型の雪洞です。

お預かりした状態は、
お脚部と骨数本が破損し、火袋が破れ、
塗りも経年により色あせ劣化しておりました。 

パーツを分解した上で、雪洞の専門職人によって、
骨の取替え、脚部の補修を行いました。 

その後塗師により、下地を丹念に整えた後に、濃い朱漆で塗りあげられました。

 仕上がったぼんぼりは、深みのある濃い赤色で、
鏡面のようにまわりを映し出しています。

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平釣太鼓(平太鼓) 1尺8寸 両面張り替え  

2012年12月23日 by sporder

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平釣太鼓(平太鼓) 1尺8寸 両面張り替え  

太鼓を両面張り替えました。 

直径1尺8寸(約54cm)の大型の太鼓です。   

太鼓台を含めた塗り替え一式を承りましたが、
太鼓本体の革面が緩み、一部薄くなっている箇所があったため、
張り替えを御提案いたしました。 

太鼓職人の手によって、 二重鋲で仕上げられ、
本金メッキの吊金具もお取替えております。 

これから2ヶ月かけて、太鼓専門の塗師により、
本漆と本金箔で塗り上げられます。

八脚案(神饌台・八足台) スプルース製 幅4尺

2012年12月19日 by sporder

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八脚案(神饌台・八足台) スプルース製 幅4尺   

八脚案(神饌台・八足台)を製作しました。 

御神饌用の台とされるもので、
幅4尺(120㎝)奥行1尺(約30㎝)高さ2尺5寸(約75㎝)、
材質はスプルース材です。  

2尺5寸の高さは、 神饌用の台や玉串案(玉串奉奠用)、
結婚式場の参列者用の案などに多用され、
基準となるな高さの一つです。

太鼓 2尺2寸 漆塗り本金箔押し 片面塗り替え

2012年12月12日 by sporder

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太鼓 2尺2寸 漆塗り本金箔押し 片面塗り替え   

太鼓の片面を塗り替えました。 

直径2尺2寸(約66cm)の大型の太鼓です。  

経年のご使用で、漆部分の摩耗と割れ、
金箔部分が剥がれておりました。 

幸いに裏面と側面には、殆ど傷のない綺麗な状態でしたので、
片面のみを塗り替えています。 

太鼓専門の塗師によって、 新調品のように綺麗に仕上げられただけでなく、 
側面との色合に違和感のない 丁寧な仕事がなされています

赤ぼんぼり 3尺 火袋張り替え  

2012年11月25日 by sporder

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赤ぼんぼり 3尺 火袋張り替え   

高さ3尺(約90cm)の赤雪洞の火袋を張り替えました。  

布は、正絹の赤羽二重を使用し、 
専門職人の手によって一枚一枚丁寧に張り上げられました。 

張り替えられた赤雪洞は、柔らかな明かりを放ち、
神殿を穏やかに照らします。

太鼓2尺5寸 塗り替え 漆塗り本金箔仕上げ 

2012年11月16日 by sporder

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太鼓2尺5寸 塗り替え 漆塗り本金箔仕上げ  

太鼓を塗り替えしました。  

直径2尺5寸(約75cm)
深さ1尺3寸(約40cm)の大型の太鼓です。

長期のご使用で、表面の漆と金箔が剥がれ、
損傷の激しい箇所もありました。 

太鼓専門の塗師によって、
下地から整えられた太鼓には漆が塗られ、
面は巴の先端まで綺麗に本金箔で描かれています。 

本革が張られた太鼓面を漆で塗り上げる技術は、 
厚すぎるとひび割れをおこし、薄いと光沢が出ないため、
相反する要素を調和させることが要求され、
大切に継承された相伝の技であるといえます。

小田原提灯 張替 

2012年10月31日 by sporder

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小田原提灯 張替   

小田原提灯を張り替えました。 

全長106㎝の大型の小田原提灯です。  

表面は『御神燈』、
裏面には大字名と『氏子中』の文字が入ります。 

提灯の収納箱には、製作時期が明治後期と記され、
何度も塗り替え、張り替えを繰り返されて、
大切に受け継がれてきたことがわかります。 

枠は強固に作られており、装飾の金具類も、
鍵金具の『蝶』や蝶番の『柏葉』など、
優美な意匠が施されています。  

後面の 氏 の文字には『、』が入り、 
文字のかたちも大切に継承されています。